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ごちゃ混ぜでカオスな感じの「新大久保」に行きたくなった「本」の話。

「日本でベトナム人向けのフリーペーパーを発行している韓国人?」
なんだか混乱してしまう。そういえばこの前は「日本で韓国料理屋を経営するベトナム人」にも会った。なんとも新大久保らしいのだ。

ルポ 新大久保


『ルポ 新大久保』を読んでいる。関西出身の私は東京の地理に疎く、正直に言うと新大久保を知らなかった。


数か月前、たまたまこの本の著者である室橋さんのポスト(旧ツイート)を見つけ、フォローした。

「東京の新大久保というところには、色んな国の人たちが集まっていてカオスっぽい。ガチ異国飯も食べられそう」

そんなことを考えながらネットで室橋さんの本を探し、『ルポ 新大久保』を購入した。

北関東の異界 エスニック国道354号線 絶品メシとリアル日本
ルポ コロナ禍の移民たち
ルポ 新大久保 移民最前線都市を歩く


本が届いて驚いた。
重い
分厚い
366ページ


関東に住む友人に「新大久保ってどう?」とLINEするとすぐに返事が来た。

新大久保はヤバいです。
先週仕事で行きましたが日本じゃないですね。昔はコリアンタウンな感じでしたが今ではコリアン以外に本当に多国籍な感じです!!
次回は新大久保で飲みましょう😄

旅人のび太


そして、これが目次だ。


現在、私は第2章までしか読んでいないが、この本の紹介記事を書いている。本当は第1章までにするつもりだったが気づけば第2章を読み終えていた。

なぜ第1章かと言えば「秘境に行きたい2人のポッドキャスト」にゲスト出演していたnarumiさんが言っていたからだ。


なるほど。
本を全部読んでからでなくても良いのか。
それなら書けるかも~。


ここからは、私の「ごちゃ混ぜカオスメーター」の針が大きく振れた文章を本の中から抜粋して紹介していきたい。




イスラム横丁

 界隈の中心となっている「ナスコ」の社長はインド南部出身のイスラム教徒だ。20年以上前に新大久保に進出し、ハラル食材店とレストラン、さらに上階にモスクをつくったことから、少しずつイスラム教徒が集まる街になっていった。いまでは「イスラム横丁」なんて呼ばれている。

「ナスコ」の上にモスクがあって、その界隈がイスラム横丁。行きたい!

文章はさらに続く。

 とはいえ、「ナスコ」の正面にはベトナム人留学生のたまり場「ベトナムフォー」があり、その向かいにはネパール人に人気の飲み屋「モモ」があり、中華系の美容室だのミャンマー食材店だのも点在する。 パチンコ屋の換金窓口でほくほく顔なのはネパール人だろうか。 「餃子の王将」から出てくる東南アジア系の男たち、バーベキュー・チキンにかぶりついている日本人の高校生たち。どこの国なのかさっぱりわからないごちゃ混ぜ感こそが、イスラム横丁であり、新大久保なのだ。

カオス感が満載!
絶対に行く!



「新宿八百屋」

 そしてこの店は、いつ来てもお客のほとんどが近隣住みの外国人なのだ。彼らがわいわい野菜を買い、果物を見定めている様子は、まるで東南アジアかインドあたりの生鮮市場のよう。懐かしいアジアの匂いが嬉しい。

私はアジアの市場が好きだ。特に買う物がなくてもふらふら行ってしまう。
I must go to「新宿八百屋」!

文章はさらに続く。

日本の野菜に混じって、彼らが好む南国産も売られているのも楽しい。ドリアンやマンゴーやココナツ、韓国ではチャメと呼ばれるマクワウリなど、カラフルなフルーツも並ぶし、インド系の料理に欠かせないレッドオニオンもあれば、紫キャベツのポップには「ケバブの付け合わせに!」なんて日本語で書かれている。新大久保で繁盛しているだけあって、やはりタダの八百屋ではない。

「ケバブの付け合わせに!」なんてポップのある八百屋は見たことがない!
ちなみに、本の表紙をよく見て欲しい。
左が「ナスコ」で、右が「新宿八百屋」だ。



「お父さん」

 このオフィスにいつも詰め、編集業務にあたっているのは、ティラク・マッラさん。『ネパリ・サマチャー』編集長にして、新大久保のネパール人社会では「お父さん」のような人なのである。柔和でやさしい笑顔と、訥々とした話し方には、なんだか安心させられる。
 創刊は1999年。
「はじめはね、A4の紙一枚だけだったんですよ」

20年以上前からフリーペーパーを発行をしているのは凄い。
ネパール語は全く読めないけど欲しい!


現在、私は和歌山に住んでいるが、年に数回は東京に行く用事がある。次は時間を作って新大久保を歩いてみたいと思うが、事前にあれこれ色々調べることはしたくない。Googleマップも要らない。『ルポ 新大久保』に掲載されている「新大久保MAP」があればそれで十分だ。


それではこれから第3章を読む!



最後までお読みいただきありがとうございました。
もしも「一緒に新大久保を歩きましょう」という人がいましたら、私のX(ツイッター)までご連絡ください。泣いて喜びます(^^)

【おまけ】
・ポッドキャストで旅ラジオを配信中
旅ブログ「アジアしあわせ特急」


なんとこの記事を書いている最中に室橋さんの記事が公開されました。
まだ、じっくりと読んでいませんが興味津々。
イスラム横丁の次はハモニカ横丁?
楽しすぎます。

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