しばたともこ@キャリアコンサルタント

フリーのキャリアコンサルタントです。 だいぶ大人です(娘が二人、それぞれ社会人で頑張っ…

しばたともこ@キャリアコンサルタント

フリーのキャリアコンサルタントです。 だいぶ大人です(娘が二人、それぞれ社会人で頑張ってます) 33歳からシングルママでした。もう気軽な一人暮らしですが(笑)

最近の記事

自分が変われば相手も変わる?とは限らない「変化」のこと

悩みって人間関係に起因しているものが大半なんだろうと思います。「ひとと言う字はだなあ~」とどこぞの国語の先生が言うまでもなく笑、人はなんにつけても人と関わっていかなくては生きられません。そういうふうになっていますよね。重みと頻度はさまざまですが。 相談場面で一般的によく言われる言葉に「自分が変わることです。自分が変われば周りも変わりますよ」なんてのがあったりします。まあ、親が子どもへの関わり方を変える、なんていうのはわかりやすいですよね。でも、必ずしもそうでもないよな、自分

    • うっかり選択を狭くしてしまうのは、根拠の浅い思い込みのせいかもね

      なんでズッキーニ? …そう思っていただいたら嬉しいんですけど、いかがでしょう?笑 あれはきっと20年くらい前のこと。 我が家ではそのころは有機野菜の宅配を利用していて、毎週「畑からの詰め合わせ」的なお任せ野菜が届いていたんです。美味しいんだけどさ、あれ当時なかなか難しくて、とにかく旬のものが届くもので、ようは3週間くらい似たような野菜が続くんですよ。白菜(フルサイズ)が2週続くとか、レタス(フルサイズ)が1か月続くとか、セロリ(一株)が2週続くとか、まあまあたいへんですよ笑

      • 後輩に清々しいほどダメ出しされて、再確認できたこと

        「いやあ、先輩ってほんと、営業センスなかったですよね」 最近久しぶりに会った後輩に言われたことです(笑い話ですよ) なんの反論もありません。後輩は営業マネージャーで業績めっちゃ上げてた人だし、私の自己認識とも一致してますから(笑) 公務員になってから独立して今に至るまでに知り合ったみなさんは、私がよく「営業が全然できなかった話」を言うのを「でもそれは謙遜では?」って言うんです。けどね、ほら証明できたでしょ(笑) ただ、後輩はそのあとこうも言ったんです。 「なのにそのあと

        • 定番の言い方を言わない、鵜呑みにしない。それどんな意味?ってしつこく。

          「やっぱり心理的安全性がないと」 「うちの部署、エンゲージメントスコアがいまいちで」 …という組織の人の課題感に対して 「だったらやっぱり対話ですよ」 「●●メソッドやったほうがいいよ」 という会話がたくさんある界隈の端っこに10年以上います。 あ、私は上みたいなことはいいませんよ。恥ずかしくて笑 ただね、思うのです。 それってつまり何を言いたいの?って。 「何をどうとらえて、それがどうしたらいいと思っている?心理的安全性とは、どういう状況を指してる?今の何がそれとどう違

        自分が変われば相手も変わる?とは限らない「変化」のこと

          今ある不安を今すぐに解決しなくてよいこともあるから。

          これ、結論先に言っておきます。 「その不安、とりあえず放置でいいから」 …ね(笑) 私、こう見えていろいろ転機があったタイプでね(まあ60代ってだけでそりゃそうなんだが・笑)その中のいくつかを材料に… ①就活のとき、なにも就活してないのにリクルートの人からうっかり「うちに来るなら来週役員面接だけど?」って言われて「はい、ぜひ」って答えた&役員に「何がしたいの?」と言われて「東京で営業がしたいです!」って答えたら「ほんとに大丈夫?」って聞かれたんだけど引きつりながら「はい」

