渋谷敦志 | 写真家

世界各地の紛争や飢餓、災害を取材。著書に『今日という日を摘み取れ』『まなざしが出会う場…

渋谷敦志 | 写真家

世界各地の紛争や飢餓、災害を取材。著書に『今日という日を摘み取れ』『まなざしが出会う場所へ——越境する写真家として生きる』『回帰するブラジル』『希望のダンス—エイズで親をなくしたウガンダの子どもたち』『みんなたいせつ—世界人権宣言の絵本』など。

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    写真集「LIVING」

    『LIVING』は、報道写真家として活動してきた二十数年間で撮影した中から、選りすぐりの写真をまとめた一冊です。今回、その写真のセレクトには、私が最も尊敬するフォトジャーナリストである千葉康由氏に入っていただきました。 写真を選ぶ中で彼に言われた言葉。 「これらの写真は渋谷敦志の人生みたいだ」 この一言で私はこの写真集のタイトルを『LIVING』とし、写真に写る1人1人が生き続けると同時に、自分自身も生き続けてきたという思いを込めました。 そしてこのタイトルのように、私はこれからもカメラとともに旅をし、生き続けたいと思っています。 タイトル 「LIVING」 発行年 2023年 仕様 240mm×240mm ラスター(ハードカバー) 80ページ64点収録 豪華化粧箱付 サイン入りオリジナルプリント付(240mm×240mm) 印刷 DreamLabo 5000 価格 29,150円(税込・送料込)
    29,150円
    Shibuya Books
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    写真集「今日という日を摘み取れ」

    【新刊案内】渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』を刊行します サウダージ・ブックスより、渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』を刊行します。本書は2020年11月中旬より、サウダージ・ブックスのオンライン・ショップおよび直接取引店で販売します(取次経由の書店・ネット書店への流通は予定していません)。 今日という日を摘み取れ 渋谷敦志写真集 
 2020年11月3日 初版第一刷発行 著者 渋谷敦志 発行 サウダージ・ブックス 装丁・組版 納谷衣美 印刷・製本 株式会社イニュニック 仕様 A5判/320ページ/並製/モノクロ 定価 本体2800円+税 【内容紹介】 突然、降りかかった未知のウイルスによる感染症の世界的流行(パンデミック)という災禍が、人と人とを物理的にも精神的にも引き離すいまこそ、「ここではないどこか」へ臆さずに移動し、他でもない「あなた」と対面する営みを写真行為の出発点にすえなおし、意志を持って「人びとのただ中へ」と踏み込むことの意義を問い直したいと思う。 ——渋谷敦志 「人と人とのあいだに分断する境界線を引くのではなく、共にいられる場所を開いていくことはできないだろうか——」。世界各地の紛争や飢餓や児童労働、災害の現場を取材し、どんなに困難な状況の中でも生きようとする人間の尊厳を撮影してきた写真家・フォトジャーナリストである著者の集大成となる作品集。アフリカ、アジア、東日本大震災以後の福島、ヨーロッパの難民キャンプなどを旅しながら、人間を見つめ、人間から見つめ返されるまなざしの十字路の情景を記録した約220点の写真と4編のエッセイを収録。 タイトルは、古代ローマの詩人ホラティウスの名言「今日という日を摘み取れ Carpe Diem」より。 *本書に収録したエッセイは、『まなざしが出会う場所へ——越境する写真家として生きる』(新泉社、2019年)の内容と一部重複することをお断りします。
    3,000円
    Shibuya Books
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    回帰するブラジル

    郷愁へのまなざしが写真を続ける力の源になったのはいつごろからだろうか。”サウダージ”に誘われるように海を渡り、境界を越えてきた写真家・渋谷敦志の原点・ブラジルへの旅の追憶。
    3,700円
    Shibuya Books
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    写真集「LIVING」

    『LIVING』は、報道写真家として活動してきた二十数年間で撮影した中から、選りすぐりの写真をまとめた一冊です。今回、その写真のセレクトには、私が最も尊敬するフォトジャーナリストである千葉康由氏に入っていただきました。 写真を選ぶ中で彼に言われた言葉。 「これらの写真は渋谷敦志の人生みたいだ」 この一言で私はこの写真集のタイトルを『LIVING』とし、写真に写る1人1人が生き続けると同時に、自分自身も生き続けてきたという思いを込めました。 そしてこのタイトルのように、私はこれからもカメラとともに旅をし、生き続けたいと思っています。 タイトル 「LIVING」 発行年 2023年 仕様 240mm×240mm ラスター(ハードカバー) 80ページ64点収録 豪華化粧箱付 サイン入りオリジナルプリント付(240mm×240mm) 印刷 DreamLabo 5000 価格 29,150円(税込・送料込)
    29,150円
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    写真集「今日という日を摘み取れ」

