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1.26 壁打ちの会 #002 増村さん 3回目

こんにちは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA副部長のシバタです。

今回は1月26日に行われた
エントリー#002 増村かほさんの壁打ちの会 3回目の内容をご紹介します。
壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。

内容に入る前に、かほさんの前回壁打ちの会についての投稿をご覧ください。


【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】
丸山部長:
とりあえず、かほさんの場合は最初の出だしで行くとトータルサロンとしての切り口だったけど、ヨガのインストラクターやビーガンやグルテンフリーの料理家、スパイスを使ったパンを作りたい。更に施設を持つ前提で言うと、他の人ともシェアしながら施設運営していきたい。とそういった事業としてもいくつかの切り口があるなかで、またはそれらを組み合わせてトータルヘルシーサロンとして、というのが最初の出だしだったと思うんだけど、トータルの概念としては良いよねーというみんなの感覚だったのですが、ただ、切り口が多いから、具体的にはどういうビジネスなの?とかどのビジネスで稼いで行くの?みたいな意見が出て、かほさんの中でよくよく考えて、、出た結論が今日の会でビジネスモデルが少しはっきりしてきたかなというとこですよね。

かほさん:
そうですね。簡単に言うと健やかなスパイス料理を提供するイベント。です。

丸山部長:
なので、パンを提供するとか、ヨガとかはゆくゆく絡んでくるかと思うのですが、ビジネスモデルのコアとしては料理軸で、飲食店をやるというよりはイベントを中心としていく。フードイベントをやっていくというのが主軸で、ヨガとかパンとかは要所要所で絡ませていくような感じですよね。

かほさん:
過去に行ったイベントでもあるのですが、自分で作ったパンを基にフードイベントを行う、パンを主食としたワンプレーとランチとして提供して、プラス、テイクアウト用のパンも用意したりとか。。。
料理家として活動している友人もいるので、その方とコラボして、ランチの前にヨガをして「デトックスできる1日」みたいなイベントを開催しているのですが、そういうのを自分の事業としてブランドとしてやっていこうかなぁと思っています。

丸山部長:
みんなにビジネスモデルのイメージをよりクリアに持ってもらうとして、、
例えばイベント概要として、お客様の数とか、設定される単価とか、商品サービス内容とか、そういう部分で言うとどんなイメージですか?
定番のイベントとかでもいいのですが。。。

かほさん:
定番のイベントメニュー、、、
私のイベントは沢山の人を呼んで回転率上げて、利益を出すというイベントというよりは、客単価が高く設定していて、でもゆっくり、ヘルシーでおいしい料理を食べてもらうというスタンスです。
なので、単価は高くて、ドリンクも1オーダー制にしていて、お酒、ノンアルコールも含めてペアリングをしています。

スパイスをつかったおばんざいみたいな感じを意識していて、「〇〇料理」と特定できるものではなく、創作料理に近い感じで提供しています。

丸山部長:
もう少し、解像度を上げると、どれくらいの料金で、何人くらいをイメージしていますか?一人いくらくらいをイメージされていますか?

かほさん:
ランチだと、一人2,500円くらいをイメージしていて、夜だとコース料理なので6,000円~8,000円くらいですかね。

丸山部長:
今聞いた段階で感じたのが、ちょっと飲食店に近いイメージなのかなぁと思うのですが。。。
もちろん、イベントと飲食店の線引きの境界線があいまいな部分ではあるかもしれないですが。飲食店だと、拠点があって、ランチメニューとディナーメニューと毎日やって、、、といった感じだと思うのですが、
イベントって、かほさんのイメージしている何を持ってイベントなのか。。。みたいなね。
例えばなんだけど、人数もかほさんを含めた5人以下で、料理も出して終わりとかではなく、もう少し2時間とか3時間くらい少し勉強会みたいな要素もあって。。。みたいな感じなのか、、、
「イベント」って言っているからどの辺が「イベント」なのか。
それとも、「拠点を持たない不定期な飲食店」みたいなビジネスモデルなのか、
どっちを考えているのか。。。
その辺が、参加者もわかっていない感じだと思うので、どっちなのかなぁ?みたいな。

