以前作った帯トートバッグに、合わせてバッグインの巾着を作ってみた。 紐も同じ帯の裏地を利用して作った。 これでバッグの中身が増えてもごちゃごちゃせず見た目スッキリ。 こうして初めにシンプルな作りにしておくと、いくらでも手を加えて、自分用にカスタマイズできるのが楽しい。 出番の少ないものって、何かしら使いづらい理由があるもの。 なんでだろう?と、しばらく考えてみるとポケットがないとかちょっとした理由に気がつける。 こうして再び手を加えてあげるだけで、活躍の場も広がる
先日、叔母の見舞いに母の付き添いを兼ねて九州に出掛けた。 せっかくなので前乗りして、前日から九州入り。 母のペースを見つつ、事前の計画は立てず、現地で考えることにした。 もしどこにも行けなくても、その時に1番したいこと、それがゆっくりお茶をすることだとしたら、それを優先する。 旅には予定通りにいかないことがつきもの。 知らない土地で、土地勘もなく、移動手段も少なくわからないだらけ。 だが、それが旅の醍醐味である。 今回も沢山の小さなトラブルがあったが、そのおかげ
今日は念願の泥染め。 はじめに、染めたい布にしぼり染めのための括りの作業。 絞り終えたら、あらかじめ石灰を入れた水に布をよーく浸し、車輪梅(テーチギ)の染め液に浸す工程を3回繰り返す。 その後、泥田に素足で入り、布に泥をすり込む作業をしばらく行う。 泥田から出たら鉄を加えたボールに浸す。 これは泥の中のタンニンを鉄で定着させるために行う。 その後、色目を見ながら好みの色になるまで繰り返す。 水でよくゆすいで洗い、絞りを解いて、また洗ったら脱水。 完成品がこちら
かねてより念願の奄美大島。 早速、アダンの幹と車輪梅でしぼり染め。 幹を煮出してしばらく放置 その後車輪梅で濃淡染め。 なかなか面白いショールの出来上がり。
若い時の私は、人に優しく、自分に厳しくを掲げていた。 でも歳を重ねるに従って、それは違うなと思えてきた。 自分に優しく、自分のいい所もそうでもない所も丸ごと受け入れて、「よしよし」と、していられると、 人のことも「そうだよね〜」と想像することができるようになるのだ。 前は気合いで満身創痍になりながらも乗り切っていたことも、今では懐かしい。 その時はそうしたかったからしていただけで、誰から言われてやったのではない。 歳をとるのはいいものだ。 色んなことにこだわりも
先日、3回の講座に参加して、裂き織りを体験してきました。 糸の整経から、機ごしらえ、巻取り、そして織り。 機織りというと、パタンパタンと織るイメージですが、実はその前までの準備段階の8割がかなり大変なのです。 あとの2割くらいが織りで、ここはある意味無心になれる楽しい作業です。 もちろん複雑な柄を行う場合は別ですが。 そんな訳で、今回の体験は3人1組になって、1人60cm位を目安に織ることになりました。 時間で区切っていたので、あと何分、という感じで、かなり集中モ
前は特に興味も沸かず、流していたこと。 また、あまり好意的に思っていなかったこと。 それらにふとした瞬間から、 急に気になることがある。 そんな時はあれこれと考えずに、 とにかく小さくてもいいから何かしらアクションを起こそう。 たとえそのものに直接関係ない事でも、必ず、副産物があるから。 言わばそれは、神さまからの「こっちにいくといいよ」というお知らせだから。 動いたおかげで、そこで次なるヒントを頂けたり、素敵な人に出会わせてくれたり。 先はわからないから面白い
先日知り合いから譲り受けたハギレたち。 一枚づつ見てみると、様々な形の布。 長さや大きさも様々で、小さいものは10cm四方のものまで。 さてこれをどう生かすか…。 何が作れるのか…、頭で構想巡らす時も楽しい。 先ずは汚れを落として、綺麗に洗ってアイロンがけ。 そしてA4サイズの厚紙を基本に同じ大きさに布を切り分ける作業。 A4の縦半分や横半分など、3パターンに。 同じ大きさ同士をつなげて、反物幅につなげていく。 ここでは柄を見てバランスも考える。 ある程度つ