    【新刊案内】渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』を刊行します サウダージ・ブックスより、渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』を刊行します。本書は2020年11月中旬より、サウダージ・ブックスのオンライン・ショップおよび直接取引店で販売します(取次経由の書店・ネット書店への流通は予定していません)。 今日という日を摘み取れ 渋谷敦志写真集 
 2020年11月3日 初版第一刷発行 著者 渋谷敦志 発行 サウダージ・ブックス 装丁・組版 納谷衣美 印刷・製本 株式会社イニュニック 仕様 A5判/320ページ/並製/モノクロ 定価 本体2800円+税 【内容紹介】 突然、降りかかった未知のウイルスによる感染症の世界的流行(パンデミック)という災禍が、人と人とを物理的にも精神的にも引き離すいまこそ、「ここではないどこか」へ臆さずに移動し、他でもない「あなた」と対面する営みを写真行為の出発点にすえなおし、意志を持って「人びとのただ中へ」と踏み込むことの意義を問い直したいと思う。 ——渋谷敦志 「人と人とのあいだに分断する境界線を引くのではなく、共にいられる場所を開いていくことはできないだろうか——」。世界各地の紛争や飢餓や児童労働、災害の現場を取材し、どんなに困難な状況の中でも生きようとする人間の尊厳を撮影してきた写真家・フォトジャーナリストである著者の集大成となる作品集。アフリカ、アジア、東日本大震災以後の福島、ヨーロッパの難民キャンプなどを旅しながら、人間を見つめ、人間から見つめ返されるまなざしの十字路の情景を記録した約220点の写真と4編のエッセイを収録。 タイトルは、古代ローマの詩人ホラティウスの名言「今日という日を摘み取れ Carpe Diem」より。 *本書に収録したエッセイは、『まなざしが出会う場所へ——越境する写真家として生きる』(新泉社、2019年)の内容と一部重複することをお断りします。
    3,000円
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    回帰するブラジル

    郷愁へのまなざしが写真を続ける力の源になったのはいつごろからだろうか。”サウダージ”に誘われるように海を渡り、境界を越えてきた写真家・渋谷敦志の原点・ブラジルへの旅の追憶。
    3,700円
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“ 世 界 ”へ の 情 熱 を 与 え て く れ た一枚

 写真家として初めての仕事は「国境なき医師団」の取材だった。 エチオピア北部のラリベラに診療所を開き、周縁の無医村で暮らす子どもた ちに栄養改善プログラムを展開する。その活動に同行したのだが、標高3000mを越す高地での移動は、徐々に僕の体力や気力を奪っていった。  疲労困憊の中、村に着くと300人を超える人が医師団の到着を待っていた。その中で子を抱いた男が僕の前で立ち止まる。ファインダー越しに見る顔は凛とした佇まいで、深いしわが過酷な環境に耐えた歳月を物語っていた。眼前に

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        • 【連載】明けない夜はない コロナ病棟の現場から(3)|それでも、寄り添いたい|

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          第二回「明けない夜はない コロナ病棟の現場から(2)|最前線の看護師たちの声」

          「コロナの時代の想像力」の連載第二回「明けない夜はない コロナ病棟の現場から(2)|最前線の看護師たちの声」が公開となりました。 パンデミックの始まりをブラジルで迎え、帰国後、緊急事態宣言下でコロナ専用病棟を取材したときの記録です。 https://note.com/iwanaminote/n/nbe79413923f8 想像の先に、コロナ前よりもう少し優しい世界が約束されることを願いながら書きました。

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          岩波書店の「なみのおと」で連載はじまりました

          岩波書店編集部の主に人文書を担当するチームがnoteに「なみのおと」を始めました。   想像すること。   自分とは異なる人の思いや考えを。   苦楽に満ちた過去を。つくるべき未来を。こうではない世界を。   いまは亡き人を。ここにはいない誰かを。これから生まれる人を。 「コロナの時代の想像力」をテーマに掲げる不定期連載の第1回目に寄稿しました。全3回の初回は、ブラジルからコロナ病棟へ。よろしければフォローください。

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          コロナ時代の道のカフェ

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          渋谷敦志写真展 「GO TO THE PEOPLES 人びとのただ中へ」

          2020年11月5日(木)~2020年12月14日(月)@キヤノンギャラリー S 微温的な日常から苛烈きわまる現場へとおもむき、想像を絶する人生の時間を生きてきただれかと出会う。暴力や貧困や差別といった不条理に追い詰められた人びとは、キャンプやスラム、監獄などと呼ばれる抜き差しならない環境に留め置かれ、生きづらさを強いられている。 そうした「隔離のなかの生」に、写真家として生身の身体と眼を通じて向き合うたび、乗り越えるべき境界線は、自分の外ではなく、内にこそ引かれていると

          渋谷敦志写真展 「GO TO THE PEOPLES 人びとのただ中へ」