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#13 鈍刀を磨く

鈍刀をいくら磨いても
無駄なことだというが
何もそんなことばに
耳を借す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかもしれないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬと言いながら
磨く本人を
光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙の世界だ
だからせっせと磨くのだ

坂村真民 / 仏教詩人

自分を磨き続ける。
地道にコツコツ目の前のことをやる。
そのことが自分を高めてくれる。

刀がすまぬと言いながら
磨く本人を光るものにしてくれる

この表現がとても響きます。
刀が変わらなくても、自分が変わる。
どんな状況でも磨けば変わる。

天才には、そう誰にでもなれないが、
本物には、努力次第でなれる。

人間いつかは終わりがくる。
前進しながら終わるのだ。

このような言葉も残されています。
本物になるまで磨き続ける。
自分との約束にしたい。

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