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カニバリズムサイコ家族VS犯罪者一味【ホラー映画を毎日観る人】(154日目)「フレッシュ•ミート サイケな家族」

「フレッシュ•ミート サイケな家族」(2012)
ダニー•マルヘロン監督

◆あらすじ
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クレーン家の長女リナは学校の休みを利用し、久しぶりに実家に帰ってきた。しかし大学准教授の父と料理研究家の母はどこか様子がおかしい。そして冷蔵庫には明らかに人間の手を調理したものが入っておりリナは二人に説明を求める。しかしそんな時に脱走中の犯罪者一味がたまたまクレーン家に逃げ込み、一家は全員捕らわれてしまう。
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コメディ色強めですがグロ描写にもこだわりを感じる作品で尺も90分程と観やすく面白かったです。

人を解体するシーンや調理して食べるシーンは

それがメインのこの作品よりもクオリティが高かったです。

派手なアクションや豪快に首や腕が吹っ飛ぶシーンは爽快感がありつつもコメディなのでそこまで重くなくて良かったです。最初は被害者側だったクレーン家が形勢逆転し最終的には完全に加害者になる構図も面白かったです。噛まれて出血した珍棒にモルヒネを注射するシーンも最高でした。

後半が駆け足というかあれもやっちゃえこれもやっちゃえ精神で、父親無双、CGの弾丸からの爆発、百合エンドと目まぐるしいですがそれも含めて自然と受け入れられます。

宗教学を教えている父親が人肉を食べるソロモン教に影響を受け、妻や息子を巻き込み人肉を食べ始める 

というクレーン家の両親がカニバリズムに傾倒する動機が多少薄い感じはしましたが、本題はどちらかというと
“カニバリズムサイコ家族VS犯罪者一味”
なのでそこまで気にしなくてもいいのかなと思います。


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