恩田陸「六番目の小夜子」小説って正解を探すために読むんじゃない。
よくわからないハナシなのだが読むのを止められずにいっきに読了。あとがき、岡田幸四郎の文庫本解説も面白い。読書レーダーで何人かの感想をみたら、わからないってコメントが多かったけど、何人かの人はわかろうとせずに、こんなふうに楽しんだって書いていて、ほっとした。よく思うわからないけど自分の青春に重ねたり、彼らの会話にグッときたり、卒業のところは切なくなったり。そんなふうに楽しみました。いつかまた再読したい。今回と違う楽しみかたになる気がする。 小説って、こういうことなんだと正解を探すような読みかたしなくていいんだ。