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27日目:戻れるのなら

フェネック文章力向上月間
Day27 タイムスリップできるとしたら


もしタイムスリップできるとしたら、高校1年生の頃に戻りたい。
あの頃はまだ学校の成績も良かった。この頃にもっとちゃんと勉強していれば、私は今頃もっといい大学に行き、なりたい仕事に就職していたかもしれない。
勉強の大切さを実感したのは就職後だ。いつだって、大事なことに気付くのは手遅れになった後だ。

中学時代に戻って、黒歴史を根こそぎ塗り替えていくのもいい。
あの頃の私は傲慢で、勉強の出来ることしか取り柄がなかった(その取り柄も県内一の進学校ではなくなるのがなんとも皮肉だ)。
あの頃のことを思い出すと、当時の私の振る舞いがあまりに酷すぎて死にたくなる。今の私なら、もっと上手くやれるだろう。


だが、よく考えてみると、親と同居していた時代は何かと抑圧されていて居心地が悪かった。
父親へのご機嫌取り等々をまた追体験すると思うと、それならタイムスリップなんてしたくないなとも思う。

それに、歴史を変えてしまったら夫とは出会えないだろう。
私は夫と出会い、ようやく安全で安心できる場所を得た。そこを失いかねないのなら、私はやはりタイムスリップはしたくない。


ここまでは過去へのタイムスリップのことばかり述べたが、未来へのタイムスリップもやはりしたくない。
未来が見えてしまうと、希望がなくなってしまってつまらない。

文句を言いつつ、結局今が一番なのだ。
つまらない回答になったが、今回はこのような形で締めくくらせてもらいたい。

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