<シリーズ「バス停探訪の旅」アーカイブ編・復活させます。VOL10になります>まずは講談社「バスマガジン」の連載一回目のアーカイブからスタートします。

北海道留萌市三泊神社2007.4 3150904_1138_001

記念すべき連載初回は北海道留萌市三泊町のバス停でした。掲載号はVOL73、2015年9月号になります。
バス運行会社は「沿岸バス」で、初訪は2007年4月で再訪は2015年8月でした。

では、雑誌の誌面を飾った僕の文面です。(掲載当時の文面のまま)

北海道留萌市三泊神社2015.8

大見出し「JR留萌本線の支線である留萌増毛間が廃線に。『限界集落ですから』という言葉が響いた。
小見出し「以前あった廃屋がなくなり現在は草が覆い尽くす」
以下本文
2007年に留萌を目指して、一路夕日に向かって走っていった。漁業と石炭の積み出しで、賑わったのが往時のことである。私が行ったその時は、面影をほとんど見ることが出来なかった。
沿岸バスのバス通りを走っていて、海岸線に出てみると、それはそれは見事な夕日だった。ただ夕日ををバックにすると、シルエットが強すぎるから角度を意識して夕日を画面からはずすようにした。心がけた事は、左の廃屋と写真には写らないがアングルの反対側にその昔存在した旧国鉄羽幌線の跡が背景にあることだった。
2015年8月に再訪した。ちょうどニュースでJR留萌本線の支線である留萌増毛間が、いよいよ廃線になるとのことだった。
あいにくこの日は雲が厚くて夕日は期待できなかった、また留萌市の三泊は、ほとんど以前と変化ないように思われたが、同じ角度で撮影してみたら、以前撮影した左側に位置する廃屋が見当たらない。たまたま2軒先の住人のKさんが道路を歩いていたので、声をかけてみたところ、旭川に転居して家を取り壊したと聞いた。またバス停の名である三泊神社は、この撮影地の道路を挟んだ反対側、つまり旧国鉄の線路があったところだったが、半年前に立て壊しとのことだった。草の成長が著しくて、わずか半年の経過には見えなかった。その地元の方は、「限界集落ですから」と言った。またこの集落の方は、ウニなどの沿海漁業を職業にしていると言っていた。思いがけずに関係者と会話できて、楽しい時間だった。

バスマガジン73号9784063667301_w

実際の誌面を読みたい方は、こちらからどうぞ。
http://syashinkas.com/bus_maga.html

今回大サービスで、誌面掲載後もう一度行った記事です。
3回目は厳冬時期を選んで、留萌にやってきた。2016年1月だった。JR大人の休日パスのキャンペーンで、チケットが安かったから電車利用した。当初は既にバスマガジンでも掲載しているから、バス停まで立ち寄らずに帰る計画だったが、雪のバス停も急に見たくなったからよってみた。予定外だったからレンタカーを予約していないから、タクシーを使った。
現地に行く途中道路は交通量が少ないから、雪が多かった。早朝だったから道路が凍っていた。正直言って自分で運転したら怖いな。と思った。
現地に到着して、いつものアングルに合わせてレンズを向けて撮影した。今回は山側のバス停も撮影したし、それらを撮影することにも、力を入れた。またタクシーの料金も気になったので、撮影を終えるとトンボ帰りした。

北海道留萌市三泊神社2016.1P1311815

さてその余談だが、往復5,000円程度した。痛い出費だったが、価値があった。

画像5

また、山側の雪除けがオブジェのように見えたので、撮影してみた。

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また廃線が決定した増毛駅までの支線を記念に乗車してみた。楽しい旅だった。

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