おすすめ書籍 「逆説の日本史26巻」と「坂の上の雲」

こんばんは。
今日のおすすめ書籍は2冊あります。
密接に関係しているので、一緒にご紹介したいと思います。

テーマは日露戦争です。
まず、「坂の上の雲」ですが、
司馬遼太郎氏が書いた、かなりボリュームのある作品です。
主人公は、次の三人です。
・秋山好古(陸軍軍人、騎兵を率いて活躍)
・秋山真之(好古の実弟。海軍軍人。作戦参謀として活躍)
・正岡子規(真之の親友。俳人)
この3人が主人公ではあるのですが、その他の登場人物も魅力的、個性的に描かれています。逆説の日本史でもたびたび言及されますが、一部の人物(特に乃木希典)の評価については、賛否両論あります。

「逆説の日本史26巻」
著者は井沢元彦氏です。
日露戦争の経緯はもちろん、その後の講和に至る流れ、日比谷焼き討ち事件、日露戦争では多くの兵士が脚気で亡くなったこと、などが書かれています。日本マスコミの問題点、背景にある言霊、怨霊信仰など、日本独特の思想が与えた影響について、書かれています。

・組織はどのように間違ってしまうのか。
・エリート、専門家、頭が良い(とされる)人は、なぜ愚かなことをしてしまうのか。
というのは、2冊いずれにも共通して書かれています。
現代社会を考える上でも、有益な内容だと思います。
エリートの保身、煽るマスコミ、煽られる大衆。
「歴史は繰り返す。」とはよく言ったものです。
まったく同じではないので、
「歴史は繰り返さないが韻を踏む。」のほうが近いですかね。
いずれにしても、歴史は現代を考察する上で役に立つ、と思います。

歴史を学ぶことで、情報を簡単に鵜呑みにせず、裏を考えるクセがつくと思います。


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