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せつないホラー【ホラー映画を毎日観る人】(177日目)「ペットセメタリー」

「ペットセメタリー」(1989)
メアリー•ランバート監督

◆あらすじ
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田舎町に新しく引っ越してきたクリード家の庭には細い道があり、その先にはペット霊園があった。ある日、妻が子供二人を連れて実家に帰省している時に愛猫のチャーチルがトラックに轢かれて死んでしまった。向かえに住むジャドに案内されるがまま霊園を超えた先にある怪しい場所にチャーチルを埋葬した翌日、なんとチャーチルが生き返った。しかしチャーチルは凶暴化しており常に腐敗臭を漂わせ、まったく別の猫のようだった。そして数日後、今度は息子のゲイジがトラックに轢かれて死んでしまう。
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「it」、「ミザリー」、「グリーンマイル」などでお馴染みの小説家スティーヴン・キング原作で、脚本も御本人が担当されています。

ペットセメタリー(pet sematary)ペット霊園という意味で本来はpet cemetery正しい綴りです。
ですが霊園の入り口の看板に書かれている字は子供のものでcemeteryがスペルミスでsemataryとなっており、タイトルでもそのまま綴りが間違っているものを使用しています。

愛する者が戻ってくるのなら
たとえどんな形でも生き返らせるのか?

という非常に難しくて辛く切ない
スティーヴン・キング氏らしいテーマの作品です。

家族がいる立場じゃないと分からないこともたくさんあるでしょうし難しいところではありますが、父親には正直共感できず、同じ過ちを何度も繰り返すのも理解できませんでした。
あんなにもトラックが猛スピードで往来する通りの付近で子供を遊ばせ、すぐ目を離すのも作品とはいえ嫌になってしまいました。
最後も完全な自業自得ですが悲しい終わり方でした。

子役は二人共非常に可愛らしく、演技もとてつもなく上手いです。特に弟のゲイジは終盤の狂気じみた感じがだんだん「チャイルドプレイ」のチャッキーに見えてきます。
そしてゲイジが最後に言う「ずるいよ」というセリフには胸が痛くなりました。

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