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 学者風タレント、高学歴芸能人、教育系ユーチューバー、教育バラエティー/動画の時代とは

 読んだ本のレビューをAmazonのサイトに書こうとしたら、次のようなメッセージが表示された。「画像か動画を載せた方がよく読まれます」。驚いた。

 レビューに載せる画像とは、どういうものだろう。私が本を読んでいる画像だろうか。画像がある方が目につきやすいということだろうけど、ピンと来ない。

 動画を載せるというのも不可解である。動画でレビューを語れば当然、顔が大写しになる。私は自分の顔を晒したくないし、誰かの顔を見ながらレビューを聞きたいとは思わない。

 本を買うのに動画でレビューを見るなんて、話が逆ではないだろうか。そもそも、動画でレビューを見る人が本を買うのか疑問に思うが、ノウハウ本ならそんなものか。動画の時代とはこういうものなのかもしれない。

 もちろん動画には動画の良さがあるし、動画でしか伝わらないこともある。目と耳から同時に情報が入ってくる動画は楽だ。ここに学者風タレントの需要がある。最近は高学歴芸能人、教育系ユーチューバーもたくさんいる。NHKの教育番組もほぼバラエティーになった。

 しかし、そういうものに依存して何かを知ることはできない。あくまで軽い情報でしかないからだ。何でも知っているようで、何も知らない人間になりかねない。
 
 


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