わたしの中国留学一年目
2018年9月3日~2020年7月20日、これは私が中国留学していた期間だ。たかが留学、されど留学。私の人生はこの2年間で大きく変化した。中国語もろくに喋れない状態だった私が、今では中国で本格的に動画投稿をして生活したいと考えている。
今日は一年目の上海の思い出を垂れ流す。
留学1年目、上海
2018年9月3日、ピカピカのパスポートを持ち、仙台空港から上海浦東空港へ飛んだ。私が初めて日本を出た瞬間だった。
上海では中国語を学んだ。様々な国の人と友達になり、異文化交流の神髄を味わった。毎日大学近くの中国料理店を開拓して本場の中国料理を楽しんだ。街中で知らない単語に出会えば立ち止まって意味を調べた。寮から一歩外に出れば私の目はいつもキラキラ輝いていた気がする。そんな風にして留学1年目の日々は爆速で過ぎていった。
初めての国際恋愛
わたしは上海留学を終える数か月前に付き合い始めた彼氏がいた。イタリア人だった。お互い魅かれあったのが留学終了残り僅かのときだったが
「後先考えないで、今一緒にいたいなら一緒にいよう」
「お互いが上海を離れるときに別れよう」
と話し付き合った。上海留学終了後、彼は大学を卒業するためにヨーロッパに戻らなければならず、私は四川省に行くことが決定していたからだ。彼と一緒にいる時間は光の速度で過ぎた。この彼が、私の人生を少し変えることとなる。
彼は少し片言な中国語でいつも冗談を言っていた。時々夜中に上海の街を二人で徘徊して、うっすい味した青島ビール(それが好き)を飲んだ。ホテルに泊まった日は、お互いに好きな音楽を交互にかけて踊った。彼は時間という概念がない人だったから、待ち合わせにはいつも遅れてきた。たまに意味が分からないジョークを言って、私を困らせた。彼は友達が異常に多かった。ある日急にバラを一本くれたりした。
私がある日、彼に対して不満に思っているところを言った。
機嫌が治った私が
「じゃあ私に対しての不満は何かある?」と聞くと、
「ルナはルナのままでいいよ、俺は他人を変えたいとは思わない。」と言った。こんな人存在するんだなと思った。
そのまたある日、鏡を見ながら私が「顔のここら辺ぶさいくだなあ」
というと、
「Babe、そんなこと言わないで。ルナは本当に美しいよ、My Fukushima Princess (私は福島出身)」
と真剣な顔で私に言った。
一緒に過ごす最後の夜、ホテルをとって最後の夜を過ごした。プレゼント交換をした。私があげたユニクロの服を死ぬほど喜んでいた。「センスがいいね!UNIQLOの服今まで着たことないよ!!」と言い、鏡の前で笑っていた。
「俺たち、運命だよ。本当に運命の人だったら、将来また会って結婚する気がする。」と彼が言った。私もそう思った。
その次の日、二人で泣いてお別れをした。
つづく
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