暗号通貨投資がもっと身近に!?イーサリアム現物ETFの承認!
こんにちは。ルピナス暗号資産ナビゲーターのshibaです。
2024年5月23日、米証券取引委員会(SEC)はイーサリアムの現物ETFを承認しました。
ビットコインの現物ETF承認に続き歴史的な一幕であったはずですが、ETH(イーサリアムのネイティブトークン)の価格は大きく変化していません。
ETHのETF承認は今後の暗号通貨市場にどのような影響を与えていくのか、最近のETH価格の変化と合わせて考えてみました。
この記事は、暗号資産(=仮想通貨)投資コミュニティ、ルピナスの投資講座の内容に基づき書いています。
暗号資産の投資からWeb3.0、ブロックチェーンのことなど、暗号資産を取り巻く情勢について解説しています。その目的は暗号資産投資のリスクヘッジであり、より小さなストレスで最大の利益を得ることです。
私自身もこの記事を書きながら勉強している身で、この記事を読んでくださるあなたと共に学んでいければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
※本記事では、仮想通貨、暗号通貨、暗号資産などの用語が登場しますが、これらは基本的に同じ意味です。
1.現物ETFの承認が意味すること
2024年5月23日、米証券取引委員会(ecurities and Exchange Commission、略してSEC)は、イーサリアムの現物ETFを8つ承認しました。
ETFとは、Exchange Traded Fundsの略称で、上場投資信託のことです。
投資信託が上場されているということです。
また、投資信託とは、自分で投資銘柄を選ぶのではなく投資会社に投資先を選んでもらう仕組みのことです。
私達一般の投資家は、投資会社にお金を預けて、「ではイーサリアムを買っておいてくださいね」と言うことができます。
投資信託は通常の証券として扱われるため、私達一般の投資家は、暗号通貨投資の仕組みを勉強する手間が省けます。
つまりざっくりと言えば、「難しいことはよくわからないから、暗号通貨の購入に必要な手続きはそちらでやっておいてね」という仕組みです。
■現物ETFとは
ちなみに、ETFの前に「現物」という言葉がついていますが、この意味はご存知でしょうか。
金融業界はいつも一般の人にはわかりにくい言葉を使いますので、その辺も投資の参入障壁になっていますね。
実は「先物」のETFも少し前に承認されていたのですが、先物の方はあまり話題になっていません。
簡単に説明すると、
先物:イーサリアムの値動きを予測する投資
現物:イーサリアムトークンそのものを購入する投資
という違いがあります。
つまり先物ETFを購入しても、投資家はイーサリアムを保有するわけではありません。
ですが現物ETFを購入した投資家は、投資会社(ファンド)を介してではありますが、イーサリアムの保有者ということになります。
■現物ETF承認の効果
現物ETFを購入する投資家が増えれば増えるほどイーサリアムの時価総額が上がっていきます。
時価総額というのは「現在の価格×発行枚数」で算出されるのですが、CoinMarketCapなどの価格追跡サイトで確認することができます。
2024年5月27日現在、ETHの時価総額は4623億ドルで、日本円にすると約73兆円です。
話を戻しますが、ETH保有者が増えるとETHの時価総額が上がります。
つまりETHを保有したいという需要が増えるため、ETHの価格も上がっていきます。
投資家目線ではありますが、現物ETFが承認されると単純にETH保有者が増え、時価総額およびETH価格が上昇するという期待が膨らみます。
2.イーサリアムの何がすごいのか
イーサリアムについては、これまで私のNoteで何度か解説できましたが、暗号通貨業界をけん引する代表的なプロジェクトの一つです。
イーサリアムとは、dApps(Decentralized Applicationsの略、分散型アプリケーション)の開発環境であるEVM(Ethereum Virtual Machineの略、イーサリアム仮想マシン)を提供しているプラットフォームです。
イーサリアムがどのようなプロジェクトなのか、以下のページで説明していますのでぜひ一度ご覧ください。
イーサリアムを考案したヴィタリック・ブテリンは、19歳の頃にスマートコントラクトと呼ばれる契約の自動執行の仕組みをブロックチェーンに組み込むことをビットコインコミュニティに提案しました。
しかしスマートコントラクトは受け入れられず、自らプロジェクトを立ち上げることになりました。
それがイーサリアムです。
契約というと何か複雑な印象を持たれるかも知れませんが、スマートコントラクトはよく自動販売機に例えられます。
