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#475 メメント・モリ

古代ローマにも、死に関して、こんな話があります。凱旋した将軍が、みなに拍手喝采で迎えられるパレードをする際、従者をつけて、必ずある言葉をささやかせたそうです。どんな言葉だと思いますか?戦争に勝った将軍が、喜びの絶頂にいるときに、必ずささやかせた言葉。それは、「メメント・モリ」( memento mori)。「死を忘れるな」という意味です。

『あした死ぬかもよ?人生最後の日に
笑って死ねる27の質問』

自分はいつか死ぬ存在であることを
忘れてはいけない。

最高潮の時が一番危ない。

物事をいつも正しく判断できる状態で
いるための戒めの言葉「メメント・モリ」。

菜根譚でも以下のように言っている。

「魚取りの網を張ると、
  大きな雁がかかる。
  カマキリが餌を取ろうしていると、
  そのカマキリを雀が狙う。
  世の中はカラクリの中にカラクリが隠され、
  異変にも異変が生じる。」

人生には3つの坂がある。
登り坂、下り坂、まさか。

生と死も紙一重。
まさかで人生は終わりにしたくない。

死を意識することは、生きることだ。

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