世界7大禁足地のひとつ【ホラー映画を毎日観る人】(275日目) 「コンジアム」
「コンジアム」(2019)
チョン•ボムシク監督
◆あらすじ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
YouTubeの心霊動画等で人気を博しているホラータイムズは一般の参加者を募り、韓国最強の心霊スポットである“コンジアム精神病院”に潜入し、その様子を全国に生配信することを計画する。リーダーのハジュン指示の元、男女6人はコンジアムに入る。事前に用意していたいわゆるヤラセのお陰もあり視聴者数は爆発的に伸びていく。しかし徐々に様子がおかしくなり、不可解な現象が彼らを襲い始める。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アメリカCNNが2012年に制定した世界7大禁足地の1つに認定されたナミョン神経精神科病院(通称コンジアム精神病院)に面白半分で立ち入った若者達が心霊現象に見舞われるという内容のPOV方式の作品です。
チョン•ボムシク監督の弟でスタッフの一人として参加していたウシク氏が撮影中に敗血症で亡くなっており、撮影前から症状はあったそうですが作品が作品なだけになんだか嫌な感じがします。
ちなみに世界7大禁足地は
1チェルノブイリ遊園地(ウクライナ)
2セドレツ納骨堂(チェコ共和国)
3青木ヶ原樹海(日本)
4アコデセワのブードゥー崇拝市場(トーゴ)
5ソチミルコの人形島(メキシコ)
6軍艦島(日本)
7コンジアム精神病院(韓国)
です。
コンジアム精神病院ももちろん実際に存在していましたが、1992年に開院するもわずか4年足らずで閉鎖しています。かなり人里離れた山奥に建てられており、本編でも語られていますが元々は刑務所が建っていた、医院長が行方不明になった、患者の集団自殺があった等かなりいわくつきの場所で韓国最強の心霊スポットと呼ばれています。
信憑性の高さもあってか参加者が病院に潜入してからの緊張感はかなりのものがあります。カメラに何かが映り込むんじゃないかと常に目を凝らしてしまうくらいに入り込んでしまいます。特に終盤の畳み掛けは凄まじく、黒目と謎呪文はもはや反則レベルで怖いです。POV方式も非常に効果的で何が起きているのかすぐには理解できない臨場感がとても良かったです。
ただ前振りが少々長いのが気になりました。病院に行くまでの道中に海で遊んだり、楽しそうに皆でご飯を食べるシーン等など冒頭からの25分は見ても見なくても作品への理解度は変わらないと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?