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優秀さって何なの。

どうもしいたけです。
普段は教育関係のお仕事をしています。

流行りのアレになりまして、
11月は療養していました。
ジムに行ったりnoteを書いたり、
習慣化しかけていたのに悔しいです。

ぼちぼちと再開していきます。
よければお付き合いください。


できるか・できないか。

こんなお悩み相談が最近ありました。

転校してきたあの子なんですけど、
授業中に、ずーっとぼーっとしていて…。

声をかけない限りノートも書こうとしないし、
宿題も提出してくれないし。
ほんと、どうしたら良いんでしょうね。

せめて、無視せずに何か反応してくれると
まだやりようがあるんですけどねー。

さてさて、どうしたものか。

しいたけも授業で関わるクラスなので、
先生の困り感もその子の困り感も
とってもよくわかります。
このままいっても、お互い良くないよね。

教師はどうしても、
問題を見つけると解決モードに、
無意識になってしまいがちです。
それは悪いことではないと思うんですが。

その子に意識を向ける前に、
教師自身のことにも意識をむけたいですよね。

そうやって自分を意識すると。
無意識的な習慣があるかもしれません。
嫌なことが起きると笑ってしまったり、
考える時に髭をさわってしまったりなど。
身体的な習慣があるだろうし。

それと同じように、
考え方にも自分の習慣やくせがあるんでしょう。

この場合は多分ですが、
できる・できないで子どもをみてしまっている。
…かもしれません。

その子の一部分。
質問されても黙っているってところから、
推論して何もできていないと考えている。
…かもしれません。

しいたけはその子ではないので、
実際どうなのかはわかりません。
なので、妄想することしかできませんが。

その子も頭の中でめちゃくちゃ考えていて、
それでも言葉が出ないのかもしれませんね。
あらゆる可能性から考えたいです。


のびるか・のびないか。

若い時のしいたけも、
同じようなことで悩んでいました。
できない子にどうやらせたらいいのかと。

そして、ある研修で聞いた言葉に救われます。

できる・できないで考えると、
教師も子どももしんどくなってしまう。

のびる・のびないで考えると、
どんどん褒めるところがみつかってくる。
そっちの方がハッピーじゃないですか。
俵原 正仁さん

友だちの担任の先生だったという縁で、
一緒に研修を受けて、感銘を受けます。

できないっていうのはこちらの問題なんです。
教師の考え方一つで世界が変わるのを、
この時はじめて感じました。

その子はその子なりに、
良くなりたいと思っているんですよね。
全く同じことを繰り返しているはずは
ないんです。変化があるんです。

その微妙な変化を、
昨日よりのびたねって褒めて認める。

どうやってやらせるのかじゃなくて、
どうやったらやりたくなるのかを、
考えなくちゃいけなかったんだ。

上手く伝わったかわからないけど、
今回後輩にはそんなことを伝えてみた。
一緒にまた考えていけるといいなぁ。


GRITから考える。

毎年不思議なことに、
同じようなことを子どもたちに伝えても、
劇的にのびる子ってのが出てきます。
これまでは何となくでしか、
感じていなかったのですが。

療養中に面白そうな本と出会いました。

しいたけが理解できている範囲でしか、
noteに書けなくて申し訳ないのですが。
頑張ってまとめておきます。


劇的にのびる子って、
やり抜く力がずば抜けている。
そう感じる場面が経験上多かったです。
それが言語化されたようで面白かったです。
単語の頭文字をとってGRIT(グリット)です。

Guts(ガッツ)
困難に立ち向かう「度胸」

Resilience(レジリエンス)
失敗してもあきらめずに続ける「復元力」

Initiative(イニシアチブ)
自らが目標を定め取り組む「自発性」

Tenacity(テナシティ)
最後までやり遂げる「執念」
アンジェラ・ダックワース

という具合にですね。
ざっくりいうと根性のことですね。
ただ昔ながらの精神論の話ではなく。

興味 目的 希望など
やり抜く力ってのは様々な要因に、
支えられているんですよね。
それは子どもたちだけでなく、
教師にも言えることなんじゃないのかな。

ぼちぼち今年の終わりですが、
子どもたちに4月と同じことを
伝えることができているでしょうか。

しいたけの自戒も込めて書き残します。


という訳で改めて、
1人も見捨てずに全員が課題をクリアする。

そう4月に語ったことを
明日語りなおしていきたいと思います。
またね。