学習支援における学習動画の活用

一つ前の投稿で学習支援教室のことを書いた。
基本的に子どもとボランティアはマンツーマン対応で、話し相手になったり、勉強を教えたりしている。週一回の活動なので、本格的に勉強を補充するためにはかなり難しい。

なにかいい方法はないかと探していたら「とある男が授業をしてみた」というyoutube動画を見つけた。小学校・中学校の5教科の指導動画なのだが、動画へのコメントも良いし、自分でいくつか視聴したらとても分かり易かった。

実は数年前にも学習用動画を探したことがあった。帯に短い襷に長いものばかりで無料では見つけられなかった。しかし学習指導の動画も、いわゆるユーチューバーがたくさんアップしてくれるようになり、経済的事情で塾へ行けなかったり、不登校で自宅学習をする子どもたちにも学習機会が増えたと実感している。

しかし、学習に意欲的な子どもたちにはこの学習動画が機能するが、そもそも学習習慣がなかったり、家庭が勉強できる環境でない場合には、子どもが自分で見て学習を進めることはほぼ不可能だ。私が経験した大学や企業でも一時期、e-Learningが導入されたが、勉強すべき大学生でも、業務上必要な社会人でも、十分にe-Learningが活かされたかと言えば、効果は薄かったと記憶している。

実際に、学び育ちLL教室などの無料・安価な学習支援教室でどのように使えば良いかを考えれば、


1)まずはボランティアと子どもが一緒に動画を視聴する
2)視聴後、実際に問題を解かせて理解を確認する。
3)理解度に合わせて何度も視聴する。
4)家庭でも何度も見られるように学習動画のURLを知らせる
という手順が良い。

「一緒に見る」というところがミソだ。こうすることで、ボランティア側も自分の理解度を確認できるし、教え方・教わり方に共通のベースができるからだ。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」とは古事にあるが、学習動画の出現によって、「教え方・教わり方」ともに飛躍的に効果がでるのではととても期待している。

学習支援における学習動画の活用について書いて見た。最後までありがとうございました。 感謝