くるみのフィナンシェ
小鳥遊です。
先日、富澤商店に足を運ぶ機会があり、以前から欲しかったノワゼットプードルを買いました。
そのとき、同じ棚に少し面白そうなものを見つけました。
ただ、ここでひとつ問題があります。面白そうで買ったのはいいんですが、使用例がそこまで多くないんですよね。もちろん無いことはないし、パン、マフィン、クッキー辺りはそれなりに見るんですが、ちゃんと調査して使おうと思うには少しサンプルが足りない気がします。
豆を挽いた粉は、アーモンドプードルの代わりに置き換える形で使うことができそうという感触を得ています。くるみに関しては風味も独特なので、ちゃんとフレーバーとして機能してくれそうです。ということで、とりあえずフィナンシェで感触を確かめてみたいと思います。
材料
基本的には、以前からよく作るプレーンのフィナンシェと同じです。ただし、黒糖くるみが頭をよぎったので、今回はハチミツの代わりに黒蜜を使います。
卵白 50g
グラニュー糖 40g
黒蜜 4g
バター（生地用） 55g
薄力粉 22g
くるみパウダー 18g
ベーキングパウダー 1g未満
バター（型に塗る用） 少し
ベーキングパウダーの量については、家の量りの最小目盛が1gなので許してください。参考にしたレシピ準拠だと0.3gです。
作り方
卵白、グラニュー糖、黒蜜を湯煎しながら混ぜる。卵白のコシが切れて、糖類が溶ければいい。
バターを鍋に入れて加熱する。今回は焦がさず、溶かしバターにする。
薄力粉、くるみパウダー、ベーキングパウダーを篩う。
卵白と粉類を混ぜ合わせる。
4にバターを混ぜる。
型にバターを塗り、生地を絞り入れる。
生地を30分ほど落ち着かせる。
200度のオーブンで15分焼く。
実践
概ね量って混ぜるだけなので、ダイジェスト的に画像を貼ります。
そういえば、くるみパウダーはかなり粒が大きかったです。粗目のザルで篩ったのですが、それでもザルに粒子が残って篩いきれませんでした。
生地の色が結構明るい気がします。これはバターが溶かしバターだからでしょうか？
あとは30分寝かせて、オーブンを200度で予熱、焼成するだけです。
作り方通りの焼成をしました。
実食
焼けたフィナンシェがこちらです！
焼き色が薄い気がしますが、まあまあの出来といったところでしょうか。
少し欠けている部分があるのも気になりますが、これはバターの加減ですかね？焼き色が薄いのと、おそらくバターの跡が残っていることから、型の温度が低かったのでは？というのが考察です。お菓子作りが久々すぎて、オーブンの予熱完了アラームを聞いて飛びついちゃったんですけど、きっとまだ庫内温度が低かったのかもしれません。
肝心の味ですが…。
とてもおいしいです！くるみ独特の風味がしっかり出ています。そして、生地全体で味がまとまっています。黒蜜で作ってよかったかも。これ、たぶん正解です。
ただ、強いて言うならくるみパウダーを一度ローストしてみてもいいかもしれませんね。特に別のフレーバーを入れるわけでもないので、もっとはっきり風味を出してもいいと思います。
今回は結構満足できる出来だったと思います。
反省と振り返り
全体的によくできたと思います。おおまかな反省と振り返りをしましょう。
かなりよくできたと思う。材料も特にいうことはない。黒蜜で正解だと思うが、ハチミツで試すなら、それはそれでいいと思う。余裕があるなら、塊のくるみを混ぜてもいいかも。食感にアクセントがついて楽しそう。
前述の通り、くるみパウダーを煎る選択肢は残していい。バターを焦がしバターにするのは微妙かもしれない。塊のくるみを含めて、どこまでくるみの風味を出せるか次第な気もする。
焼成については少し考える必要がある。表面はいい色なのに型に面している側の焼き色が薄いのは、本当にオーブン庫内温度が原因か？黒蜜きな粉でフィナンシェを作ったときも焼き色が薄かった気がする。黒蜜が原因か？
おわりに
今回は、興味本位で買ってみたくるみパウダーを使ってフィナンシェを焼きました。悪くなかったのではないでしょうか？おいしかったので、また挑戦したいですね。
それにしても、富澤商店に行くと面白い材料が多く見つかって困りますね。前回作った紅茶カヌレも紅茶パウダーを使ったらまた変わるのではないかとか、さつまいもパウダー、マロンパウダー、杏仁パウダーとかを焼き菓子に使ってみたら楽しいのではないかとか。
また次回立ち寄った時にでも、何か手を出してみたいものです。
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