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苦しさとか不安とか感じたときに「問い返してみる」練習をしよう

このドラマが好きです

第3話を見て、いつも自分が考えていること、やっていること、(クライアントに)伝えていることが本当に素敵に表現されていたので、あらためてnoteにしようと思いました。

ここを読むよりTverで見るほうが早いけど(見ていない人はぜひ見てw)

これは高校の話ですから、出てくるのは高校生たちです。
息苦しいクラスのどうにもならないような状況に、担任の先生(松岡茉優)が立ち向かいます。別に金八でもないし、GTOとも違います(世代がばれるw)。その描写の良しあしはともかく、今日伝えたいのはね

「それほんとにあなたが受け入れる必要があること?」って問い返していいんだよ、ってこと。

ドラマではスクールカースト最上位にいる生徒(加藤清史郎くん=めっちゃ怖い・名演技)とその周囲の生徒がクラスをいろんな方法で精神的に支配しています。半分以上の生徒はそのやろうとしていることに賛同はしていないけれども、自分の身を守るためにその流れに従って、ある意味その状況を進めることに加担しています。あるあるないじめの構造よね。

そんな中で、
やむなく加担している(させられている)「勉強したいまじめな女子2人」と「ものづくりしたい男子2人」がピンチになります。(ストーリーはまあ勝手にどこかで見てくださいw)

で、
カースト上位の生徒の言う通りにしないと自分たちがハブられる、彼らの機嫌を損ねては(高校で)生きていけない、と思い込んで(心の声とは別に)いやいや彼らの要求に沿った後ろめたい行動をとらされる4人。さすがに状況がつらくなって行き詰っているという状態で

その子たちに、担任と少し前に救われた生徒=芦田愛菜ちゃんが問いかけたのは(セリフそのものはぜひTverで)
・それは本当にあなたにとって大切なことなのか
・それを守ったとしてあなたは嬉しいのか
・それがなかったら何がどうなるのか

…ということ。

ドラマは高校生のクラスの中の話だけれど、似たようなことは社会に山のようにあります。私が相談を受けている日々の中でも本当に多いのです。たとえば
①一緒にいたくはないママ友の誘いを断れなくて困っている
②同僚が言ってくる(特定の人の)悪口に同調するのがつらい
③自分がやりたいと思うことがあるけれど言ったらどう言われるかわからなくて言えない
④本当は~したいのに、上司がその仕事をさせてくれない(ということを伝えてはいない)

それに毎回こんなやりとりをします。
①断ったら何が起きるんですか?
⇒誰もそんなことしないので、居場所がなくなると思います
→そんな居場所、必要ですか?何が(具体的に)困るんですか?
⇒別に何も困らないかもしれません…!

②なぜ同調するんですか?
⇒そうしないと次に私が悪口を言われるかもしれません
→今悪口を言われている人は(具体的な仕事で)何か困っていますか?
⇒そういわれると…別に困っていないかもしれませんね

③もし思うように言ったとして、最悪の場合どう言われるんですか?
⇒わかってないとか、ずれてるとか、おかしいとか…ですかね
→それであなたは何が(具体的に)困る状況になりそうですか?
⇒それは…よくわかりません

④本当にやりたいと思っているそのことを伝えないままで、どうやって上司にわかってもらえると思うのですか
⇒・・・
→伝えたら何が起きそうですか?
⇒何でしょう…。できないくせに生意気とか思われるんですかね。
→もしそういわれたら、その先のあなたは何が困るんでしょうか?本当に上司はそんな風に言う人ですか?
⇒わかりません…困ることも…あるのかどうか…

というやりとりをよくしています。
(これはnote用に作ったので現実はちょっと違う&もっと丁寧ですw)

気持ちを伝えることをまっすぐにしないで、自分が伝えたい相手のことを想像ばかりして身動き取れなくなっている、そういう人がたくさんいます。でも、その「想像」はだいたいが間違っているんですよ。

人の気持ちなんて(それが家族でも親友でも)わからないのです。
わからない、という前提に立って「ちゃんと毎回伝える&聞く」のが一番なのです。

そして、あなたが思うその「想像の世界」は、ちょっと狭すぎます。
そんな想像、しなくていいんです。
ドラマでは高校生が「逆らったらハブられる」ということをものすごく恐れているのですが、担任は「それが本当に困るの?」と問い返します。
だって、実際に彼彼女らは「人生を一分たりとも一緒にしたいと思っていない相手のこと」を気にしているのです。「そんな相手に仲間に入れてもらえることが、本当に大事なの?」と再度自ら問うことを勧めているのです。

こういうことがとても多いです。

私は比較的その手のことに早くから気が付いたタイプです。
だからこそ、楽なんだろうなあと思います。
まあ(私の世代としては)少数派の道ばかり選んできたので(そうしたいという戦略があったわけじゃなく、たまたまです)、結果として「わかってもらえないことが当たり前」だったからかもしれません。でもそこに至るのは少数派としての悲哀もあったんですよ(笑)。

社会が「女性はこう生きろ」という風潮を全部無視して生きてきたので、まったく気にしたことがなかったのですが、今、ときおり専業主婦の方が「自分の生き方を社会が否定している気がして辛い」という話を聞いて不思議に思います。社会さん、って人がいて、毎日あなたの家の前でドラを叩いて「働け~!」って言うわけじゃなし(笑)、自分が自分の生き方を選ぶのに、誰の許可もいらないんですよ。

今、あなたにとって苦しかったり不安になったりする事案があって、それが他者の言葉や態度に起因するのであれば、一度落ち着いて自分に問い返してみてください。
「それは本当に今の私にとって必要なことなの?」
「それが今私にないとして、どう困るの?」と。

あなたはあなたの人生を、あなた自身の気持ちで選んでください。
あなた自身の気持ちってやつが、実は「外から言わされているもの」であることが多いので、その区分ができなかったらぜひ、相談に来てください。


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