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BAMBOO INCUBATOR/はじめての資本政策

起業家の皆さん、次の疑問に即答できますか?
「資本政策ってなに?なぜ重要なの?」 「創業株主の持株比率はどのように決めたら良い?」 「資本政策の具体的な作り方は?」 「エンジェル投資家やベンチャーキャピタルとの交渉でよく問題になる事柄は?」 「この手の話は誰に相談したらよい?」 BAMBOO INCUBATORは、スタートアップ起業家の情報格差解消を目指し、起業家、エンジェル投資家、弁護士、弁理士、会計士、税理士、司法書士及び社労士のチームで運営されている任意団体です。 今回は、資本政策を簡単に作成できるサービス「smartround」を展開する株式会社スマートラウンド代表取締役の砂川大さんをゲストにお招きし、資本政策の基本について解説いただきます。 この40分が終わったころには、資本政策の意味や具体的な作成方法について理解ができるようになっているはずです。 完全無料ランチウェビナーです。ランチ片手に世界中どこからでもお気軽にご参加ください!
登壇者紹介(50音順) 砂川大(ゲスト、株式会社スマートラウンド代表取締役):三菱商事、米国独立系VCを経て株式会社ロケーションバリューを起業し、同社をNTTドコモに売却。その後Googleマップの製品開発部長、Androidの事業統括部長を歴任。2018年に株式会社スマートラウンドを起業。一般社団法人スタートアップ協会代表理事。エンジェル投資家。
千葉直愛(弁護士):BAMBOO INCUBATOR代表。シード、アーリー段階の起業家・スタートアップ支援を得意とする。法律文書ジェネレーター「KIYAC」(キヤク)を提供する株式会社KIYACの代表取締役も務める。
堀野真名(公認会計士):「テクノロジーの力で管理部門を会社の主役に」をミッションに、スタートアップのバックオフィスDX化を支援している。MAG PARTNERS代表。


時間と持分比率


 66.7%、33.4%の議決権率を維持しながらラウンドを乗り越えていくのが原則。会社設立から将来(上場、売却)に向けて仮組みをする。
持分比率と調達額の調整をしていく。

資金調達のタイミング


 次のマイルストーンに到達するのに必要な資金を、3か月前までに調達。
マイクストーンを目標にするのは、達成時にバリュエーションが跳ね上がるから。ファイナンスは、着金して初めて完了。
 アーリーステージははやくて1か月くらい。レイターステージだと3か月以上かかることも。資金調達状況(リーマンショックなど)によっては、どうにもならないこともある。気付いたときにすぐに可能な限り資金調達を行う。

投資家の種類と特徴

エンジェル投資家
 投資経験とリファレンスを取ることが重要。反社に注意。

ベンチャーキャピタル
 自社に対して、担当者がどれだけお金より大きい価値をもたらしてくれるか。人脈など。

事業者会社
 判断が遅かったり、非合理的になったりする可能性があるので注意が必要。会社の方針によりシナジー狙い寄りとキャピタル狙い寄りに分かれる。

その他

共同創業者間の持分比率
 外からみて、その人が会社の中心人物、という人に株式を集中させる。スタートアップに精通している有名な人に株式を集めると、辞めたときに影響が大きい。

仮組みをするときの参考
 事業計画と連動させる。

バリュエーションの高低を知る方法
  シードによって変わる。蓋然性でエイヤー――ッ、もあり。足元の事業が着実な成長だと計算しやすい。

ダイリューションの基準(各ラウンドで10%から20%を覚悟)
 バリュエーションと調達額と持株比率の三角関係。どちらを優先するか。