かほさん:
理想で言うと、中間的な感じで。
イベント自体は「特別感のあるイベント」にしたいのですが、参加者様には日常的に、毎回参加したいと思って欲しいなぁと思っていて、
会員制にする予定なので、「このイベントも興味ある、あのイベントも興味ある。」みたいな感じで考えてもらいたいなぁと思っています。

丸山部長:
かほさんがやりたい事の解像度をもう少し上げて欲しいんですよね。
メニューをいくつか用意するのは良いと思うんです。あとは、考え方として事業を始めるという事は、飲食店だと定休日が週に1-2日あったとして、週5~6日で営業していると思うんです。それが、1ヶ月で大体20日くらいを営業日として設けていて、そこでランチ売上だいたい5万、ディナー売上大体10万、そこから家賃があって、、、とかさ、一人でやるのか他に従業員雇うのか、食材の原価を加味して、単価いくらくらいで、残る利益が経営者のお給料。といった感じで、飲食店の場合は考えると思うんだけど、
イベントの場合はそういう考え方ではないと思うんですよ。
それで言うと、どういう収支構造になるかを考えるかも大事なポイントなんですよ。どういう風に売上が経って、そこにはどういうコストがかかって、どう利益をねん出して、そんなこんなでどうやって成り立たせるか。
その辺の解像度を自分の中で高めていく必要がある。
そこから見えてくることもあって、理想はこうだよな~とか、こうした方が良いかも、とかこうする必要性がある、とか、逆算することも必要だよね。
まぁ正解はないんだけど、正解がない中でどういうビジネスモデルにしていくのか。

かほさん:
そうですね。。。

丸山部長:
まぁそこはでは宿題ですかね。
少し話の角度は変えていくと、一貫してかほさんの目的とかやりたい事はすごくいいと思うんですよね。わかりやすいと思うし。
目的フェーズはすごくいいとして、次が戦略フェーズなんですよ。
戦略が何かというと、掲げた目的を達成するために、「誰に」「何を」提供するかを決める事なんですね。
その辺で言うと、そこら辺は今のビジネスモデルで言うと、何度も考え直した方が良くて、かほさんのブランドサービスの価値を届ける相手が誰(WHO)なのか、それでWHOが支払う対価の代わりに何を得れるのか。
それが提供価値の話で、そこがとても大事なんです。
そして、その先にあるのが手段手法の「HOW」で、「WHO」と「WHAT」が固まってきて、手段手法の届け方は「これが良いかなぁ」、「こっちの方良いんじゃない?」「これをやってもいいかもしれない」そこがいろいろ、たくさんあって良くて。それが戦術論。
かほさんの「WHO」とか「WHAT」とかいったん置いておいて、やろうとしていることは伝わりますかね?なにかご意見があれば。

かがわさん:
全然違った方向からかもしれないのですが、
1人当たり3時間くらいですかね、3時間くらいを提供時間だとして、
単価をぐっと上げて10万円くらいで考えてみてはどうかなぁと思いまして、これが、かほさんが持っている資格を3つくらい組み合わせて、その組み合わせの妙も相まって、提供価値を高めて10万円に設定する。
そう視点で言うと面白い資格はありますか?
そういう方が、焦点が定まっていいかなぁと思ったのですが。

丸山部長:
いまのかがわさんの話は、少し話が飛んでいて、手段手法なんですよね。
この場では一旦、「WHO」と「WHAT」にフォーカスしたいんですよね。

まいさん:
すごく、共感したのが、「健康志向」が蔓延してきて、健康のためにあれこれ追及して、実行して、結果、苦しくなって不健康になってしまう。「自分に合っている健康って何かな」って健康難民になっているときに、そういう人たちを救う事を目的にしているのってありだなぁ。と思います。

