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子どもにも権利はあるの。

どうもしいたけです。
普段は教育関係のお仕事をしています。

研修を受けたので、
アウトプットしていこうかなぁと。
よければお付き合いください。


朝の学習の時間。

皆さんの子どもの頃にありましたか。

学校によると思いますが、
朝に勉強する時間がある学校が多いです。
ドリルとかしているイメージです。

少し前にインフルエンザが流行りました。
その時にあるクラスに入り込んで、
担任代行として仕事をしていました。

担任の先生からは、

「みんな考えていると思うので、
 見守ってあげてくださいー。」

としか、聞いていませんでした。
小学2年生の子どもたちです。
もしわちゃわちゃするなら、
何かした方がいいのかなーって。
ワクワクとドキドキで半々でした。

そして、いざ教室に行ってみると。

漢字の勉強をする子。
お絵描きをずっとしている子。
将棋をしている子もいるし、
塾の宿題っぽいのをしている子もいる。

これは注意した方がいいのか…。
一瞬そう考えたのですが、
とっても学んでいて静かだったんです。

朝から一体、どうしたらいいか迷います。
しかしながら、所詮は担任代行。
一度子どもたちを見てから考えようと、
見守ることにしてみました。

久々に自分の価値観が問われるこの感じ。


誰かに迷惑をかけたの。

一度、立ち止まることができたのが、
今回の1番の学びでした。

どうしてもしいたけは、
目の前に予期せぬ出来事があると、
思考することをガッと飛び越えて、
反射的に、感情的に動いてしまいます。

子ども相手なんで、
悩んでいる暇なんてありません。
一瞬の判断ミスが大きなことになる。
すっごいトラブルになるのも経験しました。
怪我に繋がることもあるからね。

だから教師として、
反射的に動くのは大切なんですが、
でもそれが正解でない時もあります。
立ち止まることも選べる状態。
選択肢がたくさん選べる状態なのが大切です。

しばらく様子を見ていると、
夢中に何かをしている子が多い中で、
こんな子を見つけました。

その子は落ち着かない様子で、
立ったり座ったりを繰り返しながら、
最終的にはえんぴつを出して、
はむはむと噛み始めていました。

流石にこれはなぁと思って止めに行きます。

やめるように伝えていると、
まさかの周りの子に止められます。

「せんせー、A君はそれが落ち着くんだよ。」
「朝から嫌なことがあったから、
 頑張っているんだよ。」
「誰にも迷惑をかけてないし、いいでしょ。」

さて、どう切り返しますか?


ちなみにしいたけは、
あーごめんねって言って流してしまいました。
これが正解だったのかもやもやですわ。


子どもの権利条約。

朝の学習時間で起きたこと。
なんかとっても大切だなぁと思いつつ、
モヤモヤとして過ごしていました。

色んな先生に聞いてみますが、
返ってくる答えはバラバラでした。

「えんぴつはやめさした方がいいよね。」
「朝はみんな同じことから始めて、
 1日のリズムをとっていくといいよ。」
「そもそも勉強してないよねあのクラス。」
「その判断で良かったんじゃない。」
「座らせて指導した方がいいわそれ。」

先生方みんなの考えが違うので、
それぞれ思うことも違ってきます。

困った時は人に聞くように、
しいたけはしているのですが。
人によって答えが違う時に、
これがいいのかなって決めるのが、
とっても苦手なんです。

そして、研修会に赴き出会います。
子どもの権利条約ってやつに。

日本ユニセフ協会より
日本ユニセフ協会より


もちろん知ってはいたのですが、
本格的に考えたことがなかったです。
今まではどうやって教科の授業をするのか。
どうやったら授業がうまくいくのか。
その方向に意識が向いていました。

権利と聞くと言葉は強いですが、
こんなことができるとお互い良いよね。
そんな感覚を持てるといいなと思います。

研修会ではこんなことも聞きました。

学校で人権や人権教育が大切だ
ってことはわかっていたけど。

自分たちの人権が、
大切にされているとは思えなかった。
卒業した子どもとの会話

教育ってのは一方通行でなく、
子どもたちにも聞くことが大切なんだ。

そんなことをnoteに書いたのに、
日々の生活の中で忘れてしまっていた。
反省ですね。

教師も子どもも子どもたち同士も。
お互いの関係性を築いていきながら、
お互いの自由を認め合えるようにする。

そんな学校で過ごしたいなと思います。

教育に正解は無いというか、
正解はたくさんあるんだろうなぁ。

だからこそ、学んでいきたいですね。


これって自分の子どもにも言えますよね。
クラスの子だけでなく。

大人ってやつは大変ですね。
またね。