エントリーシートは熱狂的な自信で差をつけろ
柴井伶太です。
3月1日の就職活動の解禁に伴って、エントリーシートの添削を頼まれることが増えました。また一方で、ウェディングに関連する企業の人事部門のご支援をさせていただいており、採用フロー設計の大詰めの段階となっている関係もあって、最近は多面的にエントリーシートについて考える機会が非常に増えました。
その中で多くのエントリーシートには「3つのナイ」が存在しているなと感じることがとても多いです。多くの方が悩んでいるポイントもだいぶ包含されるのではないでしょうか。就活関連の記事はとても多いので、詳細な説明は譲るとして、あくまでも個人的な学びのアウトプットに留めます。
①型がナイ
課題深掘りの起承転結、結論ファーストなど、ある程度新卒採用市場で良しとされる文章構成があります。論理的な文章を書く上でも必要なtipsと被るケースも多いです。ググれば出てくるので、ぜひ真似してみましょう。飛び道具的にかっこいい表現を使うのは後からでもできます。基本形を作り上げ、そして自分らしさを散りばめるイメージで構成すると良いと思います。
②(明確な)具体例がナイ
これは特に、「相手の情報」と「自分の情報」に細分化できます。相手とはエントリーする企業であり、対策としては業界分析や企業分析が挙げられるでしょう。また一方で、自分の情報は、いわずもがな自己分析によって深掘りができます。もちろんどちらもやった方がいいことには間違いありませんが、ただやっただけで終わるのではなく、定量的に、ならびに定性的に文章に落とし込みましょう。
③自信がナイ
「これで正しいんだっけ」「他の人のエピソードより弱い気がする」など、最終的なところで自信がないケースは本当によく耳にします。もちろん、エピソードの内容自体も関連しますが、全てではありません。評価者は、より抽象化した、例えば「積極性」などの項目を見ているケースがほとんどです。バイトリーダーになったこと自体が評価に繋がるのではなく、その過程や問題解決の結果から読み取れるスキルや能力が評価されているのです。正解にするのは自分自身なので、(大喜利をやっているつもりで)なんとかこじつけて、人にフィードバックをもらいましょう。
以上、多くのエントリーシートには3つのナイが蔓延していると感じていました。ただ、「①型がナイ」、「②(明確な)具体例がナイ」に関してはある程度Googleに情報が落ちているため、全く差がつきません。就活解禁から時間が経つにつれ均一化していきます。自ずと多くの場合に差が大きく開くのは、「③自信がナイ」となります。①と②を考えることによって、そして信頼できる少数の人にフィードバックをもらうことによってぜひ自信をつけてください。そして、自分自身の熱狂が相手に伝わるような文章を作成してみてください。エントリーシートを作成した経験が、その後の面接でも強く効いてきます。
Enjoy your fight!