          今ある不安を今すぐに解決しなくてよいこともあるから。

          JUNO柴田朋子の事業サービスについて

          はじめまして、のみなさまへ JUNO柴田朋子です。 2013年から個人のキャリア支援、法人・組織の人材育成などをテーマに活動をしています。 改めて「何をしているのか」「どんなことが得意なのか」お伝えします。 (すでにご一緒しているみなさんも、よければご確認ください笑) ◆事業領域(実績) ①キャリアコンサルティング ・個人の方の人生の転機、仕事での課題やライフとの間の課題などに際する意思決定の支援(広義のキャリア支援) ・企業・組織内の面談、上司部下間コミュニケーションの

          JUNO柴田朋子の事業サービスについて

          「ご機嫌を損ねないように」って言ってる人がこちらを対等には見てない件

          数年前のこと。 ある組織の男性向け「育休取得&育児参加を支援する研修」に登壇した。 まだ今ほど男性育休を押してる組織が多くなかった時期なのにその組織はいろいろ前向きだし、希望者だけの研修で50人ほどが参加していて素晴らしいなと思った。そこに居た人はすでにお子さんがいる人も、これから生まれる人もいたけれど、ともかく「イマドキはちゃんと(父親も)子育てに関わらないといけない」という認識だったし、具体的にいろいろ関わっている経験者もいたので「うーん、別にここで私が伝えることないんじ

          「ご機嫌を損ねないように」って言ってる人がこちらを対等には見てない件

          「迷惑をかけないように」というのは呪いであると思う理由

          今日たまたま見た記事でこんなのがあった。 ある大学の先生のお話で、 学生時代にとても活動的かつ留学等の経験も豊富で、将来の仕事にも相当意欲的な意思を持っていた女子学生が、就職の際に(結果として)商社の一般職(=補助的な職)を希望した、という話。 その理由を先生が聞いたら「この先結婚することになったら子どもも欲しいし、そのとき総合職では周囲に迷惑をかけるかもしれないし、それが自分にとって負い目を感じるかもしれないから」ということだった、と。 ※最近一般職の採用ってまだあった

          「迷惑をかけないように」というのは呪いであると思う理由

          断る仕事を明確にしたらむしろ積極的になった最近のこと

          最近ご依頼を断った仕事があるのだが、その断る基準が我ながら印象深かったのと、そのあとの心境も含め少し整理しておこうと思う。 で、前置きめいて申し訳ないのだがちょっとだけ前提を書く。 フリーランス歴今で12年、こんな感じでした。 1年目 退職後に即大学院入学と、ビジネススクール(半年のヤツ)入学があって、ふわふわ遊んでたので、事業売上(収益じゃないよ)はサラリーマン年収くらい(退職金があるからのんびり) 2年目 大学院2年生、修士論文に頭一杯になりつつ、1年目の終わりに「この

          断る仕事を明確にしたらむしろ積極的になった最近のこと

          心がけとか気合いとか、お気持ちに寄せてどうにかするやり方じゃなくて。

          いろんな職場の話を聞いたり、いろんな個人の悩みを聞いていると、いつも「それはダメだよ」と思うことがある。 こういうやつ。 ・がんばればできる ・とにかく気合いでやる ・みんないい人だから大丈夫 あとこんなのもある。 ・私が気にしなければいい ・あいつはがんばってるんだから 「やりがい搾取」なんて言葉があるけれど、そういうことを言うと、人によっては(世代かもな)「やる気がないのか?」みたいにとらえちゃう人もいるのかもなあ。 日本人は多分世界の中でも稀有な「個人のお気持ち

          心がけとか気合いとか、お気持ちに寄せてどうにかするやり方じゃなくて。

          家族ってやつも「誰かに褒められたい」ってなるとややこしいことに

          ネット社会で無駄に悩みが増えているの要因の一つは、そこらにあるそれぞれの暮らしがやたらと可視化された気がしていること(気がしている、はポイント)。 わかりやすい例でいえば、芸能人の家族とか良くも悪くも「いい」「悪い」と話題にされ評価されているよね。まあ、彼彼女らは半分「業務上の必要性」でやっているのだろうし、それをあえて消費されることも(それなりには)計算もしているだろうからよい、かもしれない(あまりに天然に写真上げてしまうパターンはないことはないが)。辻ちゃんとかなんか叩

