No.159 新年 (一日外出録ハンチョウ風レポ) 3. 3日新年会

の続き.

以下本編

 令和6年1月3日(水), しぶやん, 9:30起床. もうお気づきと思うが, なんと今日も新年会!! 理外の倍プッシュを超える!! 悪魔的ッ!! まさかの三連荘!! とはいえ, しぶやんにしてもこれは流石に初めての経験. ことは昨年の夏, 地元に帰省した折にひょんなことから保育園, 小学校, 中学校と同級生だった T と再会し, 食事にいったのがはじまり. そこで次に帰省した折の約束をすることになり, T がその件でちゃんと年末にコンタクトを取ってきたのである. 

しぶやん「(うーむ, あの T がこんなに律儀にワシに連絡してくるとは… 人は変わるものだな. まぁ, かれこれ中学卒業から20年以上も経っとるし, 当然と言えば当然か.)」

 で, 既にご承知の通り, 元旦は高校の部活の新年会, 1月2日は高校のクラスの新年会でスケジュールは既に埋まっており, 1月4日からは既に仕事始めということもあり, 1月3日にランチをすることに. というわけで T と共にやはり保育園以来の知り合いの Y も交え, 3人で出かけることになっていたのだが, 店の混雑を予見し, 開店直後の11時には入店できるように10:30に T が迎えに来ることに. そんなこんなで起床してから, 簡単なメールチェックとアイギスのデイリーだけやって, 朝食抜きで行く準備. それで前日は18時からの新年会からの1時過ぎに帰宅の即就寝で知らなかった羽田空港の事故のことを知り, 驚愕する(こんなこと起こそうと思っても起こせない. というかこんな事故が起こるならこれまでも何度も起こっているはずだ)も, 予定通り T が迎えに来て, 道すがら Y を拾い, 予定通り11時入店. 開始!! 小中学校の新年会.

しぶやん「(3人と言うのはちと寂しいが, 昨日のクラス会も4人だけだし, まぁいいか. 大体成人以後でこの3人で集まったのも初めてのような気も. いや, 25歳の時の同窓会の時はどうだったかな…)」

 余りに久しぶり過ぎて, 最後に会ったのがいつかもはやわからないレベル. 当然, 変わっていることもあるわけで…

しぶやん「Y, お前… それ大丈夫なのか…」

そう!! かつては小学生の時から随分と恰幅の良かったあの Y がガリガリに!!

Y 「いや, 食事制限して, これで適正体重だから大丈夫.」

聞けば, 2年前に腎臓にトラブルが発生し, 塩分とタンパク質に関する食事制限を始めたとのこと. かくいうしぶやんも昨年は自律神経に起因する(つまり原因不明)と思しき眩暈, 立ち眩み, 高血圧に悩まされたこともあり, その話に興味津々. なんでも Y は, 扁桃腺の切除以外はステロイドの投与もなく, 医者も驚くほどの食事制限をして, 症状は小康状態を保つことができているのだという. その副産物として, カロリー制限もされ, 体重が適正まで落ちたとのこと.

Y「俺, 家庭では色々あったから… それでこんな病気になっちゃって… それで親に迷惑かけるのが申し訳なくて… 入院した時に一人でベッドの上で泣いたよ. だから, 健康維持はちゃんとやって一緒に暮らしている親には迷惑かけないようにしようと思ったんだ.」
しぶやん「(そうか… ヤツもこの20年で色々あったんだな…)」
Y「でも, 最近は食事制限を頑張りすぎて, 一緒に住んでる親や兄貴の方がそれを面倒くさがって不摂生を勧めてくるようになっちゃって… 俺は逆に一緒に健康食にしようと言ってるんだけど…」
しぶやん「じゃあ, 逆にこんなところで外食して大丈夫なのか?」
Y「いつも厳しくやっているけど, こういう機会に偶に食べる時は逆に気にしないようにしている. でもそれで何の問題もないよ.」

 アラフォー独身男子にはやや早いかもしれない, まさかの「不健康自慢」からの話題だったが, そこから話が色々と広がっていき…

しぶやん「中学の担任は今, ウチらの小学校の校長みたいだよ」
T「ええ!! 知らんかった!」
しぶやん「なんで地元にいるお前が知らないんだよ…」
Y「あの頃の年代の先生は割とこの辺で教頭とか, 校長になって引退してる人多いよ」

 元旦, 1月2日の高校の新年会とも様相が違うが, それとはまた違った楽しみができる新年会. 元々, 地元で保育園, 小学校, 中学校と一緒だったこともあるが, 特に中学では部活も同じだったことから, 高校以前での付き合いが一番深かった面々でもある. 

