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日本初のイースターホラー【ホラー映画を毎日観る人】(211日目)「イースターナイトメア 死のイースターバニー」

「イースターナイトメア 死のイースターバニー」(2016)
平波亘監督

◆あらすじ
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敬虔なクリスチャンの家庭に生まれた佳奈子は日々ダンスの練習に精を出す。周囲の男性からもモテ、友人にも恵まれているが同時に妬まれてもいた。そんな佳奈子の周りでは最近、不思議な少女が現れたり、行方不明者が出たりとおかしなことが立て続けに起こる。そしてイースターパーティー当日、会場に異形なウサギの怪物が現れ参加者達を襲い始める。
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2015年にDamuya Labより発表されたフリーのホラーゲーム「The Rabbit House」が原作で、当時はまだ馴染みのなかったイースターを題材にした作品です。

イースターとは春の祝祭でありキリスト教の国々ではキリストの復活を祝う宗教的祝祭日のことで、イースターバニーは死の代理人で復活の日に事の善悪を見極める裁判官を務める
等など本編内でイースターに関する説明も自然に入れてくれるのがとても親切だなと思いました。

作中の男性達が全員佳奈子に好意を抱いている点がウサギが性欲の象徴であることへの比喩であるところや不思議な少女の正体、怪物の真の姿、佳奈子の兄のサイコっぽい感じなどはとても良かったです。

予算の都合なのかもしれませんが、ウサギが派手に暴れ回るようなシーンが無く、人を襲う時はだいたい後ろから齧りつくので派手さがなく、また不思議な少女に簡単にやられてしまうので少し物足りなさを感じました。

パッケージのウサギとは全然違いました

佳奈子がダンスをしている場所が大学のサークルなのかそれともダンススタジオに通っているのか、そもそもなぜダンスをしているのか、イースター当日に行われるパーティーにはどんな関係性の人達が参加しているのかなど

登場人物の設定に関して所々曖昧に感じました。

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