          家族ってやつも「誰かに褒められたい」ってなるとややこしいことに

          いい家族とか、幸福とか、しみじみ考えたのがまさかのビフォーアフター笑

          日曜日の昼間にふとテレビをつけたら「劇的ビフォーアフター」(再放送)をやっていた。なんとなくつけっぱなしにしていたんだけど途中からガン見しちゃって、最後しみじみ「いいなあ、この感じ」ってなってた(笑) 番組のことを知らない人がいるかもなので、簡単に説明すると なんか家に困りごとを抱えた方の家を「匠」っていうプロが大規模リフォームするけど、あまりに使用前使用後の落差が大きくて、みんな「おおおおお!」ってなって、依頼した家族は泣く、みたいなやつです(雑な説明)。 困りごとのレベ

          いい家族とか、幸福とか、しみじみ考えたのがまさかのビフォーアフター笑

          管理職という役割が、なんでも放り込まれる便利箱化してる

          今回のWorks、読み応えありました。 そうだよな…と思ってたことが全部言語化されてて、うなづきながら付箋にメモめっちゃ書いた。ちょっと誰かとしゃべりたい笑 特集タイトル ニッポンの“課長”の処方箋 https://www.works-i.com/works/ 書いてあったことは日頃から思っていたことだし、 いろんな職場に行けばそこかしこで言われていることばかり。 現状はムリだとみんなわかっているのに、何か職場の課題を解決しようとすると、打ち手が全部「現場マネージャーの

          管理職という役割が、なんでも放り込まれる便利箱化してる

          上手くいってないときに見るべき場所が違うってこと

          自分のことはわからないのに、ひとのことはよくわかる …そんなことはたくさんある。 noteにいろいろそれらしいことを書いているからって、私が全部出来ているわけではない。嘘は書いていないが、自分が出来ているとは言ってない(笑)。というかそれ、うちの娘たちに聞いたらもう秒殺されそうなやつよね。マジで。 という前提はさておき、 でもね、自分が全部出来ているわけではなくても、ひとのことはわかるのよ。それ多分私だけじゃないと思うな。誰しも、出来てもいない癖に人のふるまいの「抜けてい

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          相談者さんから謝られることの誤解~キャリコンってそんな堅苦しいもんじゃない

          「すみません。なんか余分な話ばかりしちゃって」 「関係ないですよね、こんな話まで聞いてもらっちゃって」 キャリアコンサルティングというサービスを提供している私だが、相談してくださる方にそんなふうに「よく」謝られる。 そういうときの話題は ・家族のこと(ご自身の幼少期とか、育ち方とか、現在の夫婦のこととか、子どものこととか、義理の親兄弟のこととか) ・病気のこと(含むメンタル症状) ・恋愛のこと ・お金のこと ようは、 狭い意味でのキャリア(仕事や転職)以外のことを話してい

          相談者さんから謝られることの誤解~キャリコンってそんな堅苦しいもんじゃない

          このところ本が読めている日々でして

          読書論、ではなく「本読んでるなあ、久しぶりに」なつれづれ。 今ヒット中の本、 このタイトルに「あああああ…!」ってなる人は多いからこそ、めちゃ売れているのだろう(笑) タイトルと中身にちょっと乖離がある気がするのだが、きっとあえてのタイトルだと思うので(このタイトルだから売れたのもありそう)そこはよい。 とにかくとにかく面白かった。労働史と読書論、働き方、仕事との付き合い方などまあまあいろんなことを考えさせられ、最後は一人膝を打ちまくってた。 三宅さんの本は実はその前の

          このところ本が読めている日々でして