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11.24壁打ちの会 #004坂本さん①

こんにちは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA 副部長シバタです。

今回は、11月24日に行われた
エントリー#004 坂本竜一さん(以下、教授)の壁打ちの会 1回目の内容を
ご紹介します。

壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。

内容に入る前に、教授のエントリープレゼン内容をご覧ください。

【エントリープレゼンの会)以降の丸山部長からの助言】
前回の応援者からの意見も踏まえると、
富士通ゼネラル体育館の活用は難しいかと思われるので、
Bプランの想定も必要かと思います。
例えば、グランドスポーツの可能性や、高津スポーツセンターと委託先として提携したり、東急の高架下遊休スペース(小規模)などを活用したスクール事業など。
教授自身に実績があるわけではないので、何かしらの実績を作っていく必要があります。



そして、上記を踏まえた上で、
今回の壁打ちの会1回目に教授が提出された事業プランシートの回答です。
※隠し部分は是非会場でご覧ください。




【丸山部長からの助言を受けて教授の「プランB」提案】

教授:
当初希望していた富士通ゼネラル体育館の使用はほぼほぼ厳しいとし、
もう少し実現可能な小規模での実施を検討しました。
そして、1スクール試しに現在、空きの時間帯のある高津小学校などでやってみてもいいのかと感じました。

課題
-可能かどうか確認
-19:00-20:00の時間は小学生は可能か?
-先生と生徒、両方集まるか?

といったところです。


【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】

丸山部長:
もう少し目的を深掘りする必要がありますね。
事業プランシートの「背景」の箇所の「主観視点」と「客観視点」を立ち返ってみましょう。
そして、この事業を行うにあたって教授自身ができることは何ですか?
教授自身のアセット(強味、できる事)をよく考えてみてください。
この、プランBにしても教授が行う強みが見れません。
教授がやろうとしている、スクールビジネス事態も決してブルーオーシャンではないので、競合(大手を含めて)対応できる強みが必要です。


いいのさん:
スモールスタートで1つのスクールから始めるのは良いように感じます。
どこかしらか有名な先生を引っ張ってこれたらさらに良いのでは?


丸山部長:
施設運営を行っている事業者として、高津ですとセルフ(高津総合型スポーツクラブ)があるのですが、セルフは高津スポーツセンターの運用も一部行っています。そうすると必然的にセルフは競合になってくるし、スケールメリットでは圧倒的にセルフが優位です。
教授がやろうとしている事業の規模が小さかろうと場所がどこであろうと、ビジネスの本質をとらえているのであればそれでいいと思います。
ただただスクールをやろうとしているだけではなかなか厳しい。
教授がやろうとしているビジネスが、本質をとらえていてその中で、踏み出そうとしているのが小さい小さい一歩であれば、価値のある一歩。
そこで事業プランシートでも重要で、教授のビジネスが何なのか。全員じゃなくても、多くの人々が「いいね!」となれば良いですよね。

イワイさん:
教授が初めて事業をやりたいと思ったきっかけが、
「富士通ゼネラル体育館がもったいないから何かやりたい。そこでコミュニティが生まれたらいいなぁ」という思いがあったかと思うのです。
そこで何をしようかとなったときに、ご自身の好きな「スポーツ」が出てきたかと思うのですが、私の理解だと「スポーツをしよう」は「HOW(戦術)」に当たるのではないかと思いました。「体育館を活用したい」という目的で、「スポーツをしよう」はHOWで、富士通ゼネラル体育館が使用できないとなったら、残ったのはスポーツスクールビジネスで、それを無理やり目的に当てはめようとしているから、違和感が出てきているのかと思います。
もともとの「富士通ゼネラル体育館の活用」が目的だったとすると、そっちに立ち戻るか、もしくは別の使われていない施設の活用を再度検討してみた方が、本来の教授の目的に沿っていると感じました。
更に、HOWに当たる「スポーツスクールビジネス」も本当にそれでいいのかをよく考えなおす必要があるかと思いますが、
とりあえず、再度、当初の目的に立ち返った方が突破口が見えてくるかと思います。