丸山部長:
健康というと昔からあった「身体の健康」を意識することが、現在ではもはや進行しすぎている風潮にはあるよね。ストイックだったり、制限することだったり、すごくみんなやりすぎてしてしまったり。
一方で、心の方の健康をかほさんが目的としているところは、すごく事業性として狙いとしていいなぁと思っていて。
「食べたいものを食べる」という事は心の面でも健康だったりする。
身体的の事も考えつつ、自分の食べたい物を食べる。
みたいなね。

Qさん:
自分のように年を重ねたときに「健康」に対する需要ってあると思うのですが、30~40代の女性となった時に、どれくらい需要があるものなんですか?
自分が考える健康と違っていると思っていて、健康と言ってもたぶん幅広いですよね。美容ではなくて、30~40代の女性が健康って意識するもんなんですか?

しばた:
私もターゲットの30~40代にあてはまるのですが、若干それがブームになっている感覚もあって、美しくあるための健康だけでなくて、食事を見直す健康とか、地球環境から考える健康とか…いろいろあるなぁと思います。

Qさん:
それは、単純にマスコミが騒いでるだけで合って、一人一人がそんなに考えているとは思えないんですよね。
普通に生活していて、おいしいもの食べて、ほぼほぼ満足だと思っていると思うのですが、そういうのが本当に刺さるのかなぁ・・・と・

しばた:
もしかしたら、男性、女性とで違うかもしれないですが、女性の場合はどうしても妊娠・出産とかでホルモンバランスが乱れて、メンタル面だったり、身体のマイナーな不調が出やすいくて、そこに対して敏感に感じてしまうと思うんです。そこから、食生活とか健康とか見直してみようってなった時に、かほさんのされている事業が刺さる方は多数いらっしゃるかと思います。もしかしたら、Qさんが考えられる健康とは少し違うかもしれないですね。

かほさん:
私が考えている健康が、いわゆる医学的の健康とは違っていて、なので私は健康を「ウェルネス」と言っているのですが、心も体も環境も暮らしも、ヘルシーにといったそういう健康です。

丸山部長:
健康の文脈で言うと、トレンド言うと健康はテーマなんです。
Qさんのような病気と対峙するストイックな健康、これはこれで年々みんな気を付けるようになっていて、コロナも相まって、一昔前よりは圧倒的に意識し出す人が増えた。
それでいう、もう一方の健康の文脈があって、ウェルネスもそうだけど、北欧のヒュッゲとかもそうだし、「幸福感」というマインド的な健康なものも、こちらが現代的にもトレンドではあります。
暮らしとか、心の豊かさとかを求めている時代でもありますよね。

かほさんはアプローチとしても「ビーガン」とか「グルテンフリー」とかアプローチいているけど、その他のアプローチも大事ですよね。

あとは、戦略の話になってくるんだけど、かほさんが掲げられているターゲットとして、30~40代とされているけど、ここでは年齢とか年代とかは置いておいて良いと思います。なんでかというと、自分の健康とか自分以外、動物とかも含めて健康を一番考えているのはZ世代なんですよね。
動物とか、地球環境とかも含めたことを一番考えているのって、我々世代ではなくて、若い世代なんです。
そのテーマで言うと、「30~40代」というのはチープな表現だと思います。
年齢というよりは、そういうところへの意識、感度がある層がターゲットでいいと思います。

まぁ、そういうような事を上の方から考えていったときに、かほさんの掲げる目的は崇高な考えだなぁと思います。
それがうまくいったときには、それを求めている人もいるだろうし、それを求めている人がかほさんの事業によってより幸福になっていけばいいなぁと思うんですよね。
それを具体的にどうビジネス化するかだと思うんですよね。
夢物語で終わらせないためにもしっかりとした事業にしていく作業がこれから必要だと思います。