しぶやん「(考えてみれば, 万年高校生(不良少年)と呼ばれるワシは高校以後はあまり変わっとらんが, 逆にコイツラは万年高校生以前のワシを知る数少ない知り合いなんだよな)」

そう, ある程度の年齢を経ると, 昔の自分を知る人間との付き合いの方が少なくなっていく. まして, しぶやんのように既に半生を地元を離れて生活している人間は特にである. そんなしぶやんにとっては, 元旦や1月2日の新年会よりも貴重で新鮮な体験. 加えて, このメンツに特有の topics もあって… それは…

しぶやん「しぐれういって, クソマロ大喜利芸人(イラストレイター系?)VTuberって理解でいいんだよね?」
T「いいんじゃない.」
Y「最近あの手の同人絵師, 作家系の VTuber が凄く増えてる気がするけど… A, B, C, D(全員ワシの知らない人の名前)…」
しぶやん「ああ, そうなんだ…」

サブカル系の話題!!

 しぶやん, 存外このテの話題もそれなりにはフォローしている方. が, 今の職場や仕事関係者でそのネタを共有できる者はほぼ皆無であり, むしろそのテの知識について周りにレクチャーする立場. 高校の同窓会のメンツにも, 一応会話デッキの一つとしては通用するが, 結局一番詳しいのしぶやんということが多く, それにまつわる会話をしても面白くないことが多い. 

しぶやん「(思うに… 会話というものは, それこそマウント取りのように, 一方的になってしまうのは面白くない. その話題をするからにはこちらに関しても何らかのリターンがある方が望ましい)」

が, この場ではそれは杞憂… 何故なら… 正に彼らこそが幼き日のしぶやんにこのテの話題を仕込んだ張本人達だから!!

しぶやん「(ふふふ… そうだった… そうだった… コイツラこそがこのテの話のワシの師匠達だった!! 懐かしいな, この感じ. この感じは変わっとらん!! 昔から!!)」

実際, 一人っ子だったしぶやんと異なり, 兄がいた T と Y はこの辺の話題を学習する機会や取り込む時期がしぶやんよりもはやかった. たとえば今は大好きな「LIVE A LIVE」も, 元々は彼ら(あるいは彼らの兄達)からレクチャーされたものだったのである!! 世にマニア, オタクは多けれど, 身近な知り合いでこのテの専門家がいないことを常々憂いていたしぶやんは思わぬ僥倖に, ご満悦. これ幸いにと, 以前から気になっていて諸々の``業界事情''について聞いてみる. 特に T は高校卒業後にそのテの専門学校にも通った経歴があり, 現在も副業で絵師, 漫画もやっており(しぐれういの話が出たのもその流れ), Y は専用コンテナを借りて諸々のフィギュア, プラモ等を収集しているコレクター. topics にもよるが, 身近な知り合いでこの方面で自分より真に格上の専門家に遭遇したのは実に20年ぶりとも言えた. 

 そんなわけで13時過ぎにランチを終了し, 時間もまだあるということで買える道すがら地元で有名な某神社へ行くことに. その道中でも

しぶやん「ボトルマン? ビーダマンじゃなくて?」
Y「SDGsか知らないけど, ビー玉じゃなくてペットボトルの蓋を打ち出すんだよ」
T「ミニ四駆もシャーシとかが昔と変わって, 前と後ろ双方を別々にモーターで動かしたり, 仕様が大分変ったりしてる」
しぶやん「へぇー!! 今度ウチの職場で布教してみるか.」
Y「コロコロアニキでレッツエンドゴーの続編もやってるし.」
しぶやん「そのニュースは聞いたことがある. でもどんな話なんだろう… 嫌だぞ, ワシは. 平成不況で事業に失敗して落ちぶれた三国財閥や三国藤吉(サンダードリフト走法)とかをみるのは…」

と大盛り上がり. 更に神社参拝後にその足でワンダーグーへ. 

しぶやん「ここのワンダーグーは10年前に1回だけ来たことがあるな. というかあれからワンダーグーに1回も行ってない気がする」
Y「俺らはよく来るよ. この間もXXX(ワシの知らないナニカ)の発売日の朝に並んだし…」
しぶやん「へぇ…」

そんなこんなで少し店内を物色. 

しぶやん「アリスギアアイギス? ウチの(千年戦争)アイギスじゃない方のあのアイギス? ワンダーグーにフィギュアが置いてあるほど有名だったのか!」

布教の検討をしたボトルマンは見つけられなかったものの(入手できねぇなら布教できねぇじゃねぇか!!), 思いがけない発見があり驚く. 

 そんなこんなで楽しい時間はあっという間に過ぎていき, 気付けば15時を回り, 帰る時間に. Y を送り届けてから, T に送ってもらい解散. 

 こうしてしぶやんの今年の三が日は過ぎていった. コロナ明けの新年会三連荘という異例な正月ではあったが, 大満足. 同年代ももう若くはないが, みなが昔から変わらず, それぞれの世界で今を頑張る様を知るのは, やはり励みになり, 勇気づけられる. 

しぶやん「さて… ワシも頑張ってみるか!! 今年も!!」

というわけで, 今年もよろしくお願いいたします. 


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