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嫌いじゃないよ、この副題【ホラー映画を毎日観る人】(263日目)「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」

「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」(2021)
マイケル•チャベス監督

◆あらすじ
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1981年、家主の男を22回刺して殺害した青年アーニー。彼は自らの罪を認めた上で「全て悪魔のせい」と証言する。そこへ悪魔の存在を証明するために心霊現象研究家のウォーレン夫妻が立ち上がる。警察に協力しながら調査を進めていく中で恐ろしい悪魔崇拝者の存在にたどり着く。果たして夫妻は悪魔の存在を証明し、アーニーの死刑を阻止することができるのか。
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冒頭からフルスロットルのエンタメ全開で、今回はホラーというよりも推理モノの要素が強いように感じましたが言わずもがな面白かったです。

副題の“悪魔のせいなら、無罪。”は確かにそうなんですけどもうちょっとなんとかならなかったんですかね。この副題のせいで思いっきりB級感が出てしまい損をしているような気もします。でも個人的には好きです。

上記のデイビッド少年の関節グネグネや血のシャワー、壁の爪痕など開始直後にこの作品が絶対に面白いことを確信します。

こちらから冒頭10分間が無料で公開されています。

関節グネグネも見られます!

アーニー•ジョンソン事件という実際に起きた事件を題材にしており、実際にウォーレン夫妻の尽力により判決結果が変わったとされる有名な事件です。

https://m.crank-in.net/column/94672/1

アーニーは恋人であるデビーの弟デイビッドに憑依した悪魔の除霊に立ち会い、ウォーレン夫妻ですら苦戦するその悪魔をなんとかデイビッドから引き離そうとした結果、乗り移られてしまいました。

後に悪魔のせいで殺人に手を染めてしまうもアーニーがとにかく好青年でいい奴なので見ているこちら側もアーニーの無罪を証明しようと奔走するウォーレン夫妻を応援してしまいます。

頼りになるウォーレン夫妻

中盤からの心霊推理バトルはとにかく見応えがあり、ロレインの霊視による事件解決の流れが非常に面白いです。悪魔崇拝者の正体が明かされるタイミングも絶妙で結局一番怖いのは人間でした。

悪魔の存在に懐疑的だった弁護士に対してエドが「家の保管庫を見たらわかるよ」と言い、次のカットでは強張った顔の弁護士がアーニーの無罪を主張する
という流れにこの映画の面白さが詰まってます。

現在発表されている死霊館シリーズは全て見終わりました。次作は今年の10月に公開される最新作
「死霊館のシスター 呪いの秘密」
です。

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