こういうことを考えている人はいっぱいいると思うけど、それをビジネスや事業にするのは難易度が高かったりね、どうやって事業として成り立たせるかだね。


かほさん:
イベント事にすると、一応一回の売上目標は決めていて、
原価は見えているので、売上がこれくらいは行きたいなぁ、何人は呼びたいなぁというのは計算しているんですけど、
それが1回のイベントで終わると良いんですが、継続してやるとなると、安定しなくなってくるんです。
そこが、私も今どうすればいいのかなぁと思っていて、安定的な収入を得るためにはどうしていけばいいのかなぁと思っています。
ただの副業的なものであれば良いのですが、それを本業でとなった時に、どうすればいいのかなぁと思っています。

丸山部長:
うまく、ビジネスモデルなり、1ヶ月を意識して収入を得れるプランがあればいいのですが、「果たしてこれで生活できるのか?」というのはこの段階で考えた方で良くて、、、
あとは、堅実なビジネスを一旦考えてみても良いかもしれなくて。
堅実なビジネスとは既存の流通しているビジネスの事ですね。
例えば、食の場合は「飲食店」が一番堅実です。ただいろいろ大変だし、場所探しとか運営も含めてリスクもあります。
でも売り上げは立ちやすかったり、想像はつきやすいです。
立地選びとかも含めて慎重にやれば、大失敗はそんなにないと思います。
でもそれは「飲食業をやりたい人」であれば良いと思うのですが、かほさんの場合はそうではない気もしますが、
「堅実」はな話で言うとこういう堅実があります。

Qさん:
パンをつくられるのだから、それだけでも安定的にできると思うのですが…

丸山部長:
そうですね。
それも一つあります。ただ、それも、まぁ簡単ではなくて。
毎日毎日一人でパンを作って、売って…ってするのってすごく大変です。
でも堅実か、堅実じゃないかでいうと、これも堅実です。

あとは、食で言うと「料理教室」
レシピ開発とか、料理家的な活動になりますね。
あとは、ケータリングとか、総菜作ってデリバリーしますとか。
そういう人たまに見ますよね。「食」のビジネスで言うとパッと出てくるのはそういうところかもしれないですね。

一方、健康軸で言うと、
「スパイス研究家の講座」とか「プログラム」とか。
そういうメソッドがあって、それを受けると「美しくなります」とか「健康になります」とか謡えない場合もありますが。


しばた:
かほさん資格を沢山持ってらっしゃるので、講座とか「料理教室」とかすごくいい気がします。


丸山部長:
そうですね。。ただ、そこも群雄割拠で、たくさんいるので、そんなに簡単な感じではない。
まぁそんなような、ビジネスモデルも幅広く考えつつ、目的に立ち返った時に、「心と身体の健康」「暮らし」や「幸福感」をという目的を踏まえてどのようなビジネスモデルが良いのかなぁと言ったところですよね。
目的フェーズが固まったとして、
その次に戦略フェーズなのですが、ここが肝になってきていて、そこの意見を聞いてみましょう。

かなめさん:
さっきおっしゃられていた、Z世代は本当に悩んでいるというのは本当にそうで。
物心ついた時から、SNSがあって、1個発信すると何かしら炎上するというのをリアルに感じている世代で、
LINEに関しても、絵文字を付けるかつけないか、語尾をどうするかすらもすごく気にしている。人にも物にもものすごく気を使って生きている子が多いから、そういう人たちに安らぎや、「そこまで気にしなくていいんだよ」という安心感をもらえる場所というのはすごくいいなぁと思いました。
なので、そういうニーズはあるかと思います。

丸山部長:
かなめさんの話はとてもリアリティのある話ですよね。
結構生きづらい世の中ととらえている若者も多いのかね。

かなめさん:
そうだと思います。
情報が溢れすぎているからこそ、くるしくなってしまって、
でも、「そういう考え方もあるよね~」ということがわかる事で、
一つの気づきになって、楽になる場合もあります。
スパイスを作る、料理を作って触れる、そこで考え方を学んで、広がることが、メンタルの健康にも繋がりそうだなぁと。
頭でっかちで経験が足りてないからこそ、「どうしたらいいの?」ってなってる人が多いと思います。

丸山部長:
身体の健康は割と意識はしているんですか?

