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中野量多脚本・監督「湯を沸かすほどの熱い愛」心うたれ、涙し、学んだ。

「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年)は
中野量太の脚本、監督。日本アカデミー6部など数々の受賞は当然だろう。
中野量多はたくさん撮っているが、大ヒットしたのはこの作品と、長いお別れ、浅田家、ぐらいのようだ。
でもこの作品は傑作。中野量多にとっても、宮沢りえ、にとっても素晴らしい代表作になった。
親子、夫婦、家族、病、癌、イジメ、などなどわたしたちの人生に訪れる問題をこの作品は網羅している。
それに立ち向かう宮沢りえ、オダギリジョー、子供たちの姿に、わたしたちは心うたれ、涙し、学ぶ。
宮沢りえ素晴らしい。オダギリジョーは名優、役所広司とは全く違うタイプだけど。松坂桃季も杉咲花も子役たちもみんなすごい、演技とは思えない。
いまの日本には素晴らしい監督、脚本家、俳優、映画人がいる。黒澤明も小津安二郎も見る必要はないな。現代の日本映画をもっともっと観たい。