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だいたいの悩みは「風を通す」ことから始めるといい気がしている。

悩んでいるときの人は、どんどん自分の内側に入っていく。自分(やその状況)に「なぜだ?」って突き詰めちゃったりする。

なぜ上手くいかないんだ
なぜ決められないんだ
なぜこんなに苦しいんだ
なぜ続けられないんだ
なぜ…なぜ…なぜ…

もちろん誰かに対して思うこともあるけれど、その人と自分の関係性、というところを深堀っていたりする。

部下の〇〇はなぜやらないんだ
上司はなぜあんな言い方をするんだ
夫はいつも、妻はまったく、

…みたいに。

人に話す、という行為はそこに「風を通す」みたいなことだと思っている。

「わたしは今年何もできていない」と言う人がいる。
「自分は〇〇じゃないと上手くいかないんだ」と言う人がいる。
「やりたいことが決められない自分を変えたい」と言う人がいる。

それに対して

「今お話してくれた~~は、昨年から続いている実績として評価されていますよね」
「〇〇じゃなく、◇◇や▲▼もありますが、それはだめですか」
「やりたいことを決めずに楽しんでいる人はたくさんいますよ」

…そんな風にお伝えしたことがよくある。

「上司はいつも私に対して冷たい」
「こんな担当に異動して、憂鬱でしかない」

「上司の~~という言葉は、わたしには評価と期待にも聞こえます。たとえばこんな場面では…」
「その担当で得られるスキルはどのようなものがあるのでしょうか?…なんですね。それってあなたにとっては~~からのつながりがありますよね」

…なんて話になることもよくある。

自分の頭と心のなかにずーんと沈み込んでいくと、外界の音も聞こえずどんどん苦しくなっていく。でも本人が考え込むほどには深刻なことでもなかったり、本人が得ている情報がとても狭かったり、なんてことは普通に起きている。ただ「窓を開けて風を通す」だけで、ふと「ああ、そう見えるのか」「これって自分のいいところなのか」「今チャンスなんだな」なんてとらえられることは、よくある。

誰に話すか、が問題なのだが、自分の近い人で見ている風景が同じ人だと、「風」にならないことが多い。だから、自分から少し遠い人のほうがよかったりする。これは別にキャリアコンサルタントのような人でなくても、変に力の入りすぎない気楽な相手に話してみるだけでも、ふと、肩の力が抜けたりするよね。

…逆に「解決志向の強すぎる人」だけは避けたほうがいいかもしれないね(良かれと思ってあなたの課題を横取りして、どんどん解決策を提示されちゃって、「あなたの窓」を閉めたくなるから・笑)

そしてこれ、組織の課題も似たようなところがある。
営業部の課題は営業部の外の人にちょっと聞いてもらう、業界の中の課題は、別の業界の人に聞いてもらう、社内だけ、部内だけ見ていると視野が凝り固まって、どんどんややこしくなっていっていることは本当に多いから。

なんか息苦しいな、と思ったら、「窓を開けて風を通してみる」ことから始めたら、たいていのことは動き始めると思う。その「風」の一つにわたしも利用してもらえたらな、といつも思っている。

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