かなめさん:
そうですね。
割とみんな意識していると思います。
今はやりのピラティス行ってるとかジム行ってるとか、お酒控えているとか野菜とんなきゃとか、当たり前にそういう会話しますし。

丸山部長:
心の健康もみんな意識しているんですか?

かなめさん:
していると思います。

丸山部長:
むしろそっちをターゲットにした方が良いかもしれないですよね。

かほさん:
私の今来ているお客様はZ世代の子は少なくて、
30~40代の方が多いんですよね。

しばた:
価格帯的に、20代の子は難しい可能性はありますよね。

丸山部長:
グルテンフリーとかビーガンとか、そっち方面から来てくださる人が多いのでは?

かほさん:
あとは、私自身がスパイス料理が好きで食べ歩きを良くしているのですが、
スパイス料理から興味を持ってきてくださる方もいらっしゃいます。

しばた:
参考までにかなめさんに聞いてみたいのですが、
Z世代でいらっしゃって、周りの方々も健康に意識を持っていらっしゃって、そういうのを当たり前に、自然とそういう考え方が身についてる人たちが、年齢を重ねて30代40代に差し掛かった時にどういう風になる可能性がありますか?健康疲れを起こすのか…

かなめさん:
二極化しそうな気がします。
「気にしないわ」という人も出てくると思うし、
一方でなん百万とそこにお金を使っちゃう人もいると思います。

しばた:
この質問をしたのは、今はかほさんのターゲット層に入っていないZ世代の方々が、年を重ねたときにそのウェルネスやそういった思考が現存しうるのかが気になって。

かなめさん:
うーーん、、いると思います。
私が感じるのは、我々の世代は無駄にまじめだと思っていて、世の中の常識でやらない事に罪悪感。という感覚を持っている人が多くて、だから疲れちゃうので、価値観として根付いている人が多いと思います。


丸山部長:
そんなこんなでこれまで話を踏まえてどうですかね、かほさん。


かほさん:
これまでの話を聞くと。。。
私の伝えたいターゲット層にZ世代の方々も入ってくるなぁと思いました。
そうすると、提供するものの客単価を下げた方が良いのかなぁとか、、、

丸山部長:
特別に高すぎなければ、今の若い子も物の価値がわかっている子は多いと思っていて、
しかも、6000円とか7000円とか高かったとしても出す世代だと思います。

Z世代の子たちって、お金を支払う=投票の意識を持っている子が多いと思うので、価値があると感じたものに応援するという意味合いで出すと思います。
確かに、一般的に高いと若い子が買いにくくなるというのもあるのですが、単価を上げよう下げようという話から入るのではなくて、
むしろ価値の話から入って、「こういう価値をしっかり提供して届けよう」ってなった時に、それが、6000円、7000円が見合っていればいいのではないかなぁと思います。

しばた:
私自身も、アクセサリーを制作して販売しているのですが、一社だけ委託販売している会社さんがあって。
そこが、20代の学生起業家が立ちあげた「エシカルな暮らし」という雑貨屋さんで、エシカルなアイテムだけを取り扱ったお店なのですが、
エシカルなアイテムって、製作工程とか素材とかに拘っているので、一般的な相場より高くなるのですが、そこにも理解している人たちが、働いるんです。従業員もほとんど20代前半とかで、ものの価値に理解のある若い子がたくさんいらっしゃるんだなぁという印象です。