昨日は少しの時間で、頂きものの布をはぎ合わせてショールを作った。 作るといっても、短い布をつないで、端を折り込んで処理しただけの簡単なもの。 ありあわせの布もつなげるだけで、立派なショールに。 手縫いはひと針ひと針の作業で、手間と時間はかかるが、 それ以上にいろんな良いことがある。 先ず、リラックスできる。 そして、出来上がりも縫い目が柔らかいのでアタリが少なくて、風合いが優しくなじみもよい。 特に柔らかい木綿の布を扱えば、針の通りもよくて、縫いやすい。 せわ
留学をするなら若いうち、と考える人が多いだろうが、 私はある程度日本の社会を経験した大人になってからでもいいと思っている。 若い時に留学の夢が果たせなかったと悔やむ方がいたら、是非安心して欲しい。 そして、今目の前のことに全力投球したらよいと言いたい。 今やっていることが自分のやりたいことと一見関係ないとおもえても、全てに無駄なことは一つもないから。 私は日本で殆ど独学に近い形でスペイン語を学び、実践の場として日本人のいないメキシコの郊外の地を選んだ。 その時はた
私はノート類が好きで、文房具屋さんなどに行くと必ずノート類をながめてしまう。 特に和紙で作られた友禅の折り紙、千代紙、包装紙などを見るとうれしくなる。 先日も鳩居堂へ行き、しばらく店内を見回してみると素敵な和綴じのノートを発見。 いいお値段のものばかりで、手が出ないかった。 早速教えてくれるところを探し、体験してみることになった。 色々な綴じ方があるようだが、先ずは基本の形で2冊作成。 翌日自宅でも復習用のキットで2冊作ってみた。 完成品がこちら↓ 早速夫や母
私は48歳になりたての時、風邪やインフルエンザなど立て続けにかかった時期があった。 それまで大した病気にかかることもなく過ごしていたから、その時は少々落ち込んだ。 寝返りするのもつらく、兎にも角にも何も出来ず寝ているしかない日々。 出来ることは、図書館にリクエストしていた大量の本を夫に引き取りに行ってもらい、寝ながら本を読みあさることくらい。 そんな中考えたのは、人生後半戦をどう生きるか。 考えごとをするには、その寝たきりの日々は、時間というプレゼントを神さまが与え
ベリーダンスといえば、中東音楽。 ある日を境に急に太鼓のリズムが知りたいと思うようになった。 今までベリーダンスをやっていても、どうも中東音楽に耳馴染みがなく、面白さを感じられなかったのだ。 だが、リズムを意識し始めるようになると、聴こえ方が明らかにかわってきた。 1曲の中でも様々に変化するリズム。 是非あの太鼓を一度叩いてみたいと思い、あちこち調べてみた。 そして、ありがたいことにその1週間後にその思いが叶った。 バチは使わず、手のひらだけで楽器の部位を叩き分
ネットで注文し、届いてみると、少し色のイメージが違うなと感じる時に私がおこなう事の一つ。 それは「染める」こと。 気に入るモノがなければ、自分で作るか気に入るまで何度も手を加えてみる。 今回チャレンジしたのは、 ダンスの小道具で使うファンベール。 染め上がりはこちら↓ 寒色系で綺麗なものではあったが、半分くらいが白色で少々寂しく感じたので、水色部分にゴールドをかけて緑色から金色のグラデーションに仕上がった。 自分でもなかなかの仕上がりに満足。 ついでに、この大切
以前、譲り受けた大島の2部式の着物。 巻きスカートは単独で様々なトップスと合わせやすいのだが、上下での出番がなかった。 気に入っている柄なので、今回は2部式のトップスを別の形にリメイクをすることにした。 早速トップスをほどく作業からスタート。 ニッパーで布に穴を開けないように気をつけ、ほどき終わったら軽く手洗いして陰干し。 この日は曇り空だったのでバッチリの天候。 お洗濯にはかんかん照りは気持ち良いのだが、私のように染めや着物を干すには曇り空がありがたい。 半乾
今年、2024年にやってみたいことの一つにカゴ編みがある。 先日は早速、花屋さんで花カゴに挑戦。 今回は、丸型六つ目カゴに挑戦! 始めは少々戸惑ったが、次第に要領を掴めると作業ものってくるのが、手仕事の愉しいところ。 朝の10時から午後3時までの作業で完成したのがこちら。 綺麗な均等の六角形や、全体の丸型をキープするための力加減やしめ加減は少々難しいが、きっと二つ目、三つ目と作ればもっと上手くなるのだろう。 手仕事は、機械が作るのと違い、人間の手で生み出すのだから