しばいいぬ

演劇を趣味から事業に変えるための制作についてのノウハウなどを共有します。

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社会人と演劇の持続可能な付き合い方(税金編)

どうもしばいいぬです。このシリーズでは社会人としての演劇との関わり方について書いてみようと思います。 今回はサラリーマンの人向けの税金の話です。ここに書いてることを実践することで、演劇事業の頻度によりますが年間数万の節税ができます。しばいいぬの近くのサラリーマン俳優や社会人演出家に言っても、ほとんどの人がやっていない方法なので、記事化してみます。 なお、しばいいぬは税理士ではないため、実際に確定申告しようという人は自分でちゃんと調べていただけるとトラブルを避けられます。

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    • 【独自調査】4月以降の観劇、22%が差し控え、見る人も40%が事前清算せず

      どうもしばいいぬです。 3月15日から22日にかけて、新型コロナの影響下で演劇を見に行くかどうかについてTwitterの方でアンケート調査を行っており、その調査結果が出ましたのでご報告いたします。 はじめに:アンケートの目的や詳細調査目的: 現在の新型コロナ感染拡大の環境下において、4月以降の観劇を差し控える層がどの程度いるかを数量的に調査したい。 また、差し控える層や差し控えない層がどういったペルソナに属しているかを明らかにする。 調査媒体: Twitterにおいて告

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      • どうもしばいいぬです 演劇を見ているお客様に向け、covid-19の影響下で4月以降の観劇計画が変わったかのアンケートを行なっています。只今40名から協力頂いてますが、引き続きお手伝いいただけると幸いです 調査結果は今月中に報告します http://urx.space/pr9v

        • 団体プロデュース公演に関わってはいけない理由

           皆様ご無沙汰してます、しばいいぬです。  今日は東京の小演劇において横行している団体プロデュース公演の実態について考えてみたいと思います。 団体プロデュース公演とは、複数の劇団によるオムニバス公演であり、その中でも制作会社が中心となって公演を企画しているものを指します。仲の良い劇団が連携して行っていた従来のオムニバス公演とは異なり、明確に演劇制作会社によって運営されているのが特徴的です。  「演劇は基本的に儲からない」ということをしばいいぬは口すっぱく主張してきましたが

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        • 【独自調査】4月以降の観劇、22%が差し控え、見る人も40%が事前清算せず

        • どうもしばいいぬです 演劇を見ているお客様に向け、covid-19の影響下で4月以降の観劇計画が変わったかのアンケートを行なっています。只今40名から協力頂いてますが、引き続きお手伝いいただけると幸いです 調査結果は今月中に報告します http://urx.space/pr9v

        • 団体プロデュース公演に関わってはいけない理由

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        • 芝居犬夢十夜
          2本
        • 公演予算の考え方
          4本

        記事

          客席の並べ方をシミュレーションした【芝居犬 夢十夜002】

          こんなツイートを見た。 「舞台の観やすさを考えれば座席の千鳥配列はマスト。(略)劇場の心意気をチェックする大きなポイントだなぁ、と。」 このツイートのコメなどには、しかし劇場の収益性と合わせて考えるべきでは?という話が続いている。 しかし、建築的に言えば千鳥配列は必ずしも見やすさを担保するものではない、と聞いたことがある。たとえばfringe「見切れを起こさない」によれば4列目以降は千鳥配列じゃない方が良いとしている。 しかし、fringeの記事にある見えのイメージ画

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          客席の並べ方をシミュレーションした【芝居犬 夢十夜002】

          演劇を利益化する一般的方法【食いつぶされないための自衛学】

           どうもしばいいぬです。今回は演劇を利益化する一般的方法と題しまして、演劇で、ビジネスとして利益を上げる方法を19通り紹介します。  ここで紹介する方法は、長期的に演劇全体に役に立つものから、目先の利益にのみ固執した、演劇市場全体を先細りさせる投機的なやり方まで千差万別です。この記事の読者にとっての利益は2つです。 ・プロデューサーにとって、演劇を最低限利益化するための指針となること ・演劇で食い物にされないために、投機的なプレーヤーに対抗する知識を身に着けてもらうこと

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          演劇を利益化する一般的方法【食いつぶされないための自衛学】

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          稽古時間の少ない演劇【芝居犬 夢十夜001】

          こんなツイートを見た。 このツイートを発端とし、多少の議論が起きている。 文字だけで読み取れる議論は、次のようだ。見落としがあったらすいません。(かっこ)のなかの文章はしばいいぬによる注。本当のツイートはリンクを見てね。 A「インプロや朗読劇といった、稽古時間と予算を減らして行う公演が増加しているようだ。新しい世界を生み出すために挑戦することが表現なのであって、そういったマイナスな理由で行われている公演は表現とは言えないのでは?」 B「インプロは稽古が必要です。」 A「良

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          稽古時間の少ない演劇【芝居犬 夢十夜001】