丸山部長:
イワイさん素晴らしいですね。
きっかけはいっぱいあっていいと思うけど、目的がどこに設定するかですよね。目的が事業プランの根幹なので、果たして何をやろうとしているのかそれが本質に当たるのですが、その思考のヒントをイワイさんが伝えてくださいました。まさに目的フェーズ、戦略フェーズ、戦術フェーズの話があったかと思いますが、他の方々もそうなのですが、いきなりHOW(戦術)に行きがちなんですよね。
細かい解釈はいろいろありますが、大きく言うとビジネスの根幹は「課題解決」である事。誰かの為になる事。
そのために何をしよう、何を提供しよう、どんな価値があるか。
目的、ターゲット(WHO)、何を(WHAT)の関係ですよね。
シンプルにここをもっと突き詰める必要があります。
それでいうと、教授のやりたいビジネスはいったい何なのか、何の課題を解決したいのかは何ですか?


教授:
それでいうと…
究極は「国の財政難を救う」という事だと思います。
自身も現在福祉の仕事をしていて感じるのですが、
現在国の財政を圧迫しているのは社会保障費の部分かと思いますが、
みんなが健康的な生活を送ることができれば、財政難も緩和できるのではないかと思うし、人々も健康的な生活を送れるし良いのではないかと思います。

丸山部長:
今の教授の事はとても素敵なことを言っているかと思いますし、
そういうことを背景として持ってくるのは100点だと思いますが…
どうして、それを書かないの?(笑)
重要なのは、それでいて教授のビジネスはどうなの?ということを考える事。今教授が話してくれたのは、「社会情勢とか世の中がとか日本がこうだよね」とかはマクロの話で、ポイントはビジネスに落とし込んだ時にそんな背景の中で課題解決としてはをもう少し照準を絞って、「自分のビジネスはここにフォーカスして課題解決しています」それは何なのか。
こういう事に困っています。という人に対して「こういうことができます」ということがあるといいですよね。その後に戦略で、更にその後で戦術に入ってきます。


チェリーさん:
自分自身もスポーツの領域でのビジネスを考えているのですが、
今お話しされたことが、色々思うところはありまして…
そもそも、富士通ゼネラル体育館を閉じるにあたって周囲の反対があった中での閉館、老朽化の問題もあるかと思いますが、万が一再開することがあったら、まずはセルフさんに話が行くかと思います。耐震の問題などあってつぶす前提なんだけど、つぶした後に何を作るかが決まっていないのですが、「別の人に貸す」というのはどう考えてもないかと思うので、そこは一旦忘れて考えられた方が良いかと思います。
神奈川県のスポーツの課題の中にも20代~40代の仕事をされている方が運動している人が少ないということが、大きな課題の一つとして挙がっている。
同じスポーツをするでもいろいろなやり方があって、イベントやるなど、そのほかにも食事など健康トータルで考えるといろいろな側面があって、場所のスクールビジネスというよりは、コミュニティビジネス。そこにスポーツがあっても良いのですが、それだけでなく食事どうしようとか、けがをしないようにメンテナンスどうしようとか様々なやるべきことがあって、コミュニティがしっかりしていれば、場所はどこでもいいかと思います。
そして、それをビジネスにしようとするとみんながこの人に教わりたいという人が先生としていないとお金を支払う意味を見いだせないかと思います。
セルフさんはもともと高津の中学校やスポーツセンターなどの指定管理をやられていて、その中でスクール事業をやられている。NPO法人なので収益関係なくであそこまで低価格でできているけど、セルフの課題は「いい指導者がいない」ということが課題なんで。これをビジネス化しようと考えると、良い指導者がいてとかじゃないと難しいかと思います。ただただ、運動をするだけだと今だとチョコザップとかもあるので。
一方アスリート側もセカンドキャリア問題はあるのですが、それなりに収入がないとそのためにわざわざ来ないですよね。教える側にもメリットがないとですよね。
その辺も含めて、問題はいろいろあって、概念は正しいかと思いますが、その中で自分が何ができるかをより絞って考えた方が良いかと思います。
後は自分だけれやろうと思わず、誰かに頼った方が良いかと思いますし、全体的にリサーチが足りないかと。

丸山部長:
富士通ゼネラル体育館がなくなったというときにここまで弱いか、という実感があったかと思いますが、ここで角度を変えた方が良いかと思います。
ここで、改めてどういうビジネスかを考える必要がありますよね。
そして、ここまでのチェリーさんや教授の思いも踏まえてジャストアイディアでもいいのですが「じゃあ、こういう風に考えたらいいんじゃない?」とか「こういう課題が身近にあるので、こういう事あるとうまくいくんじゃない?」とかのコメントがあったらどなたか言ってくれませんか?


