「書く習慣」1ヶ月チャレンジ22日目:人付き合いで1番大切だと思うこと
「それでね、、…ねえ、私の話聞いてる?」
「ん、聞いてるよ」
「もういいっ」
「なんだよ、急に。聞いてたってば」
人の話を聞くことは難しい。
この場合、話し手と聞き手にとって「聞く」の捉え方が異なっているため、会話が成立するはずが無い。
聞き手は、聞くことを、文字通り耳から音を捕まえることだと思っている。
話し手は、そのようなことを求めてはいない。とにかく共感して欲しい。すごいね、つらかったね、と同じ気持ちになってもらいたい。
(1)学校で学んだこと
そういえば、私が小さい頃の学校の授業は、先生がずっとしゃべって黒板を写している時間が長かった。
「静かにしなさ~い!聞いていますか?」
先生が話しているときに、うるさくしていると話を聞くよう注意された。
お口にチャックし、先生の目を見て、話を聞き続ける。昔の子ども達は(今もだけど)、よく頑張ったなぁと思う。これを毎日、そして何時間も続けた子どもは、人の話を「聞ける」ようになったのだろうか。
これまで話の聞き方など意識したことは無かった。
(2)インタビューをするという経験を経て気づいたこと
しかし、POOLOJOBというコミュニティに参加して、そこで出された課題の中で「インタビュー記事を書く」というものがあった。
もちろん初めての経験。
インタビューは始まる前が勝負。まずは相手のことをよく調べる。
そしてインタビューの最中は、よい聞き手に回る。主役は話し手。しかし、話を聞き過ぎてもダメ。聞く側も自分をさらけ出しながら、いいパス(質問)を投げかける。話し手が、話しているうちに私ってこんなことを考えていたんだ、と思えるような時間を作ること。
そんなことを意識しながら実践した。
インタビューをして思ったことは、人の話をしっかりと聞くことは、想像以上に難しいということ。一朝一夕で身につくものではなく、訓練が必要であることがわかった。
一方で、インタビューの最中に、そういえばこんなことを思い出したんだけど、と予定していなかった話が展開されたときに、その場を一緒に生み出せたことの嬉しさを味わうことができた。
(3)身近なところから始めてみよう
このような体験を通して、少しだけ、人の話を聞くことを意識できるようになった気がする。
小学生の子どもたちが、その日学校で起こった出来事を話す。これまでどれくらい聞いてあげられていただろうか。目を見て、ゆっくりと共感してあげられていただろうか。
インタビュアーになったつもりで、子どもの話を聞けたら、もっとたくさんしゃべってくれるかもしれないな。試してみようかな、と少しワクワクしながら階段を降りた。