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紹介予定派遣に応募するとき確認したほうがいいこと

みなさんこんにちは。人材系企業の総務人事/派遣コーディネーターをしております、しぶやです。Twitterは→こちら

今回は紹介予定派遣について書いてみます。


紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、派遣期間のあとに派遣先の企業と直接雇用になることを前提にした派遣のことです。派遣期間は最長6か月で、派遣期間を試用期間とし、企業側はこの派遣期間を通して直接雇用するかどうかのを判断します。直接雇用はあくまでも「前提」なので、必ず直接雇用になるわけではありません。

試用期間なので、当然スタッフ側もその企業が自分に合うかどうか判断します。派遣期間終了後に直接雇用を断ることももちろんできます。

派遣と紹介予定派遣の採用の違い

派遣は条件さえマッチすれば就業が決まりますが、紹介予定派遣は直接雇用を前提とするので、派遣よりもハードルが高くなります。大きな違いは、派遣では禁止されている面接が可能なこと。

書類選考のため、紹介予定先に合わせた履歴書/職務経歴書の提出を求められることもありますし、志望動機や過去の職歴などもけっこうしっかり聞かれます。応募する際は派遣会社から情報を得て準備するようにしましょう。派遣の職場見学感覚で行くとガチ面接されて戸惑うと思います…

紹介予定派遣で確認したほうがいいこと

個人的に、選考前に派遣会社に確認したほうがいいな~と思うのはざっくり下記3点。

・面接の回数
これ企業によってまちまちで、派遣採用時の面接だけでほぼ100%直接雇用しますっていうゆるいところもあれば、直接雇用時に3回も面接挟むところや、派遣期間中に適性検査や試験を課すところもあります。あまりにも厳しいところは避けた方がいいかも。派遣から直接雇用になる割合を聞くのもありです。

・直接雇用後の条件
給与はもちろんのこと、雇用形態や福利厚生や交通費、残業についても確認しておきましょう。派遣時は派遣会社の規定が適用され、直接雇用時には派遣先の条件が適用されます。正社員だと思っていたら契約社員だった、契約社員有期5年間にて終了で正社員登用がなかった、交通費が全額支給ではなかった、直接雇用になったら残業がかなり増えた…などなど、入ってみたら違った!ということがあるので、派遣時の条件だけで決めずに、直接雇用後がどうなるのかしっかり確認しましょう。

・有給の扱い
入社半年後に付与されることの多い有給ですが、紹介予定派遣で半年間派遣され、その後直接雇用になると…有給が丸1年無いというケースもあります。派遣期間も含めてカウントし、入社後すぐに有給を付与してくれるのか、それとも直接雇用になってから半年たたないと付与されないのか…気になりますよね。

あとは、並行して他社も受けている場合は、選考期間がどれくらいかかるかも確認しておくといいかもです。書類選考もはさむため、派遣よりは選考期間が長いのでご注意を。

紹介予定派遣をうまく使おう

紹介予定派遣をうまく使ってほしいのは、「異業種や異業界での転職がなかなかうまくいかない人」ですね。30代以降は経験を問われるので、未経験職種への転職ハードルがあがりがち。

紹介予定派遣ならば、スキルや経験が足りなかったとしても、派遣期間の働きぶりで挽回できるチャンスがあります。通常の中途採用では書類で落とされる場合でも、紹介予定派遣なら働きぶりをみて採用してもらえるケースがあるので、希望の業界で案件があれば応募してみてほしいです。

弊社での事例でも、警備員からIT企業、ホテル業界から広告業界といった具合に、全然違う職種を希望する30代がうまくハマったことがあります。

紹介予定派遣は派遣より案件数が少ないので、お探しの際は複数の派遣会社に登録するのがおすすめです。



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