          公演予算の考え方 番外:赤字について

          どうも、しばいいぬです。先日書いた「公演予算の組み方⓪超基礎編」が、非常にバズりまして、ありがたい限りです。 それについての反応のうち、演劇制作メディアの大先輩であるfringeさんから赤字の考え方について指摘があったので、それについて補足したいと思います! もしfirngeさんの「公演予算の組み方」をまだ読んでない方は、非常に細かい説明がなされているので、是非とも読んでください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忙しい人へのまとめ ・

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          公演予算の考え方 番外:赤字について

          公演予算の考え方 ①基礎編

          どうもしばいいぬです。昨日に引き続き、公演予算の組み方について書いています。今日はようやく基礎編ということで、支出の考え方と相場観について書いていきます。 ↓前回の記事↓ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【忙しい人へのまとめ】 ・演劇公演の予算は4つに分けて考える。  Aクリエイティブに対してかかるお金(出演料・演出料・デザイン料等)  B舞台上にあるものにかかるお金(劇場費・舞台費・照明オペ料等)  C作り上げから客に届けるまでにかかるお

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          公演予算の考え方 ①基礎編

          公演予算の考え方 ⓪超基礎編

          どうも、しばいいぬです。今日からしばらくの間、公演予算の組み方について書いていきたいと思います。今日は超基礎編ということで、予算についての超基本的な考え方を書いていきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 忙しい人へのまとめ ・【収入=チケット単価 × 座席数 × ステージ数 × 動員率】。動員率は5ー7割程度とする。公演予算が収入より多くなる場合、助成やクラウドファンディングを考える。 ・劇場利用料は公演予算の4分の1から3分の1程度

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          公演予算の考え方 ⓪超基礎編

          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー3/3 (申請書執筆編)

          1月13日〆切、助成金上限2,000万円の助成金事業、Tokyo Tokyo FESTIVAL に募集するにあたっての募集概要をわかりやすくまとめました。長くなったので前、中、後編に分けてます。この文章はその後編、申請書執筆編です。 ただ、思ったより長くなってしまったので、後編は明日1/6に投稿することにします。まえはこちら↓ 〇 TokyoTokyoFESTIVAL助成金申請のハウツー1/3(公募ガイドライン精読篇) 〇 TokyoTokyoFESTIVAL助成金申請のハ

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          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー3/3 (申請書執筆編)

          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー (2/3採択事例から見る傾向と対策)

          1月13日〆切、助成金上限2,000万円の助成金事業、Tokyo Tokyo FESTIVAL に募集するにあたっての募集概要をわかりやすくまとめました。長くなったので前、中、後編に分けてます。この文章はその中編、助成対象事業分析篇です。後編は明日1/5に投稿予定です。 まえはこちら↓ 今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー1/3(公募ガイドライン精読篇) 次はこちら↓ 今からでも間に合う!(いや、間に合

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          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー (2/3採択事例から見る傾向と対策)

          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー1/3(公募ガイドライン精読篇)

          1月13日〆切、助成金上限2,000万円の助成金事業、Tokyo Tokyo FESTIVAL に募集するにあたっての募集概要をわかりやすくまとめました。長くなったので前、中、後編に分けました。この文章はその前編、公募ガイドライン精読篇です。その後はどちらも明日1/4に投稿予定です。 続きはこちら↓ 今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー2/3(助成対象事業分析篇) (1/4日投稿予定) 今からでも間に合う

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          今からでも間に合う!(いや、間に合わせる)Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成金申請のハウツー1/3(公募ガイドライン精読篇)

          【現代演劇の現在地】ミロ・ラウのマニフェストについて

          現代演劇ってなんなんだろう?日本のいまの演劇を見ても、多くの人が様々なことをやっていて、何が新しい/古いのか、何が面白い/面白くないのかが全くわかりません。 2019年には新国立劇場の芸術監督、小川絵里子が「ことぜん」シリーズを企画しました。世界全体に広がる格差の拡大と、いまだ止むことのない圧政を背景に、さまざまな時代における個人と社会の関係を考え直す作品を相次いで上演しました。これについても、絶賛の意見から批判的な意見まで様々です。ですがなんで意見が分かれるのか、いまいち

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          【現代演劇の現在地】ミロ・ラウのマニフェストについて

          【超実践編】助成金申請書に死んでも書いてはいけない言葉たちとその言い換え

          いままで助成金をもらったことがない、申請したことがない人に向けて、土壇場でぜひ参照してほしい「やってはいけない」リストをまとめてみた。 〆切が近づくにつれ、切羽詰まって本音が出てしまうことがあるので、この記事を読んで最後のチェックに使っていただけたら幸いである。 なお、ここではどう書けばいいかについては一切書かないので、別の記事を参考にしてもらいたい。 このnoteは演劇を事業に使用としている人に向けて書いているが、別ジャンルの方にも参考になれば、と思う。 それでははじめ

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          【超実践編】助成金申請書に死んでも書いてはいけない言葉たちとその言い換え