見出し画像

男しか出てない映画

「憧れを超えた侍たち」を観ました。
WBCの時と同じくらいもう一度感動しました。
栗山監督のリーダーシップをみて、ビジョンを持って、伝え方にもこだわるところ。1人1人が日本代表であることに誇りを持ちプレイすることを大切にして、それがビジョン達成に繋がるんだと思いました。

以下ネタバレしています。


どういう野球で勝つか、どんな選手が必要か、を会議するところも観ることができて面白かったです。
「なんで?」と言いたいところも「それはいつわかる?ここまでには選手が欲しいな。」とか、答えやすいし感情的な発言もなく、理想的なリーダーだ!と思いました。
もうひとつ、サムライJAPANにはキャプテンがいません。キャプテンがいた方が監督は統率が取れて楽そうなのに。
代表選手が招集された時、キャプテンは作りません。と伝えた後、ダルビッシュ選手に「ごめんね。色々教えてあげてね。」と言っていました。
素敵。
なかなか言える言葉では無いと思いました。
チームの中でもベテランのダルビッシュ選手。メンタルケアやテクニックを宮城選手や佐々木選手に教えることで、選手のモチベーションも上がるだろうなぁ、と思いました。
実際、ピッチング練習や、ベンチの中の様子も観ることができてとても貴重な映像でした。

選手たちはこれまで色んな経験を積んできています。みんながずっと活躍してきたわけではなくて。色んな思いがあるんだと思いました。

私はこの映画、男性しか出てこないと思いました。
こういうことを、言うと「そういうことではないだろ。」と言われそうですが、思ってしまったことは仕方がありません。
野球人口は男性のほうが圧倒的に多いからだと思います。プロ野球は日本でも人気です。
コーチだって、スタッフだって男性。
エンドロールには女性の名前がありました。
私の息子も野球をしています。娘は野球が好きですが野球はやっていません。観るのが好き。と言っていました。
しかし、それは野球をする機会がなかった、
もしくは男性がするもの
という価値観を押し付けてしまっていたのかもしれないな、と思いました。
一緒に観ていた娘に、男の人しか出てないね、と言ったら「私も思った。」と言ってくれたことに少し安心をしました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?