2020年4月の記事一覧
羨望 マジのばばさ菓子
私はまだおばあさんという年齢ではないが、ばばさ菓子をチェックしてたまに買って食べる程度のばばさ菓子ルーキーだ。そんな私にも、マジのばばさ菓子の現場を垣間見られる機会がある。
友達がお盆に義実家に行った時に、家族制度の緊張感と人間の暖かさが交互に押し寄せるようなエピソード実況とともに「義実家で本当に振る舞われたばばさ菓子」の写真を送ってくれたのだ。写真に写る菓子盆のなかに「巨峰の味」の姿があった。
あなたはパンケーキなのか
ばばさ菓子の持ち味といえば、やはり他ジャンルにはない渋さ。
例えば、パッケージといえばこんな感じ。
渋い。商品名が漢字だ。(ちなみに桃山は白餡と卵黄をベースにした、いわゆる黄身餡のお菓子で、いろいろなメーカーから出ているかなりポピュラーなもの。和菓子専門店にもある)渋い色合い、筆文字、ゴールド使い、このテイストを見ると「ばばさ菓子だな」とピンとくる。
でも今実際にばばさ菓子売り場に行くと、こ
なにはなくともサラバンド
ばばさ菓子研究を始めた者として、一番最初に紹介したいお菓子、それは「サラバンド」。
なぜかというと、めちゃくちゃ美味しいからだ。
長野県安曇野市の小宮山製菓が作っている「サラバンド」は、「欧風せんべい」というものらしい。派手さはないけれどレトロな雰囲気がナイスなパッケージが売り場で目立っていて、手に取ってみた。表面の感じやクリームが挟まっているっぽいところから、いわゆるゴーフレットみたいなお菓
ばばさ菓子研究ノート
去年からばばさ菓子への興味が盛り上がって、自分なりに研究している。
ばばさ、というのは私の住んでいる地域のややディープめな田舎で「おばあさん」を指す言葉だ。私が10代か20代だったある日、実家のお菓子の棚をみていたら母に「今はばばさ菓子しかねぇよ」と言われたのだ。棚にはかりんとうだったか、甘納豆だったかがあったと思う。
ばばさ菓子という言い方も、母の職場の同僚が使っていた言葉らしいので、なにか