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小説 介護士・柴田涼の日常 158 クリスマス会のあとの夜勤、高齢者にも性欲はある、相手を困惑させないためにもお礼は言ったほうがいい
昨日は夜勤だった。出勤前の夕方に一時間半ほど寝られたので、身体は楽なほうだった。それにクリスマス会があって、ご利用者たちはみんな疲れてよく寝ていた。起き出しもほとんどなく、平和な夜勤だった。しいて言えば、休憩時間中にほかのユニットから当直リーダーの呼び出しがあったため、三十分しか休憩が取れなかったことくらいだろうか。 熱発していたヨシダさんは昨日一日ほとんど何も食べておらず、解熱剤で三十七度台に踏みとどまっているという状態だった。発熱の原因は不明だ。夜間帯も三十七度台だ