「治療後に痛みが増した」はなぜ起こる？
院長酒見のつぶやき
こんにちは！
指圧治療院 健朋堂。(けんほうどう)の酒見です
「治療受けた後もっと痛くなりました」
これは治療院あるあるのひとつかと思います
これにはいくつかのパターンがあって
それぞれ起きている現象が異なります
①施術が良くなくて症状が悪化したケース
おそらく最も多いのがこのパターンで
とにかく強揉みするような治療院で起きやすい
(実際に当院に来られた方から聞くことが多いので)
②症状が元通りになったのを
治療前より痛く感じてしまうケース
これは少ないケースだと思いますが
施術後に痛みが軽くなったけど
その後に痛みが戻ってくると
一度痛みの少ない状態を経験しているので
元の痛みレベルに戻っても
以前より痛みを強いと感じやすく
(痛みは測れないので判断が難しいですが)
③身体の動きが良くなったために痛みが増すパターン
実はこれもよくあります
施術前には
痛みをかばうような動きをしていたのが
施術後には
正常に近い動きができるようになって
それまでできなかった動きができるために
身体に負担がかかって痛みが増してしまう
①はともかくとして
②③のパターンで治療をやめてしまうと
すごくもったいない
いずれも施術後には症状が改善しているので
その方向で治療をすすめていけば
良くなる可能性が高い
にもかかわらず
痛みが増したことで(②は勘違いですが)
症状が悪化した！と心配になってしまい
病院に駆け込み
異常なしと診断され
また別の治療院に行って
のループに陥って
治療院ジプシーになってしまう
このパターンは
初回か、来院３回目までに起きやすくて
とてももったいない
ただ
これは患者さん自身が悪いわけでなくて
患者さんからしたら
実際に痛みが増しているので
元々辛かったところに
痛みが上乗せしてとんでもなく辛いのです
傾向としては
長い期間痛みを抱えている
痛みの程度が強い
よく眠れていない
こういう場合に起きやすくて
もし事前に治療家が
こういう理由で痛みが増すことがあります
と説明があったなら
ちょっぴりだけでいい
信じてしばらく治療を受けあげてください
治療家が一番悔しいのは
収入が落ちた時じゃなくて
治せるはずだった患者さんを
治してあげられなかった時なので
最後までお読みくださり
ありがとうございました
執筆者：酒見健太郎
指圧治療院 健朋堂。院長 ／ 治療家歴１６年 のべ施術人数20,000人以上 ／ 日本指圧学会2022.2023登壇「坐骨神経痛に対する指圧治療」発表
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