見出し画像

野外で食べるともっとおいしくなる理由

野外で食べるともっとおいしくなる理由

雨の日の公園

 焼いたパンをもって近くの公園で食べてみました。小雨で少し雷ごろごろでしたが、思い切っていってみました。

植物が屋根になって、雨がしのげました


 雨の公園は誰もおらず、雨の音がポツポツと芝や木の葉に落ちる音が響くだけです。

野外に持ち出した手づくりパン

 今日焼いたパンは、かぼちゃパンです。かぼちゃを皮ごとつぶして練り込みました。フライパンで焼いたので、ちょっと焦げ目がついていますが、ふわふわに焼けました。

秋メニューの試作中です
みどりに映えるかぼちゃちゃん🎃

おうちで食べる < 野外で食べる

 自然の家で野外炊飯の指導に入ったとき、よくこどもたちが「おうちで食べるより何倍もおいしい〜!」と言います。確かにわたしも、ずっと疑問でした。野外炊飯は、力を合わせて作ったごはんだからというのも理由のひとつにあると思いますが、自分で作った食べ物でなくても、遠足や登山で食べるお弁当やカップラーメンも野外で食べるとなぜかよりおいしく感じるのです。

 公園でひとりパンを食べてみて、野外で食べるものが何倍もおいしくなる理由のひとつに気づきました。なんと!野外での食事では、外界からの五感への刺激が少なくなり、食べ物から受けとる五感への刺激だけに集中できるのです!!

 パン生地がふわふわ!!
 かぼちゃあまい!!
 かぼちゃのかおり!!
 うすいオレンジ味かわいい!!
 パン食べながら飲むお茶って、ほっとする!!

 などなど、食事への集中力や、こころとからだの感覚が高まりました。おうちで食べる食事では、テレビを見ながら考えごとをしながら食事が多いと思います。野外での食事は、いつの間にか五感に集中した食事になり、充実感や幸福感をもたらしてくれます。たった10分の食事でかなりリラックスできました。そのうえ、いま持っている食べ物はこれしかないので、目の前にある食べ物への感謝も湧き上がってきました。すごいです、野外のパワー!

木の表皮ごつごつさんも見つけました

野外で食べてみよう!

 誰かとリラックスして食べたいとき、何も考えずひとりで食べたいときなど、こころを癒したいときはぜひ食べ物をもって野外に飛び出してみませんか。大自然ではなくても、公園のベンチや川沿いの芝生、テラスでもベランダでもいいと思います。おひさまを浴びながらのもぐもぐタイムが、いつもがんばっているあなたのこころを癒してくれます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?