見出し画像

「ある」と「ない」:「ない」から願っても叶わない?

こんにちは。天道です。
今回は、「ある」意識と「ない」意識についてのお話です。

意識が「ない」だった頃

意識が「ある」をベースにしている場合と、「ない」をベースにしている場合。

これは、結果が大きく異なってきます。

意識の出発点が「ある」の場合と、「ない」の場合では、発想と行動が違ってくるからです。

発想と行動が違えば、結果も違って当然なのです。

私自身、「ない」意識のカタマリのような人でした。

そして、意識のベースが「ない」にあった頃は、なにをやってもうまくいきませんでした。

望みや願いも、ひとつも叶いませんでした。
というよりも、逆に望ましくないことばかりが起きました。

なんとか結果を出せたことも、ものすごく時間がかかったり。
なによりも、結果を出してもまったく幸せになれなかったのです。

なにかを「ある」にしたとしても、すぐにまた「ない」が出現する堂々巡りでした。

気功整体に見る「ある」「ない」

気功整体のクライアントさんでも、意識が「ある」にある方と「ない」にある方では、良くなり方がまったく違います。

あるお医者さんは「良くなるのは、良くなったところを見ている人ですよ」と言っていたそうですが、これは私もまったく同感です(整体は医療行為ではありませんが)。

意識が「ない」にある方は、たとえば首肩腰がつらいとして、腰のつらさがまずなくなったとします。

その場合、腰がつらかったことすらスッカリ忘れて、首肩のつらさを訴える、といったことが度々あります。

これは、「ある」より「ない」に意識がある証拠なのですね。

初回は腰がつらくて杖にすがっておいでになり、2回目の施術時には杖が要らなくなっていた方がいました。

この方は、肩のつらさがとれないから次回からはもう来ない、ということでした。

やるやらないはご本人が決めればいいことなので構わないのですが。

問題は、こうした「ない」に意識がある方は、全体の進捗がそうでない方と比べて著しく遅くなるのが常なのです。

やはり、先のお医者さんが述べているように「良くなったところ(ある)」に意識を置いている方は、格段に進捗が速いのです。

また、「良くなった身体」を活かせるのも「良くなったところ(ある)」を見る方です。

「ある」からこそ、「あれをしよう、これをしよう」という発想や行動が生まれるのです。

念のためですが、これは義務感で「あれをしよう、これをしよう」なのでなく、よろこびで「あれをしよう、これをしよう」なのです。

「ない」ばかりを見る方は、身体の状態が明らかに良好になっても、いつまで経っても「あそこが、ここが」とはじまり、再発を恐れて何も行動ができないといったことにもなります。

つまりは、せっかく身体の状態が良くなっても、その身体を活かせないことにもなるのです。

「ない」に意識があると、「ない」が実現する

「ある・ない」に意識があるとは、一時的な話ではありません。

「ある」意識もしくは「ない」意識が、その人のデフォルトになっている場合が多いのです。

「ない」意識がデフォルトになっているとしたら、どうしても発想も行動も消極的にならざるをえませんよね?

そして、結果も相応のものになっていくわけです。

スピリチュアルの世界では、「ない」に意識があると「ない」が実現するし、「ある」に意識があると「ある」が実現すると言いますが、これはその通りだと私も思います。

望んでも願っても叶わない。
それは、「ない」という欠乏から望み願うから、欠乏が実現する、というのもその通りでしょう。

一番叶ってほしい望みや願いほど叶わないとしたら、一番叶ってほしいものほど欠乏意識が(無意識に)強くはたらくからだろうと思います。

先の気功整体の例でも、「ない」に意識がある人ほど「ない」が実現していくのを私は実際に見てきました。

また、それは私自身の身に起きたことでもあります。

不平不満ばかり口にする人は、不平不満が絶えることがありません。
なぜなら、意識が「ない」にある限り、どんどん「ない」が増えてしまうのです。

人間の脳は意識にあるものをインデックスしていく習性があるそうで、このため「ない」という意識の前提の通りに「ない」を見つけてインデックスするわけです。

その結果、「やっぱりない」という経験を積み重ねていき、それが確信に変わることで、ますます「ない」を見つけようと(無意識に)するようになるのです。

結果、常に「ない、ない」と不平不満、ということにもなります。

そもそもですが、そういう人生って、楽しいでしょうか?
そして、そういう人と付き合いたいですか?

「ない、ない」では人生が楽しくなくなるし、人も寄ってきません。
結果、チャンスにも恵まれなくなるのです。

まさに「ない」の実現ですよね。

「ある」を見ると「ある」が増えていく

先の整体の例で、良くなった身体を活かせるのも「ある」に意識がある人だと書きました。

つまりは、「ある」を見ると「ある」が増えていくのですね。
これも、脳のインデックス機能ゆえなのでしょうが。

実際、私自身、意識のデフォルトが「ある」になってからは、「ある」がどんどん増えていきました。

それ以前は、ものごとを「ない」からやる、という具合に選択していたのが、「ある」からやるという選択に変わっていきました。

自分にはこれが「ある」。

だから、こういうこともできるな、ああいうこともできるな、という具合の発想と行動に変わっていったのです。

ビジネスにしても、クライアントさんにこれをやってあげられるな、こうすれば、もっとみんなをハッピーにしてあげられるな、という発想と行動です。

結果が違って当然だと思いませんか?

これは、意識が「ない」から「ある」にシフトしたからです。

発想と行動のベースは意識なので、ベースが変わることで発想と行動が変わったわけです。

これによって、当然「結果」も変わってきます。

「ない」でやると「ない」が増えていく。
「ある」でやると「ある」が増えていく。

私自身、それを実感しました。
下の記事の例なども、それです。

意識のベースが常にデフォルトとして「ある」になると、発想も行動も「ある」を前提にしたものに変わっていきますし、結果も相応のものになってきます。

意識が「ある」にある人と「ない」にある人。
たとえばチャンスに恵まれやすいのは、どちらだと思いますか?

これは、「豊かさ」は「豊かさ」にやってくるし、「乏しさ」には「乏しさ」しかやってこないということでもあります。

今回述べたことは、理屈よりもやってみる方が速いです。

「ない」には「ない」が増えるし、「ある」には「ある」が増えるのが実感できると思います。

ぜひ、楽しみながら「ある」を見つけてみてください。
ちなみに、気功整体でも、一番良くなるのは、施術を楽しみながら受けてくださる方です。

注意点

「ない」意識が根深い場合、無理に「ある」と思おうとするほど逆効果になることがあります。

たとえば、お金がないのに「ある」と思おうとしても無理なのです。

その場合、深層レベルでの「お片づけ」(手放し・アンインストール)が必要な場合があります。

心から納得できて腑に落ちる「ある」(意識)を、まずは増やしてみてください。
それだけでも違いが実感できると思います。

深層レベルの「お片づけ」も含め、いずれ電子書籍にまとめる予定です。

まとめ

  • 「ある」を見れば「ある」が増え、「ない」を見れば「ない」が増える

  • 意識が変わると発想と行動が変わり、その結果として結果が変わる

  • 「豊かさ」は「豊かさ」にやってき、「乏しさ」は「乏しさ」にやってくる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?