ゆーたさん:
僕は0歳と2歳半の子供がいるのですが、「習い事を何をやらせたらいいのかなぁ」と思っていろいろ調べてみてもいるのですが、
そういう、乳幼児対象の基礎体力を鍛えられるような、体験できる機会があったらいいなぁと思います。


なぎさん:
今の聞いて思ったのですが、この地域じゃなくて私立の保育園で毎週違うスポーツを体験できる教室があって、小学校低学年とか、自分に何が向いているのかわからないという子供たちが通って、その中で自分に合ったのが見つかればそのまま教室に通うというシステムがあるんです。


丸山部長:
コンシェルジュっぽいよね!いいよね。
ビジネスの根幹はこういうところから始めるべきなんですよね。


みるねぇ:
今、海外で子供たちのスポーツも3か月スパンか6か月スパンか1年スパンとかでいろいろなスポーツをやって、筋肉バランス整えて、どれか1つのスポーツを選ぶというメソッドがはやっているらしくて、
日本での現状は、どこのスクールは長期の収益源が欲しいので年間割引とかがスキームとしてあるかと思うのですが、それを逆手にとって、もしスクールのバリエーションが設けられるのであれば、子供もおじいちゃんおばあちゃんも自分の身体的問題とか肉体バランスをみてスポーツを選べたら素敵だなあと思うのですが…

現在私が所属している、WORLD CAFEのチームCでは2月に大きな施設を借りて、様々な学びの体験できるフェスの開催を企画準備していて、
そこは、ちょっとずつ様々な学びの体験をすることで習い事のカスタマイズというか、最適化ができればいいなぁと思っています。

丸山部長:
それを提供価値に持っていけると面白いかもしれないですね。
さっきチェリーさんがおっしゃったように、一流の指導者やスポーツ選手招いてのスクールというのは一番バリュー(価値)が高いと思うのですが、それは大手がやりやすくて、つてがない個人が行うとするとなかなか難しいのかなぁと思うのですが、一方こっちの方が個人が行うときに価値を出しやすいのかなぁと思います。


チェリーさん:
現在、福祉でのお仕事をされているかと思うのですが、そこネットワークをお持ちでいらっしゃったら、そこでスクールを行ってもいいかもしれないですね。
そちら側でスモールスタートするというのも一つの方法かと。


丸山部長:
それも一つの手ではありますよね。
教授自身がこれまでやったことをアセットとして考えた時に
そこを強味として考えていくというものもあります。

今日はいろいろヒントが出たかと思うので、
今一度考えてみてください。


といったところで、この日は終了しました。

教授の壁打ちの会もかなり聴き応えありましたし、
応援者の方々からも様々な意見が出てきて、これこそ壁打ちなんだなぁと感じました。

私、シバタ自身も5歳の娘がいるのですが、
3歳から体の基礎を作ろうと始めたバレエを本人がずーっと行きたがらず、結構の頻度で泣いていたので退会し、現在娘の習い事迷子です;;
バリエーション豊富な習い事体験希望!!!

さて、今回でた意見を参考に
教授は背景を明確にしたのちに目的の再設定、そして戦略(ターゲットなど)、戦術の再構築。
といったところでしょうか…

次回の壁打ちの会も楽しみですね。

11月、12月の壁打ちのスケジュールです。

◆11月30日(木)18:30~開場
プレゼンター:#003 高橋さん②、#006 いいのさん①
https://chouseisan.com/s?h=3eddcca137ee4588aeb75074c5c2f8f5

◆12月8日(金)18:30~開場
プレゼンター:#002 増村さん②、#004 坂本さん②
https://chouseisan.com/s?h=e74911de69ee43e9a1e9cef7544e8645

◆12月15日(金)18:30~開場
プレゼンター:#002 高橋さん③、#005 中川さん②
https://chouseisan.com/s?h=5295f058466c4f3e90e495c6e1b9983c

◆12月22日(金)18:30~開場
プレゼンター:#001 高野須さん③、#006 いいのさん②
https://chouseisan.com/s?h=b665b3eb0ba44fc7b861bd471618be31

長くなりましたが、
最後までありがとうございました。

以上、副部長シバタでした~。

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