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「映画秘宝」が復活したこと

休刊と言いつつ廃刊になる雑誌が多い中、わずか3カ月での復活は、それだけ映画を愛する方が多いということで、とてもおめでたいことだと思います。

実は4月21日発売の6月号から復刊されていて、情報が遅い!という話なのですが、コロナ禍であまり本屋さんに行かなくなってしまっていて、気がつかなかったんです。

私は小説を書く人間ですから、やはり子どもの頃から読書が好きでしたし、用事がなくてもよく本屋さんに足を運んでいました。見本に置いてある雑誌を眺めたり、マンガや小説の新刊棚を見たり。それは大人になっても変わらなかったのですが、私自身ではなく環境の方が変わってしまいました。

もちろん今は本屋さんは開いてますし、行こうと思えば行けるのですが、何となく長居はできない空気ですし、それこそ用事がなくて行くというのはよくないように思えてしまって。

とは言え、大好きな作家さんの新刊は、ちゃんと出版されていて、私たちはそれを読むことができるのですから、少しルールが変わっただけのことです。

今回のことで、積んでいた本を何冊か読みました。『わらの女』の新訳版とか、『カササギ殺人事件』とか。『わらの女』はさすが新訳版で、古さを感じさせない読みやすさでした。ラスト賛否両論あると思いますが、私は面白かったです。『カササギ殺人事件』は一粒で二度美味しい的な作品。とても凝った作りになっています。

そんなわけであらためて読書の楽しさを再確認している最中です。何かと不安はありますが(私は夏に弱いので、これから特に)、毎日を大切に生きていきたいです。


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