出来る事を増やす?出来ないことがわかる?学校で出来る事は?

学校の先生は、子どものできるようになったを増やすことに一生懸命です。
それはもちろん大切なことなのだと思います。それが成長って感じがするしね。
そして、それと同じくらい大事なことは、できないことがわかることだと思うよ。

この話は、
視覚特別支援学校の保護者の経験

子どもが弱視だった時、まだ見えるうちにできることを探して強化して、できるようになるまで必死で努力した。と。

まるで、底のわからないプールで必死に泳ぎ続ける、泳いでいないと溺れて死んでしまうような感覚だった。と。

ある時、全く見えなくなって足を止めた時、やっと、底に足がついた気がして、もう泳ぎ続けなくてもいい、溺れない、安心した。と。

障害当事者は、そうやって普通との差を埋めよう、近づけようといつも必死なんだと気付かされたエピソードでした。

努力しても、努力しても、
力いっぱい頑張っても、
埋まらない差があって、
少しでも近づけるためだけに
毎日毎日努力する…

その差は
埋めなければいけないのかなぁ…

努力し続けるには
体力、気力が必要です。
疲れてしまう。だから、
そんな事続けられる人は少ない。

疲れって、イライラや、不安や、よく無い方のストレスに結びついてしまって、よく無いループにハマりがち。

例えたら、留学したときのような感じだろうか。元チムニータウンUSA代表のセトちゃんが言ってた。1年間の留学の時、英語が分からなすぎて、辛かったと。
セトちゃんの事を知っている人なら、ただ困って泣いていた訳じゃなくて、できることは全力でやって、それでも追いつけなかった。という事がわかる。

そんな時にセトちゃんが救われたのがダンス(彼の好きな事)それが突破光になった。と。
そして、それが仕事になってる。

好きで、やっていて楽しい、それがあると、その人らしく生きていけるんじゃないかなぁ。
頑張りたい時は頑張るし、
休みたい時は休める、
逃げたくなったら逃げられる、
そんな感じでいいって思える、
そんな居場所を作ってあげたいし、考えて、見つけてあげたいなぁ。

学校は
決まったゴールに向かう場所じゃなくて、
ゴールを一緒に考えたり、見つけたりして、
そのゴールがその子に合っているかどうか、挑戦しながら、試してみるそんな場所でいられないかなぁ。
学校は失敗するところ!
失敗していいところ、
挑戦するところだから。
挑戦して、
思った通りにならなかった、
それは実験。経験。

経験値を上げるところが学校なんです。

ね。


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