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先生という敬称

先生という敬称

あん摩マッサージ指圧師も先生と呼ばれますが、今はさまざまな職種で先生と呼ばれる立場の方が増えましたね。

今は誰でも簡単に先生と呼んでいただけるようになりましたが、私が仕事を始めた時は祖父をはじめとして家族で院をやっていたこともあり孫さん、弟さん、見習いなどなど簡単に先生と呼んでいただける立場ではなかったです。

環境も大きいですが、現場に出たばかりの頃は、何より臨床での実績がない、臨床経験がない、臨床での知識もない、とないない尽くしですから致し方なしでした。

それでも患者さんをさせていただいて経験を積み重ねて実績を積み少しずつ認められていくうちにいつしか先生と呼んでいただけるようになりました。

この時は患者さんに認められたようで嬉しかったですね。

この時の嬉しさが今も私の根底にあるのは間違いありません。

先生と呼んでいただけて感謝していただけるように、常に自分に求められていることに結果を出していきたいという想いは今も昔も変わりはありません。
結果を出してこそ先生と呼んでいただける立場にいられますからね。

この出来事は私の私の根幹になっているので、今は簡単に先生と呼んでいただけるからこの嬉しさを知らないのは少し気の毒かなとも思ったりします。

人が成長していく上で誰かに認めてもらうこと、必要とされることは大切なことです。

一生懸命頑張って、できる限り努力すればその行動は相手の方に伝わるのでしょうね。

簡単になっていることのその根底にあることの意味が、ないがしろにされて見失われることがないように気をつけていきたいものです。

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