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定期テストの準備で学べること

中学生は期末テストを控え、部活がお休みになるテスト期間にさしかかりますね。


先日の授業では、自分で目標を立て、自分で学習計画を立ててもらいました。目標から逆算して具体的にやるべきことを考え、スケジュールに落としていきます。


私からは、点数などの具体的な目標を指定したりしませんが、前の自分よりも少し上の目標を立ててもらえるようサポートをしていきます。自己決定感を大事にしたいのです。


最近は公立中学の定期テストでも、100点満点で点数をつけず、A,B,Cで評価するところも増えているようです。定期テスト自体をなくす麹町中学校のようなところも出てきました。


私は、定期テストは、中学生活の風物詩と考えています。それ自体は問題とは思っていません。順位もつけていいと考えています。スポーツや音楽、芸術などもそうですが、自分が何に向いているかを知るきっかけの一つと思います。


しかし問題になることもあると考えます。それは、以下のような点です。

1. テストという単一の評価基準で、評価されてしまう風潮があること。
2. 管理してテスト対策をやらせるなど、やり方によっては、本人の主体性・自主性をスポイルする可能性があること。
3. テストの点数を取ることが目的となると、安易に点を取るテクニックに頼ってしまったりすることで、本質的な理解に至らないことがあること。


逆にいうと、上記のことがクリアされるなら、テストの対策をするということは、県大会のためにテニスの練習をするのと変わらないことと思います。


勉強の過程では、自己管理、目標管理、やり抜く力、集中力、思考力、記憶力、読む力、書く力などさまざまな能力がみがくことができます。


ピアノなどでも、発表会がなければモチベーションを維持するのは難しいです。定期テストは長期間続く勉強をやるためには、ちょうどいい目標と思います。


私は、どんな子でも自分のことを成長させる力は持ち合わせていると考えています。その成長意欲を活性化させ、知的好奇心を刺激することで、どんな子でも成長していけると考えています。


主体的にテスト対策に取り組み、本質的な理解が得られる方法で勉強する過程で、学び方やスキルを学んでもらえたらと思うのです。


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