芸術としての音楽はどこにあるのか
前回、現代の音楽作品の価値は本当のところどこにあるのかという話がありました。そのことに対して、現代音楽は複数の創作が統合した一つのコンテンツとして評価されていますが、それは商業性への評価であり、音楽そのものの芸術性の評価には至らないというのが僕の考えでした。ただ、僕はその構図を否定するつもりはありません。
つまり、『単に個人が極めた音楽芸術を評価されたいなら、現代では音楽よりも小説や美術の方が向いていると思う』ということを言いたいわけです。
そして、僕は芸術至上主義的なところ