泥のような

昼下がり 泥のような眠りから醒めて
あれが夢だったらよかったのに
重い身体を起こした
どうやら 
続きを生きなきゃいけないみたいだ

コップの水は ぬるくなっていた
身体に張り付くTシャツの感覚から
逃れようとして
一気に
味のない液体を喉から注ぎ込んだ

その液体が 身体に回る頃に
貴方を忘れられたならいいのに
貴方のことを願わなくて済む時間が
私に訪れたらいいのに

泥のような眠りの中で
全部終わりにできたらよかったのに


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