家族ってやつも「誰かに褒められたい」ってなるとややこしいことに
ネット社会で無駄に悩みが増えているの要因の一つは、そこらにあるそれぞれの暮らしがやたらと可視化された気がしていること(気がしている、はポイント)。
わかりやすい例でいえば、芸能人の家族とか良くも悪くも「いい」「悪い」と話題にされ評価されているよね。まあ、彼彼女らは半分「業務上の必要性」でやっているのだろうし、それをあえて消費されることも(それなりには)計算もしているだろうからよい、かもしれない(あまりに天然に写真上げてしまうパターンはないことはないが)。辻ちゃんとかなんか叩かれがち(絶賛も多い)だけど、本人メンタル鋼だとお見受けする。そしてなんかカッケーよね(あんまりくわしくないけど笑)
そんなのではなく、割と身近な話。
SNSでは今日もあちこちで「家族で~してきました!」投稿が花盛りだ。それ自体は良い。SNSってそういうものだし私もたまには上げている(最近はオトナな娘たちの写真を使うことはほぼない)。
そういう方々のなかに「憧れのご家族」になる人が現れる。そこに多くの羨望と称賛の声が集まる。それがちょっと気になる。
ちなみに憧れられるパターンがある。
たとえば…
・家族の仲がいい
⇒誰かのお祝いをみんなで集まってしているとか
⇒いつも家族で楽しそうなイベントをやっているとか
(特に子どもたちが成人後も、親とよく一緒にいるとか)
・それぞれにオシャレとかルックスがよい
・学歴や経歴が華やか
それは(ご本人たちにとって)素敵なことなのだろうし、それを伝えることは自由な表現なのでほんとに自由。
でも時にその姿を見て過度に憧れて、それを正解であるかのように思って、自分の家族っていろいろ足りないって考えてしまう人が出る。
「うちはうち」でよいのに、なんでそこに正解があると思うのだろう?
一つも悩む必要もないし、同じにする必要もないし、
あなたがコンテンツとして楽しむのは構わないが、精神性に悪影響があるなら見ないほうが良いと思うよ。
家族の中のことは家族にしか見えないことがたくさんある。
(冒頭に可視化された気がしている、とあえて書いたのは、見せているのは都合のいいことだけだよ、という意味だからだよ)
諸条件はみんな違うのに、どこかの誰かを見て「あれが家にはないからダメなんだ!」ってなるの、ほぼ害悪でしかないよ。
もちろん、暴力とか理不尽な対応とかヤングケアラーのようなことで、外の人と話してみて気が付くことはある。それは別の話。
家族を開くことのよさはいっぱいある。それも別の話。
そういうことではなくて、
なにかそこに見える「キラキラしたもの」を目指すべき唯一の正解にしないでね、ということをお伝えしたい。それだけのことなのに、振り回されてしまう人がいるけど、そこ悩む必要ないよ。
あ、一応なんの参考にもならない地味なうちの家族のリアルを書いておくとだね…
・わたし 一軒家に一人暮らし(無駄に広い)+都内で一人暮らし(狭い)
・長女 都内で夫と二人暮らし(わんこもいる)
・次女 一軒家(母が住んでた空き家)に一人暮らし(無駄に広い)
・実母 介護付き老人ホームで生活(認知症でもはや何もわからない)
●わたし⇒長女の都内の家は30分以内
2~3か月に一度くらいは会うこともある(何かの用事があって、ご飯食べべる的な)LINEは業務連絡+α めったに稼働しない
●わたし⇒次女の家は徒歩7分
ほっとくと何か月も顔を見ない。なのでたまに生存確認的に「●●食べる?」と連絡を取る&次女が都内に来たいときの日程確認でLINEが動く
3人で会いましょう、ってのは、行事(ここ1年だと長女の結婚がらみ)と、年末年始(弟家族と一緒のご飯)くらい。
互いの誕生日は「ハピバ」とスタンプが家族LINEを往復するのみ笑
家族LINEにたまに、ばあちゃんのホームでの様子の写真をあげる
※家族LINEは年間数回しか稼働しない
非常に疎遠です(笑)
「便りがないのが良い知らせ」方式で運営しております。
ただし、お互いにこれだけはきっと大丈夫、と思っているのは「本当に困ったら、絶対に連絡取りあえるし助け合える」ということ。ま、そんなことはめったに起きないので、つまりは普段は疎遠です(笑)
そんなのさみしい…!と思う人や、自分もあんなふうに素敵って言われたい、と思う人が「素敵家族」を憧れて求めるのかもしれないけど、さみしさを解決する方法はいろいろあると思う。
家族のありかたは千差万別だからなんだっていい。
ただ、成人した子はその人の人生を生きるためにも親からあまり近づきすぎないほうがいいなあ、とは個人的な私の思い。
最近は学生や20代の人と話すと皆過度に「親孝行しなくちゃ」と言うのが気になっている。親っていうのは「親孝行させるために子育てしたわけじゃない」ってことは、伝えておきたいし、親孝行は「そばにいて、しょっちゅう一緒にいて、連絡取りあって、プレゼント送って」というパターンにとらわれないでほしいし、親がそういうことを求めないでほしい(求める人がいるというのは、子ども世代の人に聞いた←これもぞっとする)
最大の親孝行は、子ども自身が「幸せに生きること」。
そこを外して、親のために自分の人生にブレーキかけるような選択を子どもにさせないでほしいと思う。
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