お金を入れればジュースが出てくる自動販売機の仕組みです。
この例え話を聞くとスマートコントラクトの凄さが伝わらないかも知れませんが、ユーザーとユーザーが第三者の企業を介さずに取引をできる、つまり契約をできるというのは、とても画期的なことなのです。
一度書き込まれると改ざんがほとんど不可能となるブロックチェーンの仕組みは、こうしたP2Pの取引に最適だったのです。
そのポテンシャルを最初に見出したのがヴィタリック・ブテリンであり、実現したのがイーサリアムだったということです。
3.外貨を保有するための簡単な方法
最後に少し今の日本が置かれている円安の現状と自分の資産を守るための対策について私の考えを述べたいと思います。
コロナ禍が明けた2023年から急激な円安が進んでいます。
2024年5月のドル円の為替相場は、1ドル=156.9円です。
以下の図は年平均ですので、2024年は1~4月の平均値としてあらわされています。
今の円の水準は1990年頃と同じぐらいまで落ちています。
これに対して悲観的なニュースはいろいろなサイトで閲覧できると思いますので、この記事ではこれからさらに進むであろう円安に対してどのような対策を講じるべきかを考えてみます。
■投資はリスク
円安対策として、いくつかの案が浮かび上がります。
例えば、
株式
債券
不動産
投資信託
外貨
暗号通貨
金やダイヤなど
などが思い浮かびます。
主だったものを挙げましたが、細かく見れば他にもいろいろな投資方法があります。
さて、ここから少し強めな言い方になってしまいますが、この記事を読むあなたは投資がリスクだと感じるでしょうか。
確かにどんな投資商品も激しく価格が上下していて、買えば価格が下がり損をしてしまうかも知れません。
株であっても、外貨であっても、あるいは暗号通貨などもそうですね。
ですが一度よく考えていただきたいのは、今日本円こそがその価格下落の真っただ中にいる投資商品の一つだという点です。
日本円という通貨は日本人にとってあまりにも身近ですので、日本円そのものが投資商品の一つだとは考えもしていなかったかもしれませんが、他国の通貨や他の投資商品と比較して価格が動くと言うことは、日本円も同じ投資商品の一つなのです。
このことを理解するのには少し時間が必要かもしれませんが、まずはリスクとは何かをよく考えながら、数字を見て判断することが今後必要になってくるのかなと思います。
■暗号通貨は手軽な外貨取引
先ほどいくつかの投資商品を挙げ連ねました。
「日本円をドルに換えて持っておく」というとどこか複雑な印象もありますが、暗号通貨はインターネットで簡単に取引ができる外貨保有手段の一つなのです。
下記の記事でご紹介したように、メルカリでビットコインを購入できるようになるなど、昨今では簡単に暗号通貨などの「外貨」を購入し、保有しておくことができるようになりました。
投資の基本は、分散投資だと言われます。
日本円だけに一点集中で投資するのではなく、他の通貨や暗号通貨に換えて持っておくなど、柔軟に考えることができれば、円安が進行しても心穏やかに過ごすことができるのではないでしょうか。
暗号通貨投資コミュニティのルピナスでは、暗号通貨に関する情報だけでなく、世界経済の情勢についても情報提供されています。
まずは無料のテレグラム公式チャンネルに登録してみてください。
ぜひ一緒に勉強していきましょう。
まとめ
今回の記事では、イーサリアムの現物ETFが承認されたこと、そしてそのことがどのような効果として現れてくるのかを解説しました。
最後に簡潔にまとめてこの記事を終わりたいと思います。
■今回の記事のポイント
イーサリアム現物ETFが承認されたことで、ETH購入の窓口が増えるとともにETH保有者が増え、価格上昇も期待できる
イーサリアムは、スマートコントラクトを実装した最初のブロックチェーンプロジェクトであり、今もEVMを活用してdAppsが増え続けている暗号通貨業界の中核的プロジェクトである
円安が進む中、暗号通貨投資は手軽な外貨保有の手段と考えることができる
この記事では、できるだけ初心者の方にわかりやすく書いているつもりですが、よくわからないところなどコメントいただければ別の記事で補足していきたいと思います。
以下のテレグラム公式チャンネルでは、暗号資産に関する時事や情勢の変化、投資で勝つマインドセットなどを無料配信しています。仮想通貨への投資はなぜリスクだと言われているのでしょうか?ぜひ友だち追加して確かめてみてください。
また、ルピナスのホームページでは、暗号資産に関わる様々な情報提供を行っていますので、併せて参考にしていただければと思います。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?