丸山部長:
しかも、かほさんのやろうとしていることは、量産してたくさんの人々に均一的なサービスを届けるというパターンではなくて、もっと少数に絞って、わかってくれる人に共感してくれる人に対して、届けるというサービスですよね。
そういう意味でも、一票一票自分に投票してもらうという感じなのかな。

どうしても、量産して多くの人にという事も、ビジネスに置いて大事かもしれないのですが、そうすると、コストの面でもどうしても競合との価格競争みたいな感じになってくるよね。
今の時代はどうしても、大手が強くなってしまうから、そこに入るとどうしても苦しくなってくるよね。

個人でやっていくとなると、かほさんがやっていることに共感しているから、それが1,000円とか2,000円くらいの差であれば、良いかなぁと思います。その代わり、その人たちに向けた食事プラスアルファで良いことをやるといいですよね。そのプラスアルファは食ではない気がしました。
主軸は食を通して、だけどいわゆる食のみの価値だけではなくて、このテーマはなぜかほさんに、7,000円、8,000円の価値をどこでつけるかだと思います。

しばた:
別視点で考えてみたときに、かほさんの場合は当初からすごく目的はしっかりしていて、そのなかで手段手法で迷いが生じているのかなぁと思うのですが。今回の話を聞いてみて、事業プランシート見ていても、数字の部分があまり入力されていない印象で、現実的に既にご自身でやられているフードイベントで1回につき売り上げがどれくらいたっていて、どれくらい利益が経って、というのはイメージがつくと思うんです。更に一回イベントを開催するにあたり、どれくらいの期間準備が必要で、そうすると月にどれくらい開催できるかのイメージも湧くと思うんです。
そういう数字があった上で、成り立つのか、成り立たないのか、他の事業をやるべきかそうじゃないのかとか、があっても良いのかもしれないとおもいました。

丸山部長:
食とか、料理を通して、ツールとして「食」は良いと思うんだけど、
多分コアなファンが10人とかいて、イベント開催すると月に2回は来る。
10人は毎回来る。広がる時は10人のうちの誰かが誰かを同じようなものを求めている人を連れてきて、11人~12人とかになる。
といったような、コアなビジネスだと思うんです。
その人たちに何の価値を提供するのかだと思うんです。
そういう人たちって、単純に「かほさんの料理っておいしいのよね」だけで来ているわけではないと思うんです。
さっきのスパイス研究家の例で言うと、講座のようなその人たちの実に何かなっていくのか、ただ講座をするのではなくて、料理家としての料理も提供していく。
スパイス研究家の講座のような要素をはらんでいて、それを一年間やるとどういう効果があるのかみんなわかっている。そういう期待があるから、それが良いよねってなるから、他では得れないかほさんの提供価値に対してお金を払う。そんな感じをやろうとしているのかなぁと思いました。
究極系だと思う。「食」の提供としては。そうすると、1万円とかで良いと思います。そうでなければ、グーっと堅実にそって、そういうコンセプトの飲食店でもやった方が良いかもしれない。
飲食店でも週に2~3日しかオープンしません。みたいなお店もあるじゃないですか。それでコンセプトがこうで、こういう人たちのこういう料理なんです。身も心も健康になりましょう。という飲食店ビジネスの方が広いというか。さっき言ってた究極系よりは、もう少し不特定多数の広がりはあると思います。

例に出すと、同じ壁打ちメンバーの高橋さんも中華なんだけど、身体にやさしい身も心も豊かになるような中華。
それに近い。それのスパイス特化版。それで会員制で、完全予約制です。という飲食店のパターン。
それか、さっきのスパイス研究家の講座じみた、パターン。
ビジネスモデルとしては全然違うんですよ。
加えて、かほさんの場合は料理や知識も加えて、ヨガとかも、参加者の方も体を動かしたり、フィジカルなアプローチもできるか否かとかも関係するのかもね。
それがやれるとすると、面白いのかもしれない。

