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【インド旅行記】バラナシ(前編)

プラヤーグラージから鉄道で約3時間、バラナシに到着。バラナシには駅が2つあるんですが、これがまたややこしい。バラナシ(Varanasi)駅とバナラス(Banaras)駅。今回はBanaras駅到着。どうやら発着点がバラナシの場合はBanaras駅、バラナシが経由点の場合はVaranasi駅になるっぽい。鉄道で行く人(特にバラナシ発の電車に乗る人)はご留意下さい。

到着は夜9時半。ほんとは7時半着予定だったのですが、例によって遅延でございます。本来晩飯をバラナシで食べる予定だったのですが、閉店時間が近く急遽取りやめ。代わりにチャートを食べることに。

チャートとはインドの軽食のことで、バラナシはこのチャートが非常に有名。バラナシといえばチャート、チャートといえばバラナシって感じです。お店はKashi Chaat Bhandar。バラナシで一番名のしれたチャートの名店です。個人的には二度目の訪問。

Kashi Chaat Bhandar外観

メニューはひとえにチャートといえども種類がたくさんあります。アルーティッキー・チャート、サモサ・チャート、タマタル・チャート…etc
グラブジャムンなどのスイーツメニューも豊富です。前回はアルーティッキ(芋)を食べたので、今回はサモサ・チャートに挑戦。

サモサ・チャート(50ルピー)

サモサの上にスイートソース、チャトニー(酸味のある緑色の調味料)、コリアンダーや千切り大根など色々入っています。スプーンでサモサを潰してグズグズにし、どっぷり混ぜて食べる。いやー、これが美味いんだな〜〜。

なんせスイートソースがいい甘さを出しているので、具材はもはや何でも良き。前回のアルーティッキも今回のサモサも美味しさに差はありませんでした。周りはタマタル(トマト)チャートを注文している人が多かったので、次回はそちらを食べてみたいと思います!

その日はもう遅かったので近くのホステルで就寝し、次の日に備えます。
そして翌日。朝8時に起床し、8時半から朝食に出かけました。朝食は2軒。

一軒目はLakshmi Chai Wale。こちらもアジアハンター小林さんの著者「食べ歩くインド北・東編」を参照。チャイとバタートーストが有名なお店です。
しかしこちらかなりローカルなお店なので場所がまあ分かりづらい。Googleマップを見ながら近くを3分ぐらいウロウロしてようやく発見。店の看板はヒンディー語表記。

Lakshmi Chai Wale(路地入ったところにあります)

店内に入りスペシャルチャイとホワイトバタートーストを注文。朝早いにも関わらず店内はインド人で満パンです。そして謎に全員ベンチの上であぐらをかいています。よく分からなかったのですがとりあえず習わしに従い、同じポーズをとることに。
しばらくして料理が到着。チャイはミルク強め、バタートーストはバター強め。この濃ゆい感じが、ヒンドゥーの聖地バラナシっぽい。店の雰囲気、料理共にザ・バラナシの朝でした。

チャイ&バタートースト(60ルピー)

そして二軒目は、ラッシーの老舗Blue Lassi Shop。バラナシで一二を争うラッシーの有名店です。僕が着いた頃には、既に団体の外国人旅行客で店はいっぱい。僕は外に設置された椅子に着席。しかし外観、作り手ともにめちゃくちゃ雰囲気あります。老舗ですね〜

Blue Lassi Shop外観
ラッシーを作るおじいちゃん

そしてラッシー到着。種類は色々あるのですが、ベーシックなプレーンラッシーで。
まず一口頂くと、とろけるような口触り。ほう、かなり水分が強めですね。インドではドロッとしたラッシーが主流の中で一線を画したお味。牛乳の他にも色んな具材や調味料が入っていて、かなり手の込んだラッシーです。これは真似できない。

ラッシー(40ルピー)

朝食コースも終わり、ホテルのチェックアウトまで時間があったのでKashi Vishwanath Templeに行くことに。
こちらはバラナシを訪れるヒンドゥー教徒にとっては外せないお寺。なぜならバラナシ・ガンジス川に深く関係するシヴァ神のお寺で、ヒンドゥー教の最も神聖なお寺の一つだからです。

Kashi Vishwanath Temple

ただこのお寺、我々外国人にとっては難所でして、入場料がなんと600ルピーもとられるんです(インド人はタダ)。しかしこの辺はシバモア・ゲンにとってはお手の物。巧みにヒンディー語を操り、無愛想な態度をし、インド人になりすましてタダで入場しました(良い子はマネしないでね)。

しかしそこからが大変でした。長い行列が全く進みません。そして進めども進めどもお寺は一向に見えてきません。そして列に並ぶのは競争心の塊、インド人。我先にと言わんばかりにギュウギュウに詰めてきます。常に前後の人と体が密着し押しくら饅頭状態。あぁ、あちぃ。

結局お寺にたどり着くのに2時間かかりました。こんなに待ったのディズニーのトイ・ストーリー以来です。
ただしこちらで待ち受けているのはウッディではありません。シヴァ神の生殖器「シヴァ・リンガ」。これを一目見るためにみんな2時間並んでいるのですね。

シヴァリンガ(イメージ)

そしてシヴァリンガとご対面のとき・・・がしかしシヴァリンガの前にいる僧侶にお布施を渡すとすぐに退かされて、シヴァリンガはほぼ見えませんでした。その時間約1.5秒。マジでなんの時間やったんこれ(笑)

寺院は金色、床も白の大理石で神聖な雰囲気があって素晴らしいのですが、さすがに2時間待ちには比例していないなぁー。Kashi Vishwanath Templeに行こうかどうかお悩みの方は、上記を吟味してご検討ください。


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