⑤Shibaのエアラインパイロットになっちゃった大冒険記
ⅲ 怒涛の岩手生活の記憶
見るもの聞くものわけのわからん状況で仕事環境に慣れようと試みていましたが、岩手弁が理解できない中、コミュニケーションが取れず、後々わかったのですが、よそ者には(東京者)冷たい風習があり、かなり孤独感に悩まされました。当時は確か消費税が3%~5%に上がった時期で、まさに駆け込み需要で工場もフル回転(涙)。週6で8時から深夜2時。今ならコンプライアンスで完全アウト!!!の勤務状態でした。一番腹が立ったのは夏の猛暑の中、工場内は灼熱状態!!空調も存在感は無く、ヘロヘロ。ちょっと事務所に所要で訪れてみると、課長が空調の効いた中で、すやすやお昼寝…なにさまじゃ~~!!!!(激怒)周りに「これあかんすよね」と聞いたら、「しょうがない」。みんな見て見ぬふり…劣悪な労働環境に自分の未来を真剣に考え始めました…
ⅳ 班長さんの存在
直属の上司である班長さんは、一番接する時間が長く、四六時中一緒でした。 最初は寡黙な人でしたが、次第に会話が増え、私の生い立ちが気になりだし、打ち解けていきました。特に私は海外滞在経験があることで、その時の話を熱心に耳を傾けていきました。そしていつの間にか、上司の壁を超えてよき相談相手になっていきました。
そんなんでまず、「あのアホ課長何とかならんすか?」 と尋ねたこともありました。その答えは「うちの課、みんな糞課長にはいきどうりを感じ取る…どうにもならん」と班長さんが答えてくれました。ますます、この会社でのモチベーションが薄れていき、せっかくだからご当地の散策を楽しむことで忘れようとしました。ちなみに、気仙沼、厳美渓、中尊寺金色堂、盛岡冷麺、わんこそば、地ビール、温泉、スノボ(夏の月山)など、色々楽しむことができ、日々のストレスを忘れることに徹していきました。久々に会いたいなぁ、班長さん(涙)。
ⅴ 本採用へ…
「日々の激務に追われ、突然あの糞課長の人事異動が課内を壮絶させた!」という状況は、まるでドラマの一場面のようでした。みんなが悲しそうな顔をしている一方で、裏では歓喜に満ちているというのは、なんとも皮肉な光景でした。
新課長が赴任し、「本採用の面接をしよう」との話が持ち上がったとき、小生は自分の語学力を生かして「購買部」に行きたいと相談しましたが、課長は『大きな組織だから時間がかかるだろうと少なくとも10年….』、それで小生は超本気で自分の将来を考えるようになりました。「このままでは工場転々として生涯が終わる…そうだ、もう一度英語をしっかり勉強しよう!」と決意した瞬間でした。
そして、班長さんに別れを告げるとき、涙が出たことは感情豊かなエピソードです。苦労して仕事を教えてくれた班長に感謝の念に耐えない気持ちでした。そして、ちゃっかり冬のボーナスをもらい、短い9か月の新卒の就職期間に幕を閉じた
今日はここまでにします。
ちなみにここでのパイロットの憧れは… まずは英語しょ!!
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