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ゲノム編集トマトってどうなの?実際に家庭菜園で育ててみた!

 こんにちは!芝1400です。

 今回はニュースで話題になった

''日本初の家庭用ゲノム編集トマト''

シシリアンルージュハイギャバトマト

 の家庭菜園の方法とゲノム編集作物について書いていきたいと思います!

 

 1. ゲノム編集作物って何?

 ゲノム編集作物とはゲノム編集技術を用いて品種改良された作物です。

 ゲノム編集技術とは、人工的に生物の狙った遺伝子に変異を入れる技術のことです。

 これまでは自然界で偶然起こった突然変異を人間が見つけ出し、長い時間と労力をかけて品種改良を行っていたのに対し、このゲノム編集技術を使うことで、目的に合わせて確実に効率よく品種改良することができます!

 2. シシリアンルージュハイギャバトマトって何?

 ゲノム編集技術を使ってリラックス効果があるGABAを多く含むように品種改良されたトマト🍅のことです。GABAを含む食品といえば、下の「グリコメンタルバランスチョコレートギャバ」などが挙げられます。

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 通常のトマトの中にもGABAは少量含まれています。しかし、通常はGABAをつくるタンパク質(酵素)がGABAを作りすぎないようにブレーキを働かせています。

 水を与えないように栽培するとこのブレーキが働かなくなるため、GABAを増やすことができますが、収獲量も減り、労力もかかるため大変です。

 そこで品種改良により、このブレーキを予め壊しておくことで、栽培方法を変えずにGABAが豊富に含まれるトマトが作られるようになります。(下図)

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 従来の品種改良では偶然GABAが豊富に含まれるトマトを作れるようになるためには、長い年月と労力と運が必要でした。しかし、狙った位置に変異入れることのできるゲノム編集技術によって確実に短期間でGABAが豊富なトマトの品種改良を成功させることができました。

 また、このトマトでは栄養成分やアレルゲンや毒性物質を測定し、GABA以外に変化がないことを確認済みだそうです。そして、他の生物由来の遺伝子が残っていないことや生物多様性への影響や有害物質等の産生がないことも確認済みだそうです。

 これから実際にGABAを豊富に含むシシリアンルージュハイギャバトマトを栽培し、本当にリラックス効果が得られるのか、1日何個くらい食べればリラックスできるのかについて検証していきたいと思います!

3. 実際にベランダで栽培してみた!

 百聞は一見に如かずということで、実際に育ててみました。 

 まず、パイオニアエコサイエンス株式会社のHPから、ゲノム編集トマトを育てるモニターに応募し、トマトの苗を入手。

 苗が届く1週間くらい前に、土と苦土石灰(カルシウム)を混ぜて置いておきます。そして、今日ダンボールに入れられて苗4本とトマトの栄養セットと育て方の説明書が届きました!

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 早速苗を植える前にバケツに4L水を張り、黄色と緑色の液体肥料をスプーン1杯分入れていきます。

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 次に苗を肥料入りの水につけこみます。ポットから空気が上がってこなくなるまでらしい…。

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 プランターに苗が入るだけの穴を開け、苗の下に「微生物とその棲家」を15g入れます。

    (雨が強くて写真撮ってる暇なかった。)

   最後に苗を植え、肥料入りの水をかけて完成です!

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 これからトマトがどんな生長を見せてくれるか楽しみです!今年はもう梅雨入りしてしまったみたいですが、無事に育ってくれるのでしょうか?

 雨や曇の日以外は毎日水をあげた方がよいらしいので、頑張ろうと思います!

 ここまでご覧頂きありがとうございました!

 一緒にシシリアンルージュトマトのことを見守って頂けると幸いです。これからもトマトの生長日記を書いていけたらと思いますので、よかったらスキボタンとフォロー&拡散をお願いします!

 以上、芝1400の10回目の記事でした。

 また次の記事でお会いしましょう!ではでは。


 参考URL

 トマトdeハイギャバ−ゲノム編集トマト公式ブログ-


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