さっき1万円を払う理由としてはすごくわかりやすいのかもしれない。
ただの料理に1万円ってなると高いなとなるんだけど、食だけじゃないんです。食の対価としての基盤はありつつも、スパイス研究家としての講座の付加価値、プラスヨガもついてるんです。みたいな。そこまでパッケージなんです。
そうすると、メチャメチャ沢山お客様が来るというわけではないと思うんです。結構思い切って、そこに申し込む感じですよね。そういうのが好きなオタク的な人が申し込む感じですよね。

まいさん:
先ほど、丸山さんがおっしゃられていた、食と講座とヨガ。で1対1のプランでもう少し高くしても良いと思うんですよね。
そうすると、イベントで大勢を集客しなくても、一対一でできたらいいかもしれないです。

丸山部長:
新しい切り口として、パーソナルという視点は面白いなぁとおもったのですが、食と講座とヨガがセットになったとして、いくらくらいのイメージですか?

まいさん:
それを、講座を受けるから、資格が取れる。6か月プラン。で15万とか。
資格が取れて、ヨガもできて、他の人にも教えれる。

かほさん:
前の会の時にもそういう意見も出て、
「月額制で」となると、お客様が来づらいんじゃないか。
みたいな意見もあって。

しばた:
前回の月額制はどちらかと「サブスク」的な感じだと思うのですが、
そうではなくて、資格を与えれて、指導者となる人を育てていくような感じですよね。

かほさん:
その辺はあまり詳しくないのですが、
資格って簡単に資格を取れる権利って取れるモノなんですか?

丸山部長:
影響力が強ければ、別にオリジナルの認定を同元の認定をするという事だと思うのですが。

かほさん:
影響力があれば、という話ですよね。

まいさん:
そこまで大きいことではなくて、まずは一対一でパーソナルな対応をされては良いのではないですか?

丸山部長:
イベントの話で言うと、パーソナルなサービスをいきなり申し込むのは難しいと思うのですが、イベントをその入り口として設定するのはありですよね。
イベントを入り口として、本チャンとしては食とか心のパーソナル会員という感じですよね。ありだと思いますね…
どうですか、かなめさん


かなめさん:
ものによると思いますが、価値がちゃんとあって、かほさんの考えとか、ストーリーとか、しっかり発信していて、キャッチ出来てそしてユーザーさんもしゃべれるくらいの感じになると、会いに行く、そして健康になる、Happy!みたいな感じだと、コースによりますが、「習い事」という立ち位置だと、10万以上とかはありだと思います。

丸山部長:
身体的にも、心的にも一石三丁みたいな、現代的なフィットネスみたいな感じですよね。ジムとヨガとマインドフルネス的な感じで、そしてさらにご飯もおいしいみたな。そういう感じですよね。

かなめさん:
一個思ったのですが、初めて見る人からすると、色々やっていると、わからないんです。わからないから知ろうとも思わず離れちゃうので、入り口はとても分かりやすい方が良いと思います。行ってみたら、「こんな体験もできた!」とか、よくよく知ると「ごはんがおいしいだけじゃなくて、メンタルにもこんなに良い」。よくよく知ってファンになった方が複合的にいろいろついてきた!的な方が、入り口もわかりやすいし後からついてくることを知ることで、満足度が上がると思います。

丸山部長:
最初に食のアプローチっていい気がします。

はい、今回はここまでですが、
かほさんの次回までの宿題は
数字の面も含めたビジネスモデルをリアルな感じで明確化することと、
あとは、ただパーソナル系なのか、食をメインとした競合の誰かをリサーチしておいた方が良いですね。
料理研究家でもいいと思うのですが、それだけではなくて、もっと複合的にされている、かほさんが目指すべきベンチマークというか。。。
その辺を宿題としてやってみてください。


といったところで、今回は終了しました。

次回のかほさんの会も楽しみですね♪

以上、
副部長シバタでした~


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