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テープ同時再生の激アツ演出【ホラー映画を毎日観る人】(258日目) 「死霊館 エンフィールド事件」

「死霊館 エンフィールド事件」(2016)
ジェームズ・ワン監督

◆あらすじ
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1977年ロンドン北部エンフィールドで暮らすシングルマザーと4人の子供達。彼女らは日常的に謎の声やポルターガイスト現象に悩まされていた。そしてついには次女ジャネットがこの家に昔住んでいた老人の霊に取り憑かれてしまう。 心霊現象研究家のウォーレン夫妻が歴史上で最も信憑性が高いと言われている心霊現象“エンフィールド事件”に挑む。
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“史上最長期間続いたポルターガイスト現象”

と言われているエンフィールドのポルターガイストは1977年8月から2年2ヶ月もの間続いており、この家で暮らしていた少女ジャネットが宙に浮いている写真や野太い男の声で話すところが実際に記録として残っており、本作のエンディングでそれらを見ることができます。

前作の「死霊館」よりも上映時間が長いため、登場人物(特にジャネット)の掘り下げもしっかりしていて、悩みや葛藤も見ることができるので作品に深みが増したように感じました。それでいて尺の長さはまったく気になりませんでした。

怖さにも磨きがかかっており、それでいてエンタメ感増々で全てにおいてスケールアップしていてとにかく見応えがあり面白かったです。

今回もウォーレン夫妻が大活躍

家族以外にもウォーレン夫妻、ご近所さん、専門家等などある程度理解者がいてくれて一緒に危機を乗り越えようとしてくれるのがなんとも頼もしくてホッとします。
逆に霊否定派の大学准教授や面白がって取材するマスコミがスイカにおける塩みたいな重要な役割を担っておりとても良かったです。

このシーンが特に好きです。

ラストシーンでジャネットがウォーレン夫妻に言う「たった一人の味方が奇跡を起こす。私には二人もいる。」というセリフが非常に印象的で、終わり方もキレイで良かったです。

ジャネット役マディソン・ウルフの演